2016年4月26日火曜日

英語を英語のまま教える授業実践と学習形態

今年から高校一年生の担当を仰せつかっています。
高校一年生に「英語を英語のまま理解する回路」を頭に作ってもらいたいと思い、オーガニックな語学学習に取り組んでもらおうと新しく始めたことがあります。

1. Oxford Essential Dictionary:以下OED(子供向け英英辞典)を使った語彙学習(ノートテイキングと継続学習:英作文へのアウトプットの下地作り+生素材へ積極的に触れさせる指導)

2. Oxford Reading Treeシリーズを使った多読授業の導入

3. 音読トレーニングノートによる音読の記録付けと家庭学習の定着(弱点発見、補強、授業へのシステマティックなフィードバック、家庭での音声学習の橋渡し)※これは実は5年前の中3と高1の2年間で既に効果を実証済みで、さらに補強を重ねて導入。

1~3の中で、3に関しては過去にやったことがあって効果があったことを再度補強して導入、1、2は完全に今までにやったことがない取り組みです。

授業が4月からスタートしてわずか3週間、子供達は恐ろしいほど変貌を遂げており、こちらの方が驚いています。

ノートへの取り組みが素晴らしい。特に英語を苦手としているであろう男子生徒のノートへの積極的かつ自発的な学習の取り組みが著しく向上しています。

また、OEDの取り組みで、アレルギーを示す生徒がいるどころか、これならば続けられそう、といった嬉しい声を多数耳にします。

これからGWを経て、学習はさらに進んでいくわけですが、授業でやっているのは以下のことです。何も特別なことはしていません。
【授業でやっている活動】
★帯活動(毎回必ずやるルーティーンワーク)
・スモールトーク(教師と生徒との英語のトーク)
・キクタンを使ったトレーニング(ペア)
・キクタンの絵を用いたスモールトーク
・キクタンの単語トレーニング(ペア)
・OEDを使ったスモールトークドリル
・歌や読み聞かせは適宜。生徒の様子を見ながら。

★ボディ:本時(その授業)の活動
・教科書の英文の立体構造トランスクリプトをざっくり解説
・和訳を読んで、友達に説明するペア活動
・セクションごとに英文をCDに合わせて音読
・シャドーイングはかなり音読をやり込んでからやらせる。
・音読は目的ごとに生徒の習熟度合を見ながら「塊ごと」「音のみ意識」「和訳見ながら(これは高度)」などをその都度変えて行う。

この2つを組み合わせてやっています。できるだけ生徒に話をしたり、考えたりする時間をあげて授業を進めていっています。

子供達の様子を見ながらその場のさじ加減で、盛り上がりそうにないこと、面白くなさそうなものはバッサリと捨てます。

作り込んでいくとその場の生徒の様子を軽視してしまうので、生徒達の様子をその都度見ながら活動を微妙にずらして変えていきます。

生徒達は生き生きしています。OEDの活動をしている時、あるいはキクタンの単語帳の絵を見ながらスモールトークをしている時、とても嬉しそうに友達と英語で語り合います。

僕は基本的にall in English形式をとりつつ、生徒達の様子を見ながら、日本語を混ぜ、また英語に戻り、としながら授業を進めていきます。

もっと生徒に英語で話をして欲しいのですが、今は中一レベルの英語を使って、どんどん物を説明させたり、身の回りのことを英語で言わせたりして、英語を話すハードルをどんどん低くして、とにかく英語で話してもらう、というトレーニングを繰り返しています。

ハードルの下げ方や、発話の工夫などについては、ネイティブの専任教諭であるマイケルと毎日相談をしながら、ヒントやアイディアを戴いています。

また、多読指導に関しては、去年から仲間になった多読の先生方にたくさんのご指導を頂きながら、毎週1コマ50分(実際は延長して60分くらいやっていますが)を、生徒たちにたっぷり楽しんで英語の本の読書に取り組んでもらっています。

僕の説明はここまでです。あとは生徒たちの音読トレーニングノートとOEDの書き取りノートの画像を載せますので、実際に生徒たちの学習を見ていただければ、と思います。

今年の子供達、本当に素直でかわいいです。穿つた見方をしたり、斜に構えている子供が一人もいない。毎回授業に行っていて、忘れていたような温もりを取り戻しているような気持ちで、毎時間の授業を終えて職員室に帰ってきます。

子供達のノートをぜひご覧ください。素敵な気づきや発見、自らが進んで取り組んでいる様子を見ていただければ、と思います。
英語が決して得意だとは言えない生徒達が、こんなに前のめりになって英語に夢中になっている姿を見る幸せ、英語を教えていて、これほどの喜びがあるでしょうか。

OEDを使った課題のプリント

キクタンリーディングを使ったスモールトーク

ORTを楽しんで読む生徒

ORTをレベル別に小分け

OEDを使ったスモールトーク

子供達は多読、好きみたいです^^

英語を英語のままわかる回路の発見

授業でやったことから発見したこと

キクタンリーディングの単語トレーニング

文法の授業とのリンク。子供自らが気づく素晴らしさ。

楽しんで勉強している様子が伝わります。 

丁寧にノートをまとめていた生徒。

絵を描いて単語を覚える効果を即実践した生徒。


この子のノートには気づきや発見がたくさん^^

授業をやったことを家庭でやってみて実感したこと^^

同日通訳トレーニングの効果を実感^^

マスいっぱいにコメントを書いた情熱的な生徒

こういう言葉から生徒は自ら発見をしていくんだと思います。

英語を英語のまま回路の発見

キクタンマジックを実感した生徒のコメント
ではまた^^


2016年4月21日木曜日

やらない「善」より、やる「偽善」

新しい年度がスタートし、いろいろと始めたこともあります。

「多読授業」がその一つ、もう一つは「スカイプ講座」の改定です。

今年から待望の「多読授業」がスタートしました。本当にうれしくてたまらない。この日を待ち望んでいました。


この本は「イギリスの小学校教科書で学ぶ英語」という本の一節です。夏目漱石が「多読」について言及している箇所が引用されています。「受験」という物差しだけで「語学学習」を見ていると、この文脈を理解するのは難しいと思います。


