2016年12月27日火曜日

2017年3月4日アクティブラーニング勉強会開催のお知らせ

2017年3月4日アクティブラーニング勉強会開催のお知らせ
【アクティブラーニング授業実践研修会のお知らせ】
来年の3月4日(土)に、博多に溝畑保之先生をお招きして、アクティブラーニングの授業実践研修会を開催する予定で準備を進めております。
溝畑先生のご実践に関しては、こちらのページの'Class Report'をご覧ください。
https://www.eiken.or.jp/eiken/group/pdf/se2016_autumn.pdf時間は午後13時受付、13時30分より〜17時30分を予定しております。
この日は絶対に空けておいて下さい。
また、当日は混雑が予想されますので、早めのお申し込みをお願い致します。(会場は西南学院中高校舎内を予定しております。)
お申し込みフォームはこちらです。
http://form.os7.biz/f/57ccfe7e/*フライヤーをプロの方にご無理申し上げて外注いたしました。気合い入れてます。この勉強会には最大限の力を注入しています。皆さま、どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

2016年12月17日土曜日

子供達が未来を創った日

学内公開授業、無事に2日間終了しました。ご参加頂いた先生方、学期末のお忙しい中、本当に有り難うございました。感謝します。 そして、素晴らしいパフォーマンスをしてくれた生徒たち、本当にありがとう。

たくさんの同僚が見に来てくれ、生徒たちの様子を見てくださいました。
2日間とも見に来てくださった先生方が7名居られて、生徒の変化や様子を2日間見ないとわからないと思ったので2日間来ました、と仰っておられました。

授業の内容は以下の通りでした。

《1日目:ジグソー法によるアクティブラーニングでのスピーキング活動》1エキスパートグループで単語のクイックゲームでウォームアップ2エキスパートグループでグループ学習3グループ学習の内容を1人ずつ発表練習43の2ラウンド目5ライティング

《2日目:ジグソー法によるアクティブラーニングでのスピーキングとライティング活動》1ジグソーグループにてPREPドリル(自己紹介と好きな食べ物)2エキスパートグループで昨日の3ラウンド目32の4ラウンド目4ジグソーグループにて1人ずつ発表5ジグソーグループにてフリーディスカッション6ライティング
普段使っている教科書のレッスンを使って、いろんな活動ができること、また、練習やリハを重ねることで、生徒たちが上手くなっていく過程、その後ライティングに落とし、形に残す、というところまでを見て頂けたと思います。

英語科の同僚の3分の2が授業見学に参加してくれ、2日間見てくれた同僚がそのうち4名、授業後に雑談をした際、今後の授業でやってみようかな、と思ってくださったようで、とても嬉しかったです。
自分から手を挙げて2日間公開授業をやった目的は、同僚に生徒の様子を見てもらい、これなら自分でもできそうだ、という実感を持ってもらうことでした。

ある同僚から、真似させてもらいたいところをたくさん気づけました、と言っていただいたので、真似じゃなくて、先生のやりたいことをなさって欲しいです、とお願いしました。そのための資料やサポートはいくらでもします、と申し添えました。

アクティブラーニングや4技能型の授業に同僚が興味を持ってくれたことが何より、本当に、本当に嬉しかったです。授業や諸般の事情で見ていただけなかった同僚も、見に来てくださった同僚がアクティブラーニングの実践をそれぞれの現場で行い、それをまた見る機会があればそれで十分素晴らしい収穫だと思っています。

同僚に感動を与えたのは子供達の素晴らしいパフォーマンスでした。プリントは"On the desk"というルールで、一切手に持たず、グループの目を見て話すこと、ジェスチャーを入れることを重視しました。 リスナーの生徒も熱心にスピーカーの生徒の話を聴き、質問をする姿を同僚が見てくれ、何かを感じてくれたんだと思います。生徒が活き活きして、誰もやりたくなさそうにしている子がいませんでしたね、と感想をたくさんいただきました。
2日目のジグソーグループの活動では、
まさに本当の意味でのフリーのディスカッションを先生方に見ていただけたと思います。生徒はとても活き活きとパフォーマンスしてくれました。 活動中、僕は教室を歩き回り、グループの様子を見て回ります。その際、特に成長を感じられた生徒を指名して、途中で全体でスピーチをしてもらうよう、急遽指導内容を変更し、全体の前で数名の生徒にやってもらいました。その際、嫌がらず、また物怖じせず、顔を上げて、聴衆の目を見ながら堂々と英語で自分の意見を言う生徒の姿は圧巻でした。

終わった後、生徒たちの達成感に満ちた顔が忘れられません。 たくさんの同僚が今後の授業の参考にしていただけたら何よりも幸いです。他のクラスや他の教科、他の学年で、多くの子供達の学びの姿勢が積極的になり、先生方と生徒たちとの関わりが温かく、より濃く、深くなることのお手伝いができた、と思えたら、それは何にも代え難い喜びです。 その意味では、授業で最高のパフォーマンスをしてくれた子供達は、これからの学校の明るい未来に大いに貢献したことになる、と僕は思っています。 子供達が学校の未来を創った日、この2日間は9ヶ月間にわたる学習活動、トレーニング、協働学習、多読、スピーキング活動、ライティング活動の集大成でした。 再び、参加してくださった先生方、本当にどうもありがとうございました。 そして、自慢の子供たち、本当に、本当にありがとう。 3学期はもっとタフな教材が待っています。 共に励まし合い、愛し合って、成長していこうな。 ありがとう。2日間、とても幸せだった。ありがとう。

2016年11月16日水曜日

子供達の成長を見つめて。

2学期に入ってからあまりブログを更新していませんでしたが、今日はとても嬉しいことがあったので、どうしても書いておきたいと思い、久しぶりにブログを書くことにしました。

9月に入ってから、夏休みに全国のいろいろな先生方から教えていただいたことを自分で整理し、消化しながら自分の授業を変えていく日々が続いていました。

9月は教科書のレッスンの使い方をかなり頑張って変更し、苦戦を強いられました。とても苦しんでいて、誰にも相談することもできず、どうすれば子供達がグループワークに積極的に取り組むようになるんだろうか、と脳に汗をかく日々が続きました。

9月からはインプットの量を増やし、子供達のアウトプット力を高めていくことを決意していましたので、教科書の音読を基軸トレーニング化することにシフトし、既習のLesson6に固定して同時通訳トレーニングを行ってきました。また、学年で採用されている単語帳キクタンリーディングの文章を使いながら、同通トレーニングにより、語彙習得を高めようとつとめてきました。

Oxford Essential Dictionary英英辞典の取り組みは、語義をノートに書く前に、自分で語義を考えて書き、その後OEDの語義を確認して、驚いた部分に赤線を引いたり、コメントを書いたりしておいで、と伝えました。

インプット指導熱が高まってきて、10月の初め頃、週一回20〜30分の多読では、絶対にインプット量が足りないと判断し、毎時正課の授業で20分、週四回あるから80分、月にすると5時間半くらい英語の絵本を読書させることを決意し、今に至っています。現在その多読の活動が2ヶ月くらい経ちましたが、今日のブログの冒頭に書いた嬉しいことはここにあります。

英語が苦手なある男の子が、今日の朝の授業の多読中に、絵本のリーディングレベル5のものを読んでいました。多読の方法を教わった時に、「やさしいものをできるだけたくさん、ゆっくり、息長く読んだ方が読解力や語彙力、英語力は伸びる、というデータが豊田高専の先生のデータで実証されている。」と聞かされ、英語が苦手な生徒たちには、できるだけ細心の配慮をして取り組ませてきたつもりだったので、びっくりしてしまったんです。

多読中の教室は、大学の図書館のように静かで、誰も居眠りをしている子供はいません。読書の習慣がついたのか、集中力が切れずに読めているので、私語を絶対にしないのです。