多読の授業は生徒たちにOxford Reading Treeという絵本のシリーズを読ませる活動をする授業です。

生徒たちのところを一人一人忙しく回り、生徒とマンツーマンで読み聞かせをページごとにしたり、わからないところはないか、発音はわかるか、などの個別相談を英語でして、生徒一人一人との英語のやり取りの連続で、50分の授業があっという間に過ぎていきます。気がつけば授業が終わっている感じです。

生徒たちは自分が手に取った本を音読しながら、読み終わったら記録ノートのプリントにコメントとrating(5段階評価)をつけていきます。評価とは、面白かったか、面白くなかったか、という点です。

この授業には点数もテストも評価もありません。ですから、一人一人が自分の活動にcommitしないと、達成が得られないのです。

生徒が自立するのを精一杯支援しながら50分を終える、と云った状態で、新任教師の頃に戻ったような気持ちで多読授業をしています。

ですが、授業の帯で生徒に英語で授業の趣旨を説明する際の生徒たちの真剣な眼差しや、英語そのものを理解したい、使いたいという生徒の静かな思いを感じました。



検定教科書の英文について。文法的に正しい、と日本人が勝手に信じ込んでいる英文は、実はネイティブにとっては全くナンセンスである、ということが書かれてありました。間違いだらけで英語として不自然な例文ばかりが載っているベストセラー単語帳の例文を思い出していました。

 問題を解いたり、テストを受けたりすることに、生徒はうんざりしているんじゃないか、と僕は感じました。もっと初期の段階で、たくさん生の本物の英語を吸収し、たくさんの生の英語に触れて18歳を迎えたら、受験勉強なんて、もっともっと楽に過ごせるんじゃないか、と思いますし、大学に入ってからも、社会人になってからも、英語を楽しんで続けていけるモチベーションが得られるんじゃないか、と僕は改めて思わされました。

2つ目。「ウェブ講座の改定」。2時間やっていた講座を1時間に短縮することにしました。
参加者の皆さんの集中度は増し、内容も整理され、とてもすっきりとした講座に生まれ変わりました。9ヶ月続けてきて、この講座も安定してきました。英語を楽しんで使いながら、毎週少しずつ新たな視点を皆さんとシェアできれば、と思っています。

そして、予期せず始めたこと、3つ目があります。

不幸にも九州では大きな地震があり、特に熊本、大分を中心に被災された多くの方々がいらっしゃいます。

生徒たちが届けてくれたたくさんの支援物資。卒業生もたくさん駆けつけてくれました。
熊本や大分出身の大切な親友がいます。また、在住の仲間も数多くいます。ですから、何かせずにはいられませんで、個人的にfacebookで呼びかけをし、物資の調達(福岡市に輸送を委ねます)と支援金の呼びかけ(支援金ボックスに入れます)、を毎日することにしました。
車の後部座席にパンパンに詰まった支援物資です。

個人的にしていることですが、実際に動いていると、自分の方がこの活動を通して、多くのことを学ばされていることに気づきます。

人のため、と思っていることでも、実はその行為を通して、多くのことを逆に学ばされている、という大切なことを、僕はこの活動を通して学びました。

気付かないことがたくさんある。

大切なことは、暁の会の活動、学校の仕事、災害支援、どれ一つにも言えることですが、「続けること」だと思っています。

息長く、自分に出来る範囲のことを続けていきたいと思っています。

東北の震災支援もまだ不十分だと聞いています。
東北の地でも、暁の会を開けないか、事務局で相談しようと思っています。できることを、とにかくやりたいです。

ではまた^^


2016年4月14日木曜日

#備忘録

自分の過去のやり方を振り返って、毎年いろいろに考えていくと、授業で気づくことは案外多いものでして、それを今年はある程度記録していきながら、考える材料にしたいと思っています。

去年は指導案作りをやっていましたが、煩雑になると、書きたくなくなって途中でやめてしまうので、気づきがある程度得られた状態を繰り返し記録していく方が有益か、と思い直し、記録をつけることにしました。

新しい学年は高校一年生。高校一年生や中学一年生を受け持つときには、その年にどういう3年間になるかが決まってしまうので、とても重要な一年となります。

一生懸命に奔走して、出来る限りマメに働かないといけない。それが新入生を受け持つ者の使命だと思っています。
授業の中で、計画からずれたことを瞬時に修正を掛け、その時の生徒達の顔つきや場の状況、空気を見極めながら、調整しつつ、授業を進めていっています。

生徒に無思考のまま50分終えるような授業をしたくないと思い直し、生徒が考えたり、アイディアをシェアする時間をより多く持てるように、と、日々考えを巡らせるようにしています。

授業の進行やカリキュラム、シラバスについては、かなりの自由を学校から許されていますので、生徒達が活き活きしながら授業の中で英語を使い、英語に慣れ親しんでいけるように、サポートを惜しまないつもりです。

英語で単語を導入したり、説明をしたりするとき、生徒達は一生懸命に聴きます。恐らく僕は、彼らの知らない単語も使って話をしたりしているんだと思いますが、彼らは真剣なまなざしで、一生懸命に聞き、僕が何を伝えようとしているのかを理解しようとしてくれます。

授業の中で、生徒が多くの事を感じ、友達と共有しながら、考える癖をつけ、英語のトレーニングで英語の持ち駒を増やし、インプットとアウトプットの両面から、英語力を高めていって欲しいと思っています。