他の生徒の妨げにならないように、僕は小声で、「ねぇ、これ、かなり難しいと思うけど、どう?読めるかな?」と尋ねました。

その子は恥ずかしそうに、「先生、僕、こないだレベル3を読んでて、それで、ちょこっとレベル5を読んでみようと思って読んだら、全然わからんかったけん、レベル4を全部読んだんすよ。そしたら、レベル5がすーっと読めるようになったんです。」と言いました。もう、この子を抱きしめたくてたまりませんでした。

英語が苦手で、英語の授業はチンプンカンプンなはずだったこの子が、自分の力で英語の絵本を手に取り、半年かけて自分で英語がわかるようになったんです。読めるようになってきたんです。レベル5の絵本は、長文読解問題の1題半くらいの文章量でしょうか。それを20分で1冊と三分の一くらい読むんです。

この子は誰からも力を借りずに、自分で絵本を手に取り、自分で選んだ本を自分のペースで読んでいき、難しいレベルに入っても無理なくスムーズに英語が読めるようになっている。これが喜ばずにおられましょうか。

子供が自分で伸びる力は本当にすごい。子供達の力はいくらでも伸びる。先生が何も教えなくても、子供たちは自分でわかりたい、できるようになりたい、という気持ちを持って取り組むことができる。素晴らしい現場を目の当たりにした心持ちがしました。

また、放課後の多読授業の時間、Roger Nichols & the Small Circle of Friendsというグループの、"Let's ride", "I'm coming to the best part of my life"という名曲を2曲歌いました。教室は思いがけず大合唱になり、子供たちが大きな声で、とてもマイナーで古いオールディーズの洋楽を、秋の夕方、野球部の練習が聞こえてくる教室で合唱している姿を見て、僕は胸が震え、興奮を覚えました。

その後、Oxford Reading Treeシリーズの本に加え、名古屋で英語教室をなさってあるI先生がご好意で貸してくださったハロウィン関連の大量の絵本を混ぜて、好きなものを読みなさい、2 Finger Ruleでね(見開き2ページに2個以上わからない単語が出てきたら、迷わずレベルを一つ落として読むこと。京都外大の安木先生にご教授いただいた多読メソッドです)、と伝えて多読活動を30分行いました。

そこには元気のいい、だけども英語がとても苦手な男の子が座っています。その子はレベル6を読んでいたのです。もしや、と思いつつも、その子にも、「難しい本読んでるね。すごいじゃない。」と小声で言うと、はにかみながら嬉しそうにしていました。「前のレベルのやつは全部読破したの?」と尋ねると、「レベル4、5まで全部読んでて、今これなんです。」と笑顔で答えてくれました。「読んでて、意味がわかる?」と尋ねると、「前のレベルを全部読んでから、あー、だいたいこれはこう言う意味か、これはこう言う流れね、と言う感じでお話が掴めてきました。」と言う返事が返ってきました。「大成長だね!すごい!すごい!素晴らしいことだね!」と返すと、とても嬉しそうにしていました。

多読を毎回の授業で20分ずつ入れ始めてから1ヶ月半が過ぎようとしています。1学期まで英語が苦手だった子、英語が嫌いだった子が、真剣に集中して絵本を読んでいます。また、活動をする時、絵本を読み聞かせしあったり、絵本の内容を英語で友達に説明したりする時、子供たちは笑顔で、元気いっぱいに取り組みます。

スピーキング活動とライティング活動の連動では、1学期には何度やっても3、4行しか書けなかった生徒たちが、今では、5分間でB5の3分の2を埋め尽くす英語が書けるようになりました。

教科書を使った同時通訳トレーニングでは、シャドーイングが一番の得意で、その後の逐語訳トレーニングも、なかなかできずに友達とキャッキャと言いながらトレーニングを楽しんでいます。

教科書の内容をグループで読んでいくグループワークでは、男子と女子が連携を取り、協力しながら英文を読み解き、英語の質問に答えて行っています。

特別なことは何もしていないのに、英語ができなかった生徒がとても喜んで多読やスピーキングに取り組み、苦手だったことを苦に思わずに取り組めるようになりました。

体感で、読解やリスニングやライティングに対して、物怖じしたり、無意味な恐怖心を抱かなくなりました。素晴らしいことだと思っています。

子供達の成長を見つめながら、子供達はみんな、できるようになりたいんだな、わかるようになりたいんだな、わかるようになると楽しく面白くなるんだな、と言うことを、口には出さなくても、心から望み、願っていることを、子供自身から教わりました。

英語が苦手だったり、劣等感を感じていたり、英語が嫌いだったりする生徒を5分でも10分でもいい、輝かせたい、笑顔にさせたい、と、今日生徒たちからまた励まされた気持ちになりました。

生徒たちが笑顔になるのが本当に嬉しいです。何にも代え難いご褒美をもらった心持ちになりました。

2016年11月1日火曜日

子供に勝る天才なし。

8月、9月、10月と怒涛の日々が過ぎ去りました。北は仙台、福島、茨城、東京、名古屋、京都、大阪、博多、と様々な場所で多くの先生方と出会い、多くの示唆とご教授をいただきました。

生徒たちの頑張りを毎日毎日、ノートでの対話を通して見つめています。

同時通訳トレーニングを始めた時、これを中高現場に卸すのは、狂気の沙汰だ、絶対に無理だ、と多くの人から言われました。何度も何度も言われました。

でも、今、自分が教えている生徒たちの活動の姿を見たり、音読トレーニングノートのコメントを読んでいたりすると、限界を決めているのは、大人の方なんだな、ということがわかりました。

子供達はどんなことにも柔軟に対応できる力を持っている。学力と言われる偏差値のような輪切りに誤魔化されて、いつしか僕ら大人は、子供達の可能性を信じる自信を失っているのではないか、と僕は強く思いました。

子供に全部英語で授業をしたら、苦手な子や英語が嫌いな子が、ますます英語を嫌いになると、昔管理職に言われました。

でも、英語で授業をしていても、読み聞かせや、歌や、ORTや、スピーキングのリクエストは、音読トレーニングノートのコメント欄には何度も上るのに、英語で授業をしないで欲しいと書かれたことは一度もありません。

僕の英語をわかっていない子供たちもたくさんいると思います。でも、子供達が寝ないんです。子供達が伸び伸びと授業を楽しんでくれているんです。

課題のノートである、OEDノート(英英辞典ノート)や、音読トレーニングノート(音読を記録するノート)に、溢れんばかりの情熱的なコメントが毎週毎週、毎日、毎日、これでもか、これでもか、と並ぶんです。

子供達の頑張りを見ていると、大人である自分が、子供達の限界を決めてしまっているのではないか、と恥ずかしくなります。

今、放課後補習の時間に多読を行っていますが、それでは足りないのではないか、と思い、正課の授業中に、20分間以上(生徒が熱中しているときは30分くらい)、ORTの多読をやっています。週に四回授業があるから、生徒たちは週に80分くらい英語の本を読んでいる計算になりましょうか。

生徒たちは夢中になってORTを読んでいます。こんな姿を僕は20年前に想像もしていませんでした。受験のドリルと問題演習をすれば生徒は伸びると思っていました。でも、それは違うんだ、と今は本当に、強く心から思います。

生徒たちに協働学習をさせることを戸惑っていた時期がかなり長かった。でも今は、協働学習が、生徒の集中力、協調性、自己発信力、聴く力、英語へのアプローチ法、全てを変えていくんだと現場で目の当たりにしています。

先生が一方的に何かを教授するよりも、子供達に時間をあげて、考えさせて、ヒントをあげて、自分たちで勉強に向かわせることで、子供達が英語の学力のみならず、生きる力を、他者を思いやる心を、人の話を集中して愛情を持って聴く力を養っていけるんだ、と子供達の姿を見て学ばされました。

子供達の姿を見ていると、子供達はなんでもやります。なんでもできます。子供達はどんなことでも乗り越えていけます。

不安や心配を持っているのは大人の方なんです。子供達ではない。大人が現状や、子供達の成長や、子供達の伸びを縮めている。狭めている。決め付けている。

僕はそう思っています。

毎朝、子供達からノートが上がってきます。それを僕は毎朝心待ちにしています。子供と対話ができる時間、子供が、先生、あのね、こんなことあったんだよ、と書いてくる時間を楽しみにしています。

今教えている生徒たちの先生で僕は本当に幸せです。
この子たちを立派な大人に育てたい。
この子たちが弱者を切り捨てない素敵な人になって欲しい。

だから僕は誰も見捨てないし、見捨ててはいけない。
どんな子供も大切にしないといけない。

どんな生徒も、人として、一人の人間として、尊重し、寄り添い、良きサマリア人として寄り添い続けたい。どんな子供も見捨てたくない。どんな子供とも仲良くしたい。どんな子供も尊重したい。

さらには、どんな学校の先生とも、生徒とも関わりたい。どんな先生でも、子供達の前では良い先生であって欲しい。

どんな子供達でも、どんな先生に習っていても、幸せで嬉しい時間を一瞬でもいいから、過ごして欲しい。そう、心から願っている。

僕は20年前とはほとんど変わっていません。20年前に子供のことを心からかわいい、と思えた自分を神様に心から感謝しています。こんな仕事を与えられたことを、神様に心から感謝しています。本当に素晴らしい仕事に巡り会えました。僕は死ぬまで子供に教えて死にたい。そう心から思っています。

マジックジョンソンが残した言葉が素晴らしくて、20年前に出会ったのですが、未だに忘れられなくて、今日掲載します。胸が震えます。あの時の気持ちは今だに失われずに地続きです。

子供達、いつもありがとう。本当にありがとう。

Don't let anyone tell you what you can't do.

If you don't succeed, let it be because of you.

Don't blame it on other people.

A lot of people doubted me, too.

Some people don't want you to make it, because they're not going to make it.

They're give up, so they want you to give up, too.

As the saying goes, misery loves company.

Don't give up!

Surround yourself with people who are energetic and disciplined.

Surround yourselves with ambitious, positive people.

If there are adults you admire, don't be afraid to ask them for help and advice.

You're the only one who can make the difference.

Whatever your dream is, go for it.

2016年10月3日月曜日

なに、もっと自由になったらいいじゃない?😀


北陸に住む大学院生とメールのやり取りをしていて、彼の悩みを聞いていました。

いろんなことをやり取りしていましたが、「自分がどういうことについて悩んでいて、それをどんな方に、どんな風に聞いて欲しいのか、自分でもわからないのです。」という一節に深い興味を覚えました。

自分でもわからない、という反応は、とても正しいんだと僕は思っています。人はしばしば、物事の事の起こりと成り行きに決着をつけたがる。そうじゃないと、心が疲れてしまうからです。

白黒はっきりつけやがれ!というのは、心の揺らぎを回避するために、どちらか一方の解釈を採択することにより、安寧を得るために人がする、生きる術なのだと僕は考えています。

人って心に浮かんでくることが変わるだけで、目の前にある出来事は変わらないんですよね。

目の前に起こることを、problemと取るか、what happenedと取るかで、全く解釈が異なる。ただそれだけ。それだけなんです。英語で解釈すると、分かり易くなりますね。日本語で解釈してしまうと、言葉とともに感情とか、心象とかも同期してるから、めんどくさいんですね、感情的に。だから、日本語で考えることを回避しちゃう。いやになっちゃうんです、もろに心が見えてしまうから。向き合うのはしんどい、と解釈してますからね、通常は。

目の前に起こることを、困ったことだと思うと、心はそれを「悩み」と認識するから、悩む。

目の前に起こることを、迷うと、心はそれを「揺らぎ」と思って、気持ちがブレてしまう。

目の前に起こることを、経験したことがない、と取ると、それに対して適応しようとするか、それを拒絶してしまうか(見なかったことにする、っていう手も採用してしまうけど)、になってしまう。

人間は事象に対して、心の解釈によって、ああでもない、こうでもない、と悩んでしまうんですよね。

でも、実際に起こっている事実は、誰の目にとっても正しく起こっているというだけの話で。

例えば、他人の葬式を見て悲しくならないのは、それが自分に関係がないからであり、自分の身内の葬式を他人が見て、他人はそういうつもりはないのに笑顔だったりすると、なんだかばかにされているような心持ちがして腹が立つのは、それが自分の目の前に起こる出来事に対して、自分がきちんとcommitしてるからなんです。

日常に起こることは、事実として変わらない。でも、それをどう解釈するかによって、心は揺らぐ。その揺らぎに耐えうる設計が脳と心に施してあるところに、神の業の心憎さがあります。どうしろって言うんだよぉ、本当によぉ、と身悶えが日常に日々瞬間瞬間で準備されているんです。

一喜一憂は止めること、他人に気に入られることを止めること、自分が本当にやりたいこと、なりたい自分、自分の心のヴォイスに従うこと、評判や批評や、他人の冷たい目や、中傷や冷笑、陰口を無視すること、大事なことですね。人からどう思われているか、なんて気にしていたらいけません。人は人、何を言われようが、どのように見られようが、命まで取られるわけではありません。意外と何とか飄々と生きていけるもんです。ですから、人の目を気にして、傷ついたり、悲しくなったりする自分は、自分自身に酔っているのだと思いましょう。自分に酔うのはよくありません。自分大好きなら良いと思います。酔うと吐きますし、二日酔いします。長引くわけです。やめましょう。誰も幸せになりません。

他人に気に入られることをやめるのは、コミュニケーションのコントロールの権限を手放すことです。人は変えられない。自分が何を思っても、人の気持ちや心を変えることはできないのです。それは受信者が決めることだからです。(受信者の感度の精度については、ここでは言及しません。これ一本でブログがあふれてしまいますので。受信者がツッコミを入れる社会態勢なのが今の日本社会なのだと思います。ただし、誰も受信者の感度やセンシティビティについては何も言及しません。受け手がバカな場合はどうなるのか、という問いを立てません。お客さんを怒らせるようなバカな真似、誰もできないからです、いや、本当に。)

自分の内なるヴォイスに素直になりましょう。自分のやりたいこと、なりたい自分は、今の自分には理解できていない、ということが人生には往々にしてあります。人の目を気にしてると、自分が不幸になるばかりで、何もいいことは自分の人生に起きません。悲しい気持ちや閉塞感ばかりに苛まれて、いいことは一つもありません。そういう不毛な生き方を捨てましょう。

自分がやりたいこと、やりたかったこと、これからやろうと思うことを、心の情念の赴くまま、今すぐやりましょう。自分が幸せになると、周囲にいる人にも同じ思いを伝えたくなる、笑顔をお裾分けしたくなる、そうやって幸せや笑顔の連鎖は生まれます。

バカげた自己陶酔はやめましょう。
寂しがりやの人はペットかぬいぐるみを買いましょう。
悩みの多い人は、ジムで体を動かしてみましょう。
マンネリに陥っている人は、いつもやらないことをやりましょう。違うルートの帰り道で帰るとか、家では薄着で過ごすとか、辛いものを食べるとか、本棚の本を全部捨てるとか、なんでもいいんです。自分が「え?マジで?それやっていいの?」と思うことを大胆に断行しましょう。

歳をとってジムに行く人を「若作り」とバカにする人を無視しましょう。体を動かしましょう。下らない本を読むくらいなら、筋トレを1時間した方が、よほど人生は豊かになります。頭でっかちになっていると人生によいことは起きないばかりか、お腹ばかり出て、筋肉は衰えるので、普段の生活に支障を来します。筋トレしましょう。体を動かすと、連動して、脳の働きも活発になります。

体の働きと頭の働きを整理すると、脳も心もスッキリ。
見えてくる世界もシーンも違えます。

くよくよしている人に元気になっていただきたいと心から願っています。

43歳になりました。僕ももっともっと過激にパンクな生き方を選択し続けます😀

久しぶりに脱線グリッシュを更新して、なんだか、嬉しい気持ちです笑。

10月〜12月まで、勉強会が目白押しなので、ぜひ遊びに来られてください。こちらから、チェックできます😀
https://www.facebook.com/Akatsuki.English4/