こんな感じの備忘録は、気づいたときに、その都度書こうと思っています。
授業開始2回目(2016/04/14木) 

《授業の中身について》

all in Englishで全編を通す。 *歌は楽しんで歌う。

*「キクタン」は読みの練習を英語で指示し、英語でQ&Aセッション。反意語やいろいろな単語について英語で説明し、考えさせる。

*教科書の扱い方を今年から変える。

→以前までは、英語TRを基礎としていたので、生徒に初めから和訳を渡し、和訳を読ませ、ストーリーの中身を全部把握させた後、徹底してトレーニングをしていた。

今年から、まずレッスンのeasy versionのプリントを配って読ませ、その内容を友達と話させる。1回目は日本語で、2回目は英語で。その後、内容把握のプリントなどで確認をした後、自分でストーリーを言う(reproduction)活動を英語で入れていく。

《記録》

★自分では気づいていなかったけれど、本文の中身を予測させ、読ませていく事により、生徒に内容を自分で想像させる作業をこれまでの授業で入れたことは一度もなかった。今年は生徒に「考える」「自分で創る」「友達とシェアする」をテーマに授業をしていきたいので、授業中に積極的に生徒に考えさせたい。

★去年、長崎大での実践発表で、細川先生が教科書の使い方についてと授業の進め方についてのガイダンスを示して下さった。更に、ICUでの研修で、教科書レッスン内タスクの内容を検証し、なぜそのタスクを生徒にさせるのか、という事について、示唆が得られたので、それを実践するようにした。

★生徒達には極力、「答えを言わない」姿勢を徹底し、自分で考え、想像し、友達と情報を共有していく中で、頭の中にイメージを作っていく作業を繰り返させた。自分の頭の中に出来たイメージと、実際に書かれてある内容を、活動によって一致させていきながら、英語を英語のまま理解していく回路を生徒達の脳に作っていきたい。

★生徒に語りかける時、「自分は小さな子供に英語で説明をしている」という気持ちを持って英語を話すように心がける。難しい単語や言い回しを絶対に使わない。また、ゆっくり間を置きながら話す。そして、一度言ったことでも、何度も何度もその場で繰り返し、繰り返し伝えることにより、彼らの頭と耳を英語に慣れさせ、日本語を介さなくても、英語のまま話や場のコンテクストを理解できる感覚を身につけさせるのが狙いである。

★「お話の内容を想像させる」→「友達と情報をシェア」→「教師によるガイダンス」→「自分の英語で再構築(各パートごと)」→「音読トレーニング」(全体でなくとも良いし、あるいは教科書全部をトレーニングする必要もない。適宜、必要に応じて、音読トレーニングを入れれば良い。)→「英文要約」→「内容チェック」、の順でレッスンを終える事を目標にしたい。


★自分が文法項目をどうしても説明したくなるかもしれないけれど、Com.1の目的やテーマは、コミュニケーションと読解力、内容把握、アウトプットなどだと思うので、文法説明を極力最小限に止めるように我慢する。


この備忘録は気長に気ままに、継続していきます^^;

2016年4月6日水曜日

良い単語帳について

大切なsoul mates達との大好きなお酒を飲んだ思い出。神保町の素敵な老舗居酒屋で飲んだ時の写真です。大いに壮語快談と相成りました。教養があり、進取の気鋭に満ち溢れた人たちのとの時間は特別なものとなります。

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
新しい学期がいよいよスタートします。話し合いの1回目が終わり、いよいよ授業へ向けた気持ちが高まってきました。とてもワクワクさせられます。

新しく出会う子供達、どんな子供達なんだろう。
仲良くして、絆を深くして、子供達と良いものを作っていけたら、と思っています。サァ、頑張ろう^^

新しい学年で使う単語帳は、キクタンリーディングのBasic4000です。


この単語帳の素晴らしさは先日もブログに書いた通り。

使い方を同僚と話し合いました。今までの経験や方法などをみんなでシェアし、子供達にとって最良の方法を考えています。

新しく単語帳をする時、子供達はうんざりさせられたくないはずです。子供達をがっかりさせたくないので、この単語帳をしっかりとやり込み、しゃぶり尽くすように使い倒して子供達の語彙力アップを手伝ってあげたいと思っています。

単語はまずは音、そして意味、そして刷込み、そして一体化です。これは単語に限らず、構文、文章で出てきても同じやり方を通じて身につけていくのが効果的です。

語彙は瞬時に意味も綴りも出てくるのが良いです。ただし、学校の単語テストだけで本当に単語力が万全であるか、否かは、自分で英語のトレーニングをやっていればすぐに分かります。

言葉は、触れたり、使ったりすることで自分に身についていきます。読んだり聞いたりする時に触れる語彙は認識語彙、すなわち触れた時に意味が分かる語彙で、書いたり話したりする時に使える語彙のことは運用語彙として僕は捉えています。

子供が幼子の時から言葉を覚える際、まずは認識語彙として言葉を獲得しながら、認識した語彙を脳に集積し、その後、それを使う人に倣って真似をしながら、自分が使える言葉として、認識語彙を運用語彙に緩やかに変換していきます。

子供の頃、国語の時間にやらされた漢字ドリルを思い出してみてください。毎週、国語の時間に漢字テストがありますが、あの活動を通して身につけた語彙で、大人になった時に使える語彙が一体どれくらいあるか、ということについて、私たちはしばし考えをどこかに置き忘れてしまっています。

国語の漢字テストで覚えた漢字は、実際にそれが使われている文章を読んだり、人が話しているのを聞いたりしながらなれ親しみ、実際に自分で作文や小論文、さらには小難しい会話なんかをしている時に、ものの喩えとして、あるいは物事を説明したりする時に使ったりする度に、自分の語彙として定着していくんです。