2016年9月19日月曜日

新しい勉強のカタチを考える

仙台にて暁の会ロング勉強会を無事終了。勉強会6時間+懇親会3時間の計9時間、参加者の皆さんと一緒に、すべて英語で時間を過ごしました。合計9時間のうち、皆さんと日本語でやりとりしたのは正味飲み会の90分くらい。簡単なガイダンスが30分くらいあって、その後少し日本語でやりとりする時間があった程度。

素晴らしい体験を皆と共に過ごすことができました。
参加者の皆さん、また是非お会いしましょうね😀
次回は、皆さんお一人お一人にリーダーをお任せすることになると思います。

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英語教育の改革がなかなか進まないと議論が囂しいのですが、僕ら暁の会は1年半活動をしてきて、次のビジョンがうっすらと見えたような実感が得られました。

英語教育改革に関する議論は何も今に始まったことではなく、僕が新任の頃からずっとなされていますし、メディアにも常に取り上げられてきた経緯があります。

その度に、現場が変わらない→入試が変わらないから→大学が悪い→行政は現場がわかってない→現場が受験指導にしがみついている、と、形を無尽蔵に変えつつ、このループから話が抜け出さないまま、新しい指導法や流れが提示され、やる人2割、絶対やらない人2割、寄らば大樹の陰派が4割、無関心が2割、といった風景で大体推移してきているように僕には思えるんです。

暁の会で勉強会を企画し、1年半、様々な勉強会を繰り返してきました。勉強会の変遷は以下のような様相だったと思います。

1自分たちだけで実践発表
2数名の先生方にお願いして実践発表
3英語でワークショップ型
4参加型ワークショップ
5英語で参加者全員が楽しむ型

3、4は同じように見えますが、違います。3はファシリテーターのキャラクターが強く、その人1人がワークショップ全体を引っ張っていく感じになってしまうので、1、2の形態の勉強会を英語でやっているにすぎないのです。

4は今年の夏のジョイント勉強会の形態です。参加者が体験をし、それを実体験として持ち帰っていただく形態。

そして、そこからさらに発展した形が5になります。これが8月に京都と博多でシンクロでやった勉強会、そして先日の仙台の勉強会までの流れで5に変化し、西山くんと新たな境地に至っています。

自分たちが実践発表をして、その後の参加者の皆さんの変化をFBや次回の勉強会で見てきました。それぞれの方がご自身のご実践へ昇華し、それぞれの場所で新たな授業形態や新しい指導の形が問われたのはとても興奮を覚えました。

一方で、それぞれの先生方の独自性や自由さ、その場にある子供達の空気は、実践発表を繰り返しても、無視されてしまうのではないか、ある実践を聞いてそれをそのまま真似するようなことを促すことを繰り返しても、現場に変化はもたらされないのではないか、という淡い気持ちを抱いたのです。

授業は、その先生が自分が目の前にする子供達に向けて愛情を込めてデザインするものであり、また、子供達と共に作り、子供達が授業を作り上げていくのだと思っています。それこそが本質なのではないか、と僕は思います。

実践発表や教授法を学ぶ勉強会では、それぞれの先生方が受け持つ現場へコミットすることはできません。あくまでもそれは伝達の場であり、そこに参加した人がそれぞれ工夫をする日常がもたらさなければ、先生方の授業は永遠に変化しないからです。

そういう観点に立ってみて、初めて、先生方の授業へ、現場へコミットするには、一人のすごい先生なり、いろんな取り組みをしてる先生が何かを教授するだけでは不十分ではないか、と思いました。

先生方お一人お一人が英語を使って、英語でコミュニケーションをする場をクリエイトし、その体験を実際にしてみなければ、ご自身の授業や生徒達へ英語でアプローチをしようとは思わないのではないか、あるいは、アクティブラーニングの勉強会が一斉授業の形態で行われる、なんていうことはそれこそジョークでしかないわけで、まさに参加される方お一人お一人が、勉強会やワークショップの中で実際に体験をし、実感をし、心を揺さぶられるLife Time Experienceを通じて、何かやれないか、何かやってみたい、自分もこうしたい、という気持ちを新たにされるのではないか、そんな風に考えを深めたのです。

授業をどうするか、という勉強会の形態は、授業はどうなるか、といった英語教育議論の延長線上にしかなく、そこには変化の一石となりうる要素は皆無である、ということに僕らは気付いたのです。

授業をどうするかを決めるのは先生方ご自身である、という客観的な事実を度外視して勉強会を設計することを繰り返しても、先生方に変化は起き得ない。なぜなら、万が一同じような授業を構築できない場合、「あれは、あの先生が力があるからできるんだ」とか、「現実は理想に程遠く」と言った言い訳を自分に許してしまうからです。

先生方が、自分も授業でやってみたい!自分も生徒に何かしてみたい!という気持ちにならなければ、授業でやってみよう、新しいことを試してみよう、という思いには至り得ず、土日にせっかく良いことを習ってきたのに、月曜日にはまるで何事もなかったかのように、また日常が戻ってきてしまう、と言った絵が繰り返されるだけなのではないか、と僕らは考えたのです。

そのような観点に立って、今後、暁の会の勉強会は、すべて英語で行う、その際、参加者の方にファシリテーターになっていただき、参加されるみんなが、自分がやりたいこと、自分がシェアしたいことを英語で体験しあえる場をご提供する、そんな活動へとシフトしていこうと、今気持ちを新たにしているところです。

情報伝達型の勉強会では、変化は起こせない。本を読んだり、ネットで調べればわかることを「知る」機会は得られます。でも、それを「する」コミットメントは、残念ながら情報伝達型の勉強会では得られません。

鍵は個人個人の皆さんが持っておられる、その尊い事実を忘れて勉強会をデザインしても、歴史が繰り返されるだけで、新たな変化は起き得ない、僕と西山くんはそのことを暁の会を通して学びました。

これから行う勉強会は、先ほど示した1から5の形態からさらに進化していくと思います。5の形態はもはや勉強会と呼ぶのも相応しくないと考えています。

学び=座学、自己消化、と捉える考え方を、体験=自己昇華=自己変革=地殻変動、の流れへと変えていく必要がある、それが急務だと僕らは強く気持ちを新たにさせられています。

参加する人が英語を話し、英語を使い、様々な活動を行う、英語を使うことを通して心の変化を個人で起こす、参加者同士で刺激と潤いを得る、そして、日常と向き合う日々に帰る、という流れを暁の会で創れないか、もっと言えば、参加者の皆さんとともに新しい形の場を創れないか、今そんな視座を頂き、静かに冬を見つめているところです。




2016年9月11日日曜日

DJ的センスの涵養:次世代への愛のバトンタッチ

今の時代、DJ的なセンスがないと、良い仕事を創れないんじゃないか、と西山くんと話していました。DJ的センスとは何か。

DJというのは、Disc Jockeyのことですね。古くはラジオでかっこいい曲やらオシャレな曲をかけてオーディエンスを喜ばせる人のことをDJと言いました。ラジオ局のDJですね。

クラブやハウスでは、DJはお客さんに踊ってもらえるような盛り上げ役でした。お客さんのリクエストに応えるのではなく、自ら選んだ曲や、他人の曲のリミックス、新しく音をかぶせたり、ちぎったり、フレーズを他の曲と混ぜ合わせて、場を盛り上げていた、そんなお仕事をなさっていたわけです。

今の世の中、借り物文化なんて上のジェネレーションから揶揄されたりすることもあります。一生懸命に脳に汗をかいて頑張っているクリエイターに対してこれほど失礼な侮蔑の言葉はないわけですけれども、copycat generationなんてことを言い出したら、そんなもの、文化の本質を分かっていないのではないか、と僕は思ったりします。借り物文化、と若い世代を揶揄したのは、spirited awayをリリースしたばかりに、御大宮崎駿さんが海外メディアに対して言い放った言葉で、それは少し違うのではないか、と思って強い違和感を憶えたのを今でも記憶しています。
確か、CNNニュースの記事だったと思いますが。

これは古い世代の人には理解されえない感覚なのだと思います。人のパクリで作品を作って、そんなもの、何がオリジナリティだ、というのでしょうが、それは少し了見が狭いのではないか、と僕は思っています。模倣とは、そんな断罪がなされて、切り捨てられるほど浅い層を持って文化を注いできた継承形態ではない、と僕は理解しているからです。

借り物文化、というのは世界中の文化に言えることです。例えば乱暴に聞こえるかもしれませんが、音楽が借り物でなければ、今世の中に溢れる素晴らしい楽曲文化はここまで進化発展を遂げなかったのではないか、と僕は思っています。誰がいったい、石器時代の原始人たちが食べた後の動物の骨を石や壁で叩いて鳴らした音楽に特許権やオリジナリティを言い立てたでしょうか。そんなことはバカげています。誰が始めたかわからないけれど、spontaneousに音楽は人々の繋がりの中で生まれていき、少しずつ新しい世代がそこにエッセンスを加えて行って、広く文化として発展を遂げていったはずです。それが文化の出発点であり、継承の唯一の方法だったと僕は思っています。

何人も先達の影響は免れえませんし、その形態がどんなにオリジナルなものであると賞賛されようとも、有形無形の影響を先達から様々に受けて今の形として臨在している、それが文化なのだと僕は思います。

そういう視点に立って改めて世の仕事を見つめ直してみると、私たちの仕事は、何一つ、どれを取ってもオリジナルなものなどありえませんし、必ずどこかしら、先達からの影響を受けて受け継がれてきた新しいものなのです。

では、古いものと新しいものを分ける境界線は何なのか。

それは新しい世代がもたらす古い世代への批判精神や疑念です。猜疑心です。このままで良いのだろうか、これは同じことのルーピングではないか、ルーティーンを繰り返しているだけではないか、と。これこそが生物のDNAに埋め込まれた進化発展への衝動だと思いますし、変化し、生き延びたいと体の奥底から希求する人類の叫びなのだと僕は思っています。

風呂敷を大きく広げすぎたので整理します。

私たちが日々仕事をするときに、先達の影響、先輩の技術やスキル、思想や哲学に対し、あまりにも素直に影響を受けすぎたために、自分はパクリをしているのではないか、自分は継接ぎをしているだけではないか、と自己欺瞞の感情に苛まれることがあると思います。これは誰でもある。自分は何一つ、オリジナルなことをしていないのではないか、という内発的動機付けを与えら得ることがあると思うんです。

でも、これは「生みの苦しみ」であって、盗人が盗んできたものを目の前に良心の呵責に苛まれているのとは訳が違います。そこを分けて考えてあげる必要があると僕は思うんです。

前の世代から受け継いだ大切な文化は、今を生きる自分が次世代へ受け継いでいく責任を負っています。ですから、受け継いだ文化に対して、受身の姿勢ではいけません。必ず自分で葛藤し、いろいろと試行錯誤と工夫をそこに注入して、新しい文化の形として、次世代に提示していかなければいけない。そういう責任を負っているからこそ、前の世代の文化を受け継ぐ恩沢に浴する権利を享受できる得るのだと僕は思っています。

例えば、いろんなところへ出かけて行って勉強してきたこととか、知り得たことにしていて、それを自分の仕事や日々の生活に活かすときに、そのままやればすごくうまくいったり、はたまた不具合が起こったりしますね。そのときに、どうすべきか、日々、瞬間、瞬間、問われているのだと思います。虎の威を借る狐で終わっていると、次世代が台頭してきたときに、見捨てられます。先達としてのリスペクトの枠から外れる。必ずそうなる。新しい世代にとってそれは不幸です。なぜなら、新しい文化は自分たちがオリジナルで起こしたものだ、と勘違いしてしまい、世代交代のバトンタッチの中で歪な諍いを生じかねないからです。

人から見聞きして良いと思ったこと、特に上の世代や素晴らしい働きをしている人たちから受けた恩恵は、自分で工夫し、アレンジし、試行錯誤して、新しいものに置き換えて、世に贈り返す作業を繰り返さないといけないと僕は思っています。それが、人の「贈与のサイクル」に寄与することだと思うからです。

パクリで終わってはいけないですね。人から聞いたり感動したりしたことは、自分の考えや自分なりの試行錯誤のフィルターを、たとえ苦しくても通して、次の世代に渡す、という気持ちを持つことが、仕事をする上でとても大切だと僕は思っています。

今日は若い人たちや、自分の授業、自分の仕事に対して悩み向き合っている人たちへ向けて、エールの気持ちで書きました。

次世代の幸せを願う時、私たちに与えられた仕事の責任は放棄できないものになります。子供達のためを願うならば、私たち大人が脳に汗をかき、自分で試行錯誤しつつ、日々悩み、苦しむべきなのです。

それこそが次世代へのバトンタッチ行為そのものだからです。

9月の勉強会と、12月3日のガチンコ英語トレーニング勉強会のお知らせ

勉強会のお知らせを致します。二つとも博多です。

今月は17日(土)に仙台でロング勉強会(all in Englishで)、そして、こちらの勉強会が第二弾です。仙台は英語力アップの勉強会、月末の博多は、月例の授業教授法勉強会です。

⭐️月末の金曜夜に、授業教授法の勉強会を行います。部活動が終わったあたり19時から21時までの2時間。尚、懇親会はありません。
来る9月30日(金)に、西南学院大学合宿研修所にて、
月例英語授業勉強会を開催したいと思います。金曜日の夕方からになりますが、どうぞ宜しくお願い致します。

実践発表者は随時ご報告させていただきます。
日時:9月30日(金)19時〜21時
場所:西南学院大学合宿研修所、研修室
内容:英語授業に関する実践発表
   スピーキング活動最前線
   ORTの実践に関する発表
   授業のクロージング活動の実践発表
この日は、公立中学校の先生方からのご要望をお聞きして、開催しようと思い立ち、企画立案したものです。公立の先生方、お忙しいとは存じますが、是非、お出かけください。
駐車場もあります。尚、21時終了ですので、懇親会などはありません。

先の話になりますが、一応告知をば。12月3日(土)に英語のトレーニングに関する勉強会を行います(全て日本語で講義し、英語の教材を使ってトレーニングをしていただく形式)。
英語トレーニングに悩んでらっしゃる方々対象です。僕がトレーナーとなって、皆様に寄り添い、厳しく鍛える形式をとります。手荒な真似をする、という意味ではなく、できるまで何度もやる、という意味で厳しい、という言葉になっています。

⭐️12月3日(土)の午後に、英語トレーニングのガチンコ勉強会を行います。
→英語力をガンガンにアップしてもらう勉強会です。
英語の日常トレーニングのみに力点を置いた勉強会を開催したいと思います。講義は全て日本語で行います。尚、CDや付属の資料の材料費は実費が掛かりますので、あらかじめご了承ください(500円程度)。受講料は無料です。
日時:12月3日(土)13時〜18時
場所:西南学院大学合宿研修所、研修室
内容:英語のトレーニングhow-to/know-how
   ・音と意味の仕込み
   ・自主トレの方法
   ・シャドーイングの仕方(段階別)
   ・インパーソネイション法
   ・日本語の口語表現トレーニング
   ・レイヤーと接続表現について
   ・話す・書くの自在化と高度化を可能にする構文TR
   ・構文の演習
   ・聞き取りのフォーム作りとロジック
   ・語彙の増やし方
   ・コアの概念
皆様のご来場、お待ちいたしております。