英語の単語もこれと基本的には同じ道を辿るのが最適かつ最良の語彙獲得法なのではないのか、と僕は自分の長いトレーニング経験から深く実感しています。

見出し語1個ずつが載っていて、例文がチャチな単語帳を、僕はもうこの先2度と買うことはないと思います。それは、そんな単語帳を使っても、いつまで経っても幅広い運用力と、言葉の持つ弾力性や伸びやかで豊かな表現を可能にする語彙運用力は身につかないからです。

長く生の英語に触れていると、英文を見たときに、瞬時に分かることがあります。それは、その英文を書いた人が、母語を英語としているか、または、文法や単語の知識だけを勉強して、その知見のみを駆使し、文法の正しい規則だけに則って英文を書いているか、という点です。これは経験則なのでなんとも言えませんが、英文が不自然なものは、読んでいると気持ちが悪くなるんです。何故なら、ネイティブは絶対にそんな言い方はしないからです。それを直感レベルで知覚できるようになると、そういうヘンテコリンな英文を覚えたり読んだりすることが苦痛でたまらなくなります。

フランス語は、文法の規則に則って文章を編めば、美しいフランス語になる言語ですが、英語は文法的にいかに正しくとも、ナンセンスで運用不能な英文は、いつまで読んでも不自然です。

世の中で数多くの単語帳が出版されています。僕は、数十種類の単語帳を自分でトレーニングして潰して、あらゆるタイプの単語帳を実際に使ってみました。その経験則を元に総合的に判断した結果、上記のような点に気づくことができました。

受験英語を指導している時には、答案が正解になるよう、文法的に合っていさえすれば、ネイティブが絶対に使わないような表現でも書いて良いのだ、と指導する向きがありますが、僕はそんな考えは、語学を教える指導としては絶対に間違っていると思います。

言葉の持つ伸びやかさや豊かさを愚弄している。僕はもう、そんな指導を子供達にしたくはありませんし、それは言葉を教える資格がないのだ、と思います。単語は機械的に修練のように覚えるのが一等良い法だと子供達に教え込むのは間違いです。

もし自分の息子たちの先生がそんな人だったら、と想像すると、ゾッとします。そんな先生に教わる子供達がかわいそうだと思うからです。
早稲田駅前の漱石という素敵なお店で楽しく快談した思い出。

子供達には言葉の持つ素晴らしさを知っている人に教えてもらいたい。言葉の持つ豊かさに敬意を払い、普段からたくさんの書物を読み、多くの言葉に触れ、古典を尊び、母国語や外国語に豊かに通じている先生に教えてもらいたい。そんな風に思っています。

受験で点数が取れ、確実に合格に導いてくれる先生よりも、そんな小手先でチャチなテクニックを教えてくれる人よりも、子供達と文章を読んでいる時に、声を詰まらせ涙を流したり、楽しい小噺や古典の妙に笑顔で喜びながら話聞かせてくれる先生に習った方が、子供達の感性は豊かに、伸びやかに拓かれ、大人になった時に見るものへの愛情や感受性が、より深い階層へ入り込んでいけると想像されるからです。

そういう観点から考えて、キクタンリーディングはとても良い単語帳です。例文はどれも自然で、ネイティブが自然に使う表現だけが載っています。子供達にたくさんの良質の英文に触れてもらうことができる。それをどんどん覚えていって欲しいですね。

何よりも、単語の勉強を楽しくやってもらいたい。苦行のような気持ちで取り組んでは何もなりませんからね。

教師になって20年が経ちます。「北風と太陽」のお話で喩えるなら、僕はこれまでの半分以上を、太陽のような温かく懐の大きな先生を標榜していたはずなのに、北風のような先生として過ごしてきた側面があり、大きく反省しています。

退職まで健康に勤めたとしても、残された時間はもうあまりありません。残りの教職人生は、太陽のような、愛情が溢れて温かい先生になりたい。そんな先生で居たい。そう願っています。

そんな先生になれるよう、指導法、使用する教材、子供達と作る授業、子供達に語りかける言葉にも注意をしていきたい。

長くなりました。

新しい学年の子供達の授業、無機質なものではない、良質で素晴らしい英語にできるだけたくさん触れさせてあげたい、と心から希求し、日々の勉強を怠らずに頑張っていきたいと思っています。

ではまた^^


2016年4月4日月曜日

"La-di-da!"


暁の会を立ち上げて1年が経ちました。

京都のリーダーであり、親友の西山哲郎くんとは、暁の会立ち上げから、ほぼ毎日欠かさずメールのやり取りをしています。

内容は、といえば、何のことはない、取り留めもないことを、ああでもない、こうでもない、と言い合うばかりなのですが、やり取りの8割型を占めるのは、読んだ本のこと、見ている映画のこと、聞いている音楽のこと、芸術のこと、英語教育についての議論ばかりで、あとの1、2割で、次の何時何時にどんな勉強会をしようかと思っているとか、あの勉強会に出ようかと思っているとか、そういうことを延々と話しています。

最近のやり取りは、観ている映画や米国のテレビドラマに関して、そこで使われている英語のオーガニックな良さや、生き生きとした表現など、唸るものが多いよね、という話題が中心です。

通常は、映画やドラマを観ながら、気に入ったフレーズや、気になった表現をどんどんノートに書き留めていきます。それを実際に、会話やディスカッションでどんどん使ったり、英語でやり取りをする際に、メールの中で、あるいは文書の中で、時と場合によって使い分けることとか、thesaurus(類義語)の話だとか、派生語の話なんかをしています。

映画を観ながら書き取りをする方法は簡単なんです。

【映画やドラマを観ながら英語のフレーズを書き取る方法】

1. 映画を観ながらノートを開いて、気に入ったフレーズをどんどんノートに書き取っていく。その際、意味がわからないところは日本語字幕を見ても良いし、英語で聞き取りができない部分は英語字幕を見て書き取る。