2016年9月7日水曜日

英語の話し方について

【スカイプ講座:"you know,"を止めてみる。】
今日は参加者の方がお一人だったので、マンツーにて、My TED talkをやっていただきました。
10分で自分の人生でシェアしたい経験をスピーチメイキングしてもらい、それを話してもらう活動です。(9月17日の仙台でもやります。)
基本的には英語で話してもらっている間は、僕は聞くことに徹し、相手の方に終わった後で質問をする、相手から質問があった時はそれに自分の話を交えて英語で答える、というやり取りを70分行いました。
マンツーマンで英語で話をするのはとても楽しいですね。また、メモを取らない、と決めて聞くと、相手の話の構造や、固有名詞もきちんと覚えているもので、聞く姿勢の大切さを改めて学ばされました。
Just one thingということで。
you knowという表現を話の間に挟みすぎないほうがいい、ということを申し上げました。日本語で話をしている時に、「〜ね」と連発すると、相手にとって話を聞きにくいことが多いです。これは僕も授業でできるだけ言わないように気をつけています。「え〜」と「〜ですね」って、先生だとつい言ってしまう。英語でこれに相当するのが、you knowなんじゃないか、と思います。
ジミヘンドリクスのガールフレンドだった人が、ジミが亡くなった後のインタビューで生前のジミを語る、っていう動画があって、それを見ていた時に、8秒に1回くらいyou knowを言っていて、すごく英語が聞きづらいな、と23歳の時に思いました。
you knowって、日常会話で何気なく使う分には、癖で済むと思うんですけれど、オーディエンスがいる場合には、話がスーッと耳に入ってきた方がpersuasiveでassertiveだと思うんですね。そういう言葉が途中でノイズになってしまうので。
もし考えが止まってしまったり、英語が止まってしまったら、無理に話そうとせずに、3秒くらいポーズを置いてから、整理してまた話し始める、というスタイルでいいと思います。これはラリーキングライブや、デヴィッドレターマンショーを見ていれば、彼ら2人のintervieweeがよくやっていることなので、とても勉強になると思います。

日本人が英語のスピーチや、スピーキングの勉強手本として紹介しているものを見ると、TEDやCNNニュースなどが取り上げられることが多いのですが、僕はまず、日常会話の中で使われている話し方、また聞き方をじっくりと見る、感じる、っていうことがとても大事なのではないか、と思っています。

生の教材で、英語圏のドラマやアニメ、トーク番組などは実はそういう話し方の勉強をするのにうってつけだったりするのです。
TEDでのスピーカーやCNNのアンカーはその道のプロ、お話をするときには十分なお膳立てや、魅力的なパーソナリティがあった上でお話をしてあるので、僕らが目にするものは高度に完成された話し方だったりします。
それもお手本として不味くはないし、むしろ素晴らしいのですが、いきなりそれを目指せと言われても、ハードルが高すぎるのです。
まずは優しいもの、より生活に身近な英語から触れて行って、少しずつ英語の話し方や聞き方を見ていくことが大事だな、と今日のスカイプ講座で学びました。
9月17日(土)に暁の会@仙台ロング勉強会を行いますが、この辺のことも踏まえて、参加者の皆さんに、すっと易しい英語で始めて、柔らかい表現もたくさん使っていただくよう、アクティビティを工夫しています。参加される皆さん、ご期待ください。
こちらからお申し込みいただけます。 https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/51241
とても良い夜でした。

2016年8月31日水曜日

先生は子供達の太陽☀️

北風と太陽のお話があります。私たち教師は、子供達にとって、どちらを目指すべきなのか、深く考えを致す日々です。

私たち教師は、子供達にとって、寒い風を吹かせる北風ではなく、温かい太陽のような存在であるべきだ、と僕は思っています。

横浜マリノスの少年指導者の方の指導書に、「指導者は子供達にとって、厳しく鍛えたり、罵声を浴びせたり、意地悪をしたりするのではなく、子供達にとっていつも、太陽のような人でいるべきだと僕は思います。」と書かれてあり、新任教師時代の僕は、その言葉に感化され、今でも大切に胸に刻んでいます。

親友、西山哲郎くんと今後の暁の会のあり方について、夏に随分と議論をしました。

夏に二人で主催したり、出かけて行った勉強会、ワークショップは、「参加された先生方に体験をしていただき、英語を楽しんでいただき、皆で知恵や情報をシェアしあう温かい現場にしようね。」と誓い合って臨みました。

参加された先生方が、勉強会に出ている時間だけ気持ちよくなり、精神のカタルシスを味わって、しばしの間日常の辛さを忘れるような、そんな鎮痛剤のような勉強会であってはいけない、と西山くんと何度も話しました。

参加された先生方が、子供の頃のように英語に親しみ、英語を楽しんで、その経験を、そのスキルを、そのメソッドや心持ちを、教室に持って帰ってもらい、先生方の目の前の生徒さん200名の前で生徒さんとともに味わってもらい、子供達とともに英語をもっともっと好きになっていただく、そして、子供達とともに英語を楽しんで学ぶ気持ち、きっかけを作っていただけるようなワークショップにしないと、僕ら二人が皆さんとともに過ごす意味はないよね、と何度も何度も西山くんと話をしました。

勉強会は内輪が集まって、内輪ノリで、内輪ネタで盛り上がることではない、と僕らは強く思っています。

また、勉強会はお祭りでも、選ばれた人しかいけないような会でもない。さらに言うと勉強会は同窓会やお友達会でもないのです。

勉強会は、参加された先生方が教えておられる子供達のためにあります。

子供達が、それぞれの先生方とともに、英語の授業を通じて元気になり、笑顔になり、英語を学ぶ喜びを、第二外国語学習を通して見る自国文化を、さらには博い見識と視野を身につけること、これこそが暁の会が参加者の皆さんと標榜する世界だ、と僕らは思っています。

子供達とともに、英語の先生方に元気になってほしい、英語の先生方に語学を学ぶ喜びを、嬉しさを、取り戻してほしいと願ってやみません。

2学期にたくさんの勉強会とワークショップを企画しています。
ぜひお出かけください。お待ちしております。

■2学期、毎月必ず暁の会がどこかで開催されます。

来月と言いますか、明日からの9月、僕らが主宰する暁の会は多くの勉強会を企画しています。

これまで、夏のジョイント勉強会、またオックスフォード大学出版でのワークショップ、英語教育達人セミナーとのコラボを通じ、暁の会京都リーダーの西山くんと議論と検証を重ね、9月、10月、11月、12月と、数多くの勉強会を企画運営する決意を固めました。

また、福岡女学院中高の坂本彰男くんと長い議論とディスカッション、そしてスピリチュアルなインスピレーションを共に得て、今、福岡で毎月一回、金曜日に、多読、多聴、多話、多書の時間を先生方と持つ企画を計画中です。

これから毎月、どこかで暁の会が開催されています。


来月のシルバーウィーク中、宮城県仙台にて、
今年二回目の東北勉強会を開催致します。


■参加者全てが子供達にとってのカリスマであり、リーダーである共同体を目指して。

暁の会は今、出会った先生方にどんどん声を掛け、どんどん実践発表をしていただくことを計画していて、すでに夏後半の勉強会でも4名の先生方に実践発表をしていただきました。

今後は、英語教室で教えておられる先生方、小学校の先生方、中学校の先生方、高校の先生方、そして、短大や大学、大学院の先生方、ネイティブの先生方にどんどん実践発表をお願いしていきます。

また、その場その場で常にディスカッション&シェアの時間を持ち、良い実践が報告されれば、その場で即興ですぐに皆さんに体験していただき、その場で学びを拓いていく機会を持ち続けます。

多くの先生方にアイディアや実践をシェアしていただき、知恵を共有し、皆で協働学習を学び、力をつけていきたいと思っています。

カリスマはいらない、リーダーもいらない。

参加者みんながリーダー、参加者は現場にあって子供達のカリスマであり、リーダーであり、先輩であり、家族であり、兄弟姉妹であることを鑑みて、先生方皆さんに真の意味で参加型の勉強会を経験していただきたい、という思いを強くしております。


■9月17日(土)初の仙台での暁の会勉強会。

これは仙台の大野先生との対話から生まれた企画で、東北の先生方と共に英語を楽しむ時間を持ち、授業づくりや普段の英語学習へのモチベーションアップに生かしていただく機会を作ろうという想いから生まれた企画です。


英語シャワーを体験して、元気になりませんか?
午後13時から21時まで、すべて英語でセッションを行います。
英語シャワーを体験して、元気になりませんか?
多くの皆さんのご参加、お待ちいたしております。
日時:9月17日(土)13時〜21時
8時間ありますので、夕方ご予定のある方は切りがよろしいところでご退席いただけます。 
場所:仙台市民会館 会議室2
内容:暁の会ロング〜All in Englishを体験するワークショップ
discussion 1: current news topic
discussion 2: analysing
lecture 1: PREP talk & Layer Making
story telling1: pair & trio
group work : presentation making
speech making : My 'TED' talk


暁の会ロング勉強会、東北開催は初です!
午後13時から21時まで、すべて英語でセッションを行います。
多くの皆さんのご参加、お待ちいたしております。
8時間ありますので、夕方ご予定のある方は切りがよろしいところでご退席いただけます。 
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/51241

■9月17日(土)は大阪でも暁の会があります!
【暁の会京都】9月の勉強会のお知らせ
日時:9月17日(土)
15時から19時まで
小会議室

場所:下京青少年活動センター
テーマ:アカデミックディベートの全て

イギリスの大学でディベートを専門に学ばれた久留宮一浩先生を愛知県からお招きします。

久留宮先生は9月から学校現場に復帰されます。今後、暁京都を落語小屋ならぬ英語小屋にしていきたいのと、3学期に授業でディベートを実施するので、一からディベート理論と技術を体得したくて、久留宮先生に勉強会の講師をお願いしました。

西山くんとのマンツーマンの予定でしたが、良いこと、楽しいことは共有したいので、9月の暁京都開催の運びとなりました。楽しいことは自分で創るのだ!

参加ご希望の方はメッセンジャーやLINEでお申し込みください。よろしくお願いします。

■9月24日(土)大阪で暁の会&中之島英語研究会ジョイント勉強会

さて、9月24日(土)は大阪で、中之島英語研究会と暁の会京都のジョイント勉強会が行われます。
現場の違うそれぞれ4つの実践発表と体験の4部構成となっています。

【なか英研&暁の会京都ジョイント勉強会、講師変更のお知らせ】
暁の会京都リーダーの西山です。昨日は京都で単独勉強会を行いました。中村憲幸先生(東山中高)と3時間ワークショップを行い、大盛況のうちに終了しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

さて、本日は、先日告知させていただきました、なか英研&暁の会ジョイント勉強会第1弾の再告知、ならびに講師変更のお知らせです。第2部に大注目です。今回のコンセプトは「小中高大の英語教育の垣根を取り払う!」にしました。僕がいま興味を持っていることのひとつに、教育機関の間にある壁を壊し、教員間の真の連携を図るというものがあります。このことを念頭に置いて、コンセプト設定しました。(全ての活動をAll in Englishで行います。)

お申込みは以下のリンクからお願いいたします。たくさんの先生方とお会いできることを楽しみにしております。
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日時:9月24日(土)15時~19時

場所:私立英真学園高等学校 普通教室
阪急十三駅東口から徒歩5分の距離です。アクセスは以下のURLをご覧ください。
http://eishingakuen.ac.jp/access/

テーマ:小中高大の教員連携祭り。50分×4コマのセッションを通じて、Almost in Englishの活動を参加者の先生方と共に楽しみながら、作り上げる。

第1部:小学生にできるだけ英語を話させ、聞かせる工夫
Hi Friendsの各レッスンのゴールのタスクを、実際に先生方にも体験していただいた後に、教室での実際の映像を紹介します。

発表者:堀込美恵子先生(箕面市立第三中学校)

●第2部:「ハーバードの修士取得の現地報告」

滋賀県の公立高校の教員をされていた頃、一念発起され、1年間休職し、北米のトップ大学院で学びたいと決意され、見事ハーバード教育大学院に合格され、修士を取得された方にご登壇いただきます。

事前準備から現地での生活、ハーバードの様子、留学生に求められる資質、そして1年間ハーバードで学んだことで訪れた変化とは何か?包み隠さず、お話しいただきます。

発表者:武田浄先生(滋賀県大津市教育政策アドバイザー、追手門学院大学グローバライゼーションストラテジスト)

●第3部:TEDスピーチを使ったスピーキング&ライティング活動

中学3年生の1学期に行った「食の安全」をテーマにしたTEDスピーチを用い、ただ内容を理解するだけでなく、発問に焦点を当てたグループディスカッション、発信を意識したクリエイティブな活動をいくつかご紹介します。

発表者:西山哲郎(東大寺学園中・高等学校)

●第4部:中高生のfluencyを徹底的に伸ばす多話・多書実践

中高生を対象としたfruency firstでのアウトプットアクティビティ実践をお見せします。abcトークという活動の紹介です。
発表者:湯谷賢男先生(京都産業大学付属中学・高等学校)
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2016年8月22日月曜日

9月17日(土)、暁の会初!東北勉強会開催!

来月9月17日(土)は、午後13時から21時まで、仙台で暁の会初の、東北勉強会、開催致します。

東北、北陸、関東、北海道の先生方、お待たせしました!
皆さんのご参加、お待ちいたしております。

詳細はこちらです😀



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
来月のシルバーウィーク中、宮城県仙台にて、今年二回目の東北勉強会を開催致します。

いわき、郡山、福島全域の皆さん、
仙台、つくば、茨城、栃木の皆さん、
山形、青森、北海道、岩手、秋田、新潟の皆さん、
そしてもちろん、東京はじめ関東近郊の皆さん!
暁の会ロング勉強会、東北開催は初です!
お待たせしました!
午後13時から21時まで、すべて英語でセッションを行います。
英語シャワーを体験して、元気になりませんか?
多くの皆さんのご参加、お待ちいたしております。
日時:9月17日(土)13時〜21時
8時間ありますので、夕方ご予定のある方は切りがよろしいところでご退席いただけます。 
場所:仙台市民会館 会議室2
内容:暁の会ロング〜All in Englishを体験するワークショップ
discussion 1: current news topic
discussion 2: analysing
lecture 1: PREP talk & Layer Making
story telling1: pair & trio
group work : presentation making
speech making : My 'TED' talk
東北勉強会のお申し込みはこちらから宜しくお願い致します。
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/51241

東北での英語教育達人セミナー、大盛況!新しい風が吹き荒れる!










6月から数えて9回目の全国行脚も昨日の仙台で無事に終了し、博多の日常に戻ってきました。

東京、東京、京都、大阪、東京、東京、茨城、福島、宮城、と多くの皆さんとの交流が深まり、今大きく新しい風が吹いてきたことを力づよく感じています。

やっと出発点に立った感じです。これからどんどん燃えたっていかないと、退職まで時間がありません。

日本の子供達を笑顔に、英語を学ぶ喜び、仲間と学び合う素晴らしいさ、人生の素晴らしさを、多くの仲間同胞と共有し、ますます愛の教育を、力強い学力を、生きる力を模索してまいりたいと思います。