2. 気に入ったフレーズのみで良い。自分が使えそうと思って、どうしてもメモしたいフレーズはメモしておくと良い。また、驚いたフレーズでも良い。

3. 楽しみながらやる。筋を追いたい人は、一度日本語で全編見ておいてから、2回目は英語字幕で映画を見、3回目は字幕一切なしで英語だけを聞きながら見ると良い。

4. 英語のトレーニングのみにフォーカスするならば、自分が気に入った映画を何度も観ながら、その映画を楽しみつつ、1、2の過程を繰り返しやると良い。

5. 洋画で有名なものは、googleで  [映画名 script]、と検索をかけると、台本が出てくるので、確認もできる。

6. 再び。楽しみながらやる。きつくなったり、疲れたら、やめる。飽きたら、別の作品でも良い。

英語を楽しむ、のがポイント。これは、最近僕の周囲で皆さんが次々と親しんでおられる「多読」についても同じことです。

多読は、全く英語がわからない人でも始められる素晴らしい語学学習です。多読は、入試問題を大量に解くことではありません。また、多聴も、リスニング問題を大量に聞くことを指すものでもありません。この勘違いのパラダイムを抜け出ないと、いつまで経っても、生の英語による多読や多聴の魅力にたどり着くことはできず、英語は勉強するもの、トレーニングは苦労してやるもの、受験で点数を取るのは苦行のようなもの、修行のきつさの先に悦びが見出せる、といったマゾヒスティックな語学学習論に終始してしまいます。

英語は苦しい勉強やトレーニングを経ないと習得できない、という考え方は、Steven Pinkerの本を読めば、説得力のない強引な暴論であることが分かります。Pinkerについて知りたい方は、こちらのwikipediaを参照してみてください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC

もっと勉強して、英語が上手になりたい、という気持ちはあって良いと思いますし、語学力が向上することにより、コミュニケーションにおいて、幅広く多くのことができることも事実です。

しかし、習得の段階やそのレベル設定、興味関心や、心理的な行動理論、フォーカスされうるべき分野などの項目を十羽一絡げにして、これこそが王道!という英語学習論を唱える向きに、僕はどうしても与することができません。

言葉を覚えることは本来、心が震える歓びを覚える行為であるはずであって、学ぶことは心から楽しくいてもたってもいられなくなる感情が鼓舞されうる行為なはずです。

その意味で、映画の書き取り、英語の歌を歌う、洋書の多読を楽しんでやる、英英辞典を楽しんで読む、海外のニュース記事を読んで時事問題に思いを馳せる、などの行為は日常的に行えるはずです。

僕が英語に接するようになって今年で31年目になります。中学一年生の頃、「英語は楽しくてたまらない!」という気持ちから学び始め、その後、向上のための努力を繰り返していき、自然でオーガニックな語学習得が、実は一番体と脳に良い、という結論に達しつつあります。

その意味で、今年も、オーガニックな語学学習への模索と探求を引き続き続けていくつもりです。

オーガニックな語学学習への関心は、去年の暁の会の活動や多くの勉強会への参加を通して、飛躍的に高まりつつあります。

口に出して言わないだけで、多くの人が、オーガニックな語学指導や語学学習への関心を高めているという事実も明らかになってきました。

ますます精力的に探求を続け、学びを深めていきたいと思っています。

話が逸れて長引いてしまいました^^;
ごめんなさい。

ちなみに、ブログのタイトルは、僕と西山くんが大好きな、Woody Allen監督の代表作、"Annie Hall"の中で、ダイアンキートンが言うセリフです。

2016年3月28日月曜日

暁の会 英語力強化勉強会16時間!@東京早稲田&本駒込、大盛会のうちに終了^^



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【鈴木優子先生がまとめてくださった素敵なスナップ^^ 優子先生、ありがとうございます^^】

3/26土曜日、3/27日曜日と、東京の早稲田と本駒込で、暁の会英語力強化勉強会を開催し、無事に終了しました。今回は9時~17時の2日間で、計16時間の長丁場でした。

長丁場の勉強会は慣れたものでして、去年京都でやった勉強会は8時間、その後9月の東京は4時間、暮れの博多は12時間、そして、この3月の勉強会は8時間×2日間で16時間、と、回を重ねるごとに時間が長くなっています。

やってみて思ったのは、今後の勉強会すべて、all in Englishスタイルで、16時間やってはどうか、ということです。

今後、暁のロングの勉強会は、すべてall in Englishで行いたいと思っています。

さて、1日目はall in Englishで、記事を読み、全体で記事に関するbrainstormingを行いながら、ペアやグループで、記事に関する意見を言い合うセッションを持ちました。

毎週水曜日に同じようなことをスカイプ講座でやっていますが、実際に会って顔を突き合わせながら意見を言うと、その場で出てくる意見の質が変わるように感じました。参加者の皆さんは、間違いを恐れずに、どんどん英語で話をしていました。

こういうセッションを毎週していて、まとまった形で今回もやりましたが、いつも気を付けていることは、間違いを指摘しない、ということです。また詰まった時には日本語で言っても構わないし、分かる表現でなんとか言う努力をする、という形をとっても構わない、という姿勢で全体をまとめる、ということです。

英語をどんどん使って発信してみる、自分で意見を言ってみる、自分で楽しむ、そういう気持ちを取り戻してほしい、と思い、英語のセッションを組んでいます。英語力強化、なんて言葉を使う僕がいけないのですが、英語を使う、英語に触れる、英語を楽しむ、という3つのポイントを最も重視して、暁の会ではセッションを組んでいます。

午後からは、僕が無作為にウェブから拾ってきた記事を印刷したものをグループに手渡し、全員で英語でやり取りをしながら、その記事に関するプレゼンを作ってもらう、という活動を行いました。作成時間もわざと短い時間で設定し、記事も一人1部ずつは渡しませんでした。困難な状況になった時に、人はなんとかして協力してその現状を打開しようとする、そんな人の生きる力があることを、実感して欲しかったからです。

また、普段の生活では、どうしても現状に対して不満が多い私たちなのですが、視点を変えたり、協力をしたり、一工夫を加えることで、当初はやるかたないことだと思えていたことでも、意外となんとかなるものだ、という希望を持てる、という体験をぜひしていただきたかったのです。

スキルやメソッドをご紹介する勉強会をすることも過去にはありました。たくさんの資料を作成し、多くの方々に、一つでもよい方法をご紹介したいという純粋な気持ちがあってのことです。

一方で、過去に行ったそれらの勉強会の中身を自分なりに振り返ってみると、果たして、自分が作った資料は、自宅なり職場で再度読み返されたり、反芻されて活かされたりしているのだろうか、と悩んでしまうこともありました。

実際に目の前で行われていること以外には、人は物事に対して関心を払うことは少ないのではないか、と、そんな思いに至ったのです。

ならば、たくさんの体験や経験を活動を通してしてもらい、その中から多くの気づきや発見を得ていただいて、参加者ご自身が、その場にある日常について考えを巡らし、現状を少し動かしてみよう、という気持ちの種を蒔くことのほうが大事なのではないか、と僕は考えたのです。

結果として、参加者の皆さんの活動の様子を写真や動画に収めていて、この思いが過つことはなかったな、と安堵の気持ちを憶えました。

二日目は、いつも聞かれるトレーニング関するガイダンスと、辞書を読んでいく「辞書読活動」がメインでしたが、今後はこれらの活動よりも、英語によるセッションと読み聞かせや多読などの活動を中心に行っていきたい、と考えています。

何よりもまず英語を楽しんでもらうこと、英語で活動することに喜びを持ってもらうこと、誰かと共に時間を共有することの温かさ、異なる価値観に触れる喜びを実感してもらうことが暁の会の本当の目的でもあります。

温かい気持ちになった時、人はそれをほかの誰かに伝えたくなりますよね^^
温かい心に触れた時、人はそれをほかの誰かにもしてあげたくなりますよね^^

僕たち暁の会が本当に望んでいること、それは、シンプルですが、この2つのことだけなのです。
それ以外のことは、後から添えて与えられる、僕らはそう考えて信じています。

次回の英語によるセッションの勉強会は、6/12日曜日、英語教師達人セミナーにて行う予定です。これは達人セミナーの谷口先生のお招きにより実現したことです。達人セミナーや多読の勉強会とのコラボレーションを、今年は積極的に行っていきたいと思っています。

また、ご希望があれば、全国どこへでも出かけて行って、英語で活動をするセッションを開催したいと思っています。どなたでも、お気軽にご相談ください^^

暁の会メールアドレス:dassenglish73@gmail.com



≪今回工夫を凝らしたこと≫
〔1日目に関して〕
・グループでのセッションを入れたこと。
・プレゼンをグループで協力してやること。
・敢えて困難な状況の中で、協力して作業を進めるチームワークを活動に入れたこと。
・具体例や例証に層を作るlayer makingの講義と活動を入れたこと。
・質問する視点と、話を聞くときのviewpointの講義を整理して行えたこと。
・講師が話す時間を極力少なくしたこと。
・リーディングをする際、輪読制にし、その都度、中身について発見や驚きがあったらすぐに意見を言えるような空気にしておくこと。
・個人の作業よりも、グループ内での英語の活動に重点を置いたこと。

















〔2日目に関して〕
・実際に「やった」と思っているレベルのトレーニング内容を深めること。
・普段自分でやっていたら中々分からない発音や、音読の滑らかさ、シャドーイングの細かさなどについて詳らかな指導をすること。
・これでもか、というレベルで繰り返し練習をしてもらうこと。
・できた、と思うハードルをできるだけ高く上げること。
・できてない、という認識と自覚を持ってもらうこと。
・勉強会よりも、普段のTR活動のほうがとても大事である、ということ。


さて、2日間を終えてみて、僕自身の感想を述べさせていただきますと、これまでやったどの勉強会よりも充実した2日間でした。

参加者のみなさんが、活き活きと英語を使って活動をされる姿を見ることに、心からの喜びと充実を感じました。この人たちの中には英語の先生がいる、この人たちの目の前には200名の生徒さんが待っている、もしこの先生が英語に触れる喜びを取り戻してくれたら、きっとこの先生の生徒さんも、英語に触れる楽しさ、英語を使う喜び、英語でほかの人と何かをシェアする素敵な気持ちをきっと持ってもらえるかもしれない、そういう気持ちをもって、セッションを見守っていました。

英語を教える人、英語をもっと学びたいと思っている人が、英語に触れる喜びを体験してくれたら、僕が経験したちっぽけでつまらないスキルやメソッドをこの人たちに教えるよりも、きっと良いことが起きる、僕はそう信じて今回の資料作成に力を入れました。

この大人の人たちが子供のころ、英語楽しい!英語面白い!と思った気持ちを取り戻してほしい、そして、英語に触れる楽しさを実感して、自分の周囲の人、それは生徒さんだけではなく、家族や同僚でも誰でもよいのですけれど、そういう方々とその喜びや楽しさをシェアして欲しい、そう心から願っていたのです。

僕らの想いはそこにしかありません。


もう一つ、これは何度も話していることなので、耳タコなことなのですが。

僕が暁の会で西山君と立てている誓いは2つしかありませんで、それは、必ずスーツで参加することと、同じネタを二度と繰り返してやらない、というものです。

毎回の勉強会で、いつも違うネタをやります。同じことを再びセッションでやる、ということはありません。毎回、毎回、資料を1から作り直します。その時々にあったもの、その時々に良いものを、その時々の参加者の皆さんとシェアすること、また、リピーターとして熱心に参加してくださる方も増えたので、その方々の知性とご姿勢に最大限の敬意を払うことが、僕と西山哲郎君の信念だからです。

去年は立ち上げの1年間で、二人で随分と悩んだり、議論を繰り返したりもしましたが、この1年で、僕ら二人はたくさんのことを実験、実証、検証をし、多くのことを試しては変え、汗をかき、体を動かして、目には見えない多くのことを掴んだ実感があります。

参加者の皆さんと作ってきた、学びの環境や新しい視点を、今年はもっともっと進化発展させ、さらには、新しいことをどんどんやりながら、深い愛情と情熱と、想いを持って、今後も活動を続けていきたいと思います。

暁の会の活動の軸は2つです。

1.スカイプを使った勉強会

  ☆英語によるディスカッション講座
   →水曜日21:30~23:30・参加はいつでも自由に可能です。

  ☆辞書読書+英語力アップ講座
   →火曜日21:30~23:30・参加はいつでも自由に可能です。

2.all in Englishによるロングの勉強会、および先生方向けの授業研究ジョイント勉強会


最後になりましたが、参加してくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
皆様の笑顔に、素敵な活動に、感謝しています。ありがとうございました。

またお会いしましょう。そして新しい人たちにもぜひ、この活動を通して、英語に触れる楽しさ、学ぶことの喜びを、皆様と共に伝えていけたら、と僕は思っています。
素晴らしいぬくもりと笑顔をシェアした最高の懇親会^^

感謝しています。皆様へお礼と、愛と深い慈しみを^^

では、また^^


2016年3月23日水曜日

週末は暁の会@東京、英語力強化勉強会(16時間です!)

週末に東京での勉強会を控え、急ピッチで資料作りの作業を進めています。

あ、お申し込みまだの方、こちらからどうぞ^^


僕は資料作りをするときに、まず最初に目次を全部作って、各項目で自分が今一番ピンときた内容のものから、どんどん書くようにしています。

資料作りをしている時は、参加者の方の顔を思い浮かべながら、実際に皆さんが活動をしているところを思い浮かべてパソコンを打ちます。皆さんも8〜16時間、英語に向き合うわけですから、こちらも手を抜くわけには参りません。参加者の皆さんの知性に最大限の敬意を払い、厳しく、鋭く、そして、温かく、深い愛情と忍耐を持って、共に時間を過ごそうと思っています^^

今回のブログは、新作映画のtrailerみたいなものですね。長いですけれど、Coming Soon!と画面に大きく出てきて終わる、というそういう類いのものです。ああ、こんなのが今週末東京であるわけね、と思っていただければ幸いです。

さてさて。

1日目は朝の9時から夕方17時まで全て英語でセッションを行います。今回の1日目はこんなことをします。

【1日目スケジュール 9:00~17:00】*全てAll in Englishで行います。
☆Session1: Discussion 9:00~10:30
  1. Listening & Reading 
  2. Brainstorming: Share your views
  3. Q&A session 
  4. Lecture: Question Making / Viewpoint  
☆Session2: Writing &Presentation 10:45~ 12:15
  1. Writing 
  2. PREP&Specification
  3. Presentations
  4. Q&A
Lunch Time: 60 min. 12:15~13:15

☆Session3: Brainstorming & Improvement 13:15~14:45
  1. Brainstorming
  2. Lecture: Specification
  3. Writing 
  4. Presentations
  5. Q&A 

☆Session4: Discussion(Layer) 15:00~16:30 
  1. Listening & Reading
  2. Brainstorming : Share your views 
  3. Lecture: Layer 
  4. Practice : Layer Making
  5. Writing 
  6. Presentations


16:30~17:00 : Cleanup Time & Connections

セッッション1とセッション2は、いつもウェブ講座でやっているようなことを2コマやる感じ。そこに講義が入ります。viewpointとquestion makingはウェブで説明していることを簡単に紹介して、どんどんやる感じです。

セッション3と4は、グループでプレゼンを作り、発表をして、Q&Aのセッションをし、改善点を見つけていきます。

最後は自分の思った事、感じた事を英語でライティングして、全体の前でスピーチ、といった流れで1日が終わると思います。

セッション3でアクティブラーニングみたいな感じになるのかな。これは終わった後で何をやったかを報告しますので、お楽しみに。

二日目のスケジュールはこんな感じです。二日目はすべて日本語でやる予定ですが、ところどころ、プレゼンは英語でやっていただいたりします。
☆Session1:辞書読タイム Oxford Advanced Learner’s Dictionary 9:00~10:30
  1. Oxford Advanced Learner’s Dictionaryを読書(60分)
  2. Sharing①:面白い語彙や表現を全体の場でプレゼンします。(30分)
☆Session2:基軸トレーニング~入門編 「速読速聴CORE1900を初めから丁寧に」
                                       10:45~12:15
  1. 基軸トレーニング
  2. 意味の仕込みのガイダンス
  3. 音の仕込みのガイダンス
  4. 意味と音の一体化のガイダンス
  5. 音読と筆写(実地訓練あり)
  6. シャドーイング:音意識
  7. シャドーイング:かたまり感覚と構文取り
  8. シャドーイング:意味取り
  9. シャドーイング:意味と音一体化
  10. シャドーイング:ロールプレイ(ジェスチャリング)
  11. シャドーイング:ウィスパリング

Lunch Time: 60 min. 12:15~13:15

☆Session3: 基軸トレーニング~実践編 「速読速聴CORE1900を初めから丁寧に」
13:15~14:45
  1. 実地演習①:ゆっくり完璧に(意味がきちんと入ってくるまで)
  2. 実地演習②:聞き取りがスムーズに行えているか、チェック
  3. 実地演習③:丁寧に音読して、丁寧に筆写するトレーニング
  4. 実地演習④:サイトトランスレーションのトレーニング
  5. 実地演習⑤:シャドーイング(かたまり感覚+意味+音=渾然一体)
  6. 実地演習⑥:他のレッスンで運用可能か、検証+体験

☆Session4: 絵本の朗読による発音矯正 15:00~16:30
  1. 間の取り方:意味のかたまり・音の連続性・切れ目
  2. 感情移入
  3. 個別朗読
  4. 読み聞かせ
単語帳は、松本茂先生の本をみんなに紹介して、それをやっている人が多いので、今回、基軸のネタに使わせてもらうことにしました。とてもよくできている単語帳で、これを「単語帳」という括りに収めておくのは勿体無いくらい、という話は前回もブログでした通りです。

この目次からは分かりませんが、資料の方には、細かく突っ込んだやり方を、これでもか、これでもか、と網羅しています。

去年、親友の西山哲郎君と、毎日のように議論して、今だに議論していることは、とにかく単語帳や問題集、参考書なんかの学参教材についてです。そもそも、いらねーんじゃねーの?とか言いつつ。
オーガニックな方法で単語を体で覚えていく方法が一番語彙定着
がいいんですけれど、中高で英語を教える場合は6年間しか時間
がないから、単語帳で効率よく単語を覚えさせた方が良い(とい
うか無難、という発想?)、という脊髄理論のような説得力を持
つ言説で一蹴されて、トホホになっちゃうんだよね、という話で
終始していました。

目下のところ、キクタンリーディングと、松本茂先生の「速読速
聴」シリーズ、そして、林功先生の「TOEFL Mustwords 
5600」が今の所一番いいのかなーなんて、思ったりしています。
中高現場でこれらの単語帳がもっと広く使われるようになると、
日本の中高生のグローバルへの道も明るいんだがなぁ、と思った
りしています。

哲郎くんは、中学2年生に、英英辞典を買わせて学習に取り
組ませていますが、英英辞典を使っていると、日本人が書いたよ
うな無機質で人工的な例文なんて、一つも載っていないんですよ
ね。セサミストリートのピクチャーディクショナリーもそう。

やたらとたくさんの参考書や問題集を採用してしまうのが常なの
が英語教員だと思うんですけれど、それらの学参書の類いを全て
止めて、英英辞典を買ったり、好きな洋書を買ったりした方が、
絶対いいと思うんだけどなー、という話をしていました。

去年から延々とそんな話ばかりをしています。突き詰めてオーガ
ックな語学学習を考えると、いつもこの話に落ち着いちゃう。
分たちで実際に体を使って実験と検証を繰り返してきた問題な
で、やっぱり、受験英語や検定などの資格の類の問題集や参考
書、単語帳ってどうしても続かないんだよね、とう話になって
しまいます。

語学学習は何のためにするのか、また、私たち英語教師は、何のために英語を子供達に教えているのか、という根源的な問いを中心に据えて教育活動を見つめ直すと、こういう話に常に行き着いてしまう。また、自分が自分の体を使って、毎日英語の勉強やトレーニング、多聴、多読に実際に取り組み、大量の生の英語に触れていると、学校で教える英語や、受験のために取り組ませているものとの乖離や齟齬に必ず行き当たります。生の素材に触れないと、そういう思いには絶対に至りませんで、残念ながら、点数が何点取れた、とか、そういう話にしか論点が依拠できなくなってしまいます。仕方がない、と思う反面、これはとても残念なことだと思っています。

さて、話が逸れましたが、勉強会の中身についてのお知らせでした。

セッション1は、辞書を読書する、という体験を実際にしてもらうこと、オーガニックな教材に触れる喜びを体感していただくこと、さらには、プレゼンを通してアウトプット力を高めていく視点作りに取り組んでいきます。多読を始めたいと思っている人が、僕の周りでどんどん増えていますので、そのきっかけになれば、と思い、毎週のコア講座(スカイプ)でやっていることをライブで行おう、というわけです。

セッション2、3は、休む暇もなく、次々とトレーニングが続きますので、息つく暇もないと思います。説明は手短に、実際のトレーニング時間をたっぷり取り、懇切丁寧に個別に指導させていただこうと思っています。参加者が少ない勉強会の醍醐味ですね。少人数での勉強で高まりを感じて頂ける体験を通じて、子供達との対話や、個別の指導への意欲や関心を高めていただこうというのが趣旨です。

セッション4の読み聞かせもコア講座で毎週やっていることですが、朗読のトレーニングを通して、文節、間合い、英文理解、発音矯正、感情移入、ロールプレイ、までを学習していただければ、と思っています。

2日間で16時間も時間が取れます。たっぷり勉強できる良い週末にしたいと思います。

フゥー。しかし、これを1年で、東京2回、関西1回、博多で1回、って計4回。去年の暮れが12時間、今年の3月は2016年一発目で16時間、こんなこと、続くのだろうか笑。

参加者の方も、回を重ねるごとに新しい方が増えていて、びっくりしています。しかも、今週末のことなのに、今週に入ってから、お申し込みが集中したりして、ヒェ〜、と嬉しい悲鳴^^;

勉強をしたい、伸びたい、と思っている方々と時間を共にすると、あっという間に時間が過ぎていきます。

週末、僕はとても幸せになれるんです。それが手に取るようにわかります。温かい現場になると思います。とても楽しみです。

興味を持たれて、参加されたい方は、こちらからお申し込みできます。宜しくお願いします^^

https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/upcoming


もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...