以下、Facebookに昨日投稿した文章を転載します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【感謝!東北!また来月仙台!半年以内にいわきでワークショップ!】
I'm home, buddies! Home, ya'll!
今さっき彰男と別れ、自宅に到着しました。
福島、宮城をはじめ、東北の先生方、北は北海道まで、
たくさんの「生徒ラブ!」な先生方に出会えたこと、何よりの財産です。お世話になりました。先生方のおかげでとても元気になりました。ありがとうございました。
東北の地で、私たち九州人が元気と勇気、前に進む励ましをいただきました。何ものにも代えがたい私たちの財産となりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
また、はるばる4時間以上も車や新幹線を飛ばしてきて、駆けつけてくださった皆さん、最後の最後でサプライズ登場の米田先生、本当に感謝をしております。
郡山でお世話になった松本Bros.&亀仙人畑中、ありがとうございました。元気を一杯一杯いただきました。
茨城と栃木から参加してくださった川島&岩本両先生、感謝です。
福島県で生徒ラブな授業をいつも模索しておられる先生方、元気と励ましをありがとうございました。学びや気づきの連続で先生方のお姿に元気をいただきました。ありがとうございました。宮澤先生の素敵な笑顔と田村市の女性の先生方のご挨拶が思い出に残っています。
福島の若い先生たちに「守るな、攻めろよ、人の目を気にするな。」と言って、背中をバーン!と叩いたのが郡山の思い出。そして、畑中さんとの力強いギューなハグが今でも忘れられません。愛弟子の涼一君には最後までお世話になりました。ありがとう。本当にありがとう。
仙台ではカシオの長田さんに大変お世話になりました。濃い裏話が聴けたこと、長田さんの豪快なガハハ笑いが忘れられません。部活の頼れる先輩のような素敵な方でした。ありがとうございました。
会場のお世話をしてくださった大槻先生、室さん、本当にありがとうございました。大槻先生の電子辞書ワークショップのおかげで、電子辞書の可能性とアイディアをたくさんいただきました。
会場に駆けつけてくれた原田くん、イギリスパンで盛り上がった斎藤先生、茨城の若い元気な先生、暁フレンズでもある大野先生、西村先生、本当にどうもありがとうございました。最後にサプライズで登場してくださった大阪の米田先生、感激でした!温かい笑顔が忘れられません。
牛来くんが2回も来てくれたのはプライスレスでした。元気が出たよー!
明日からまた、愛する生徒たちとの授業が始まります。大きく何かを変えられるわけではないことはわかっています。先生たちからいただいた心の栄養を、子供達のためにたくさん使って、美味しい授業を作っていきましょうね。みんなで励ましあい、何度打ちのめされても諦めず、へこたれず、子供達のために、月曜日からまたもえたっていきましょう!
7月のオックスフォードのワークショップから今日まで続いた遠出はひとまずここで終了。
今週は博多で2回勉強会。その後9月の17日に仙台市民会館会議室2にて、暁の会ロング勉強会、初仙台!全て英語のセッションで皆さんと濃く楽しいひと時を共にクリエイトしていく協働学習の時間を持ちたいと思います。東北関東圏内の先生方、ここ、必ず空けておいてください。
最後になりましたが、博多のパートナーであり、もはや親友という言葉を超えたソウルメイトでもある坂本彰男に。ありがとう。これから博多で燃えたっていこうね。二人が神様から用いられる時が来ているんです。高まっていこう!
谷口先生、啓子先生、本当に、本当にお世話になりました。感謝しかありません。今後とも引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
遠くからエールや励ましをたくさんくださった皆さん、特に一番気にかけてくださったクララ先生、本当にありがとうございます。週末、楽しみにしています。
皆さん、ありがとうございました。博多から愛を。そして不気味なキッスを。ぶちゅー。
田中十督より、みなさまへ。慈愛、慈しみ、愛。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

さて、今週末からまた勉強会は継続していきます。
以下、お知らせです。ぜひお出かけくださいね😀
日時:8月27日(土)16時~18時
場所:中京青少年活動センター 中会議室

今回は授業者であると同時に英語学習者であることに当たり前のようにフォーカスし、英語を使うことの楽しさ、英語で英語を楽しむことの喜び、英語で授業を行うことで見えてくることなどを体験する会にします。Almost in Englishで2時間通します。

私は第1部を担当するのですが、先日のジョイント勉強会であまり体験していただけなかったスピーキングやライティング活動をいくつかピックアップし、丁寧に活動を参加者の皆さんと練り上げていこうと思っております。

skillやmethodに過度に依存するのではなく、子供たちにどういう力をつけて欲しいのか?自分の授業を通じてどう成長して欲しいのか?といったmindを重視する集まりにしたいと思っております。

内容:50分×2コマのAlmost in Englishセッション

◆第1部 発表者 西山哲郎(東大寺学園中高)

○「中学生男子も夢中になるスピーキング&ライティング活動」

Small Talkなどの帯活動、Photo Talkや簡単なDiscussionなどを考えておりますが、あまり欲張らず、2つ3つ活動を形にします。

◆第2部 発表者 中村憲幸先生(東山中高)

○「楽しむ英語から楽しんで考えさせる英語の授業案」

文法指導からライティング指導を通して、技能の習得に始まり、思考につながる活動をご紹介します。

お申し込みや内容の確認などは以下のDoorkeeperのURLからお願いいたします。

https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/50611



🌟
暁の会博多8月27日勉強会「英語授業ワークショップ&実践発表」
日時:今週の土曜日8月27日 13時〜17時まで
場所:西南学院大学合宿研修センター研修室
内容:
13:00-13:50 「スピーキング活動」
       Story Telling(アウトプットのバリエーション)
       田中 十督(西南学院中高)

14:00-14:50 「大分上野丘高校英語科の取り組み」
       今池康彦先生(大分上野丘高校)

15:00-15:30  "Each One Teach One"
        大庭真佐子先生(福岡雙葉学園中高)

15:40-16:30 「フォニックス指導と教師学」
        園元 恭子先生
       (鹿児島純心女子中学・高等学校)    

16:40-17:30 "My 'TED' talk" (スピーチ活動)
        田中 十督(西南学院中高)
博多への参加お申し込みはこちらです。
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/50253

2016年8月5日金曜日

ガラパゴス化を回避する。(暁の会ジョイント勉強会in関西を振り返る)







7月30日(土)、翌31日(日)と2日間にわたり、暁の会ジョイント勉強会in関西、無事に大盛況のうちに終了いたしました。

延べ54名の先生方にご参加いただきました。(うち、1日目は42名)
多くの熱心で温かいお気持ちに溢れる素敵な先生方との交わりや出会いは、この夏何にも代えがたい神様からの贈り物だったと胸が熱くなりました。

暁の会発足から1年4か月、去年のジョイント勉強会参加人数は12名、今年は54名、実に450%増を頂く形となりました。

これは何を意味するのか。僕と暁の会をともに運営する親友の西山哲郎、そして同じく親友でありビジネスパーソンである原田くんと8月1日に京都観光をしながら、深く議論をしていきました。

その後も西山君とは何度も議論を重ね、ある一定の結論に達しつつあります。

8月の暁の会in関西のあと、僕は東京で英語教師達人セミナーの講師を3回務めることになっており、昨日、一昨日と2回、無事にワークショップを終了しました。

多くの先生方に来ていただけたわけではありませんが、そこに来られてあった参加者の先生方と、暁の会ジョイント勉強会in関西に来られてあった先生方の持つ温度、空気が非常に酷似している印象を深く持ちました。

そこにあるのは、大きな危機感、すなわち、このままではまずいのではないか、何か虫の知らせがするので、とにかく勉強会に来てみた、といった、現状への危機感が静かにも沸々と抱かれている、そんな印象を僕らは受けたのです。

僕たち暁の会は、オーガニックな語学指導を多くの同胞と共有し、現行の入試制度から改革変貌を遂げようとしている大学入試制度、あるいはグローバル教育推進のもとに行われている様々な施策について、市井の立場から多くの実践や検証を行い、そのメソッドやスキル、方法論、細かいロジックまで含めて、多くの先生方と共有し、日本の教育のために発達発展をやっていこう、という趣旨のもと、勉強会を企画し、運営、開催を行っているものです。

去年の立ち上げの時にはなかなか参加者が集まらず、もどかしさを憶えたものですが、今年の勉強会の反響に、びっくりしたのと同時に、これは何を意味するのかをきちんと冷静に思考し、今後につなげなければならないと分析と検証を細かく行ってきました。

今回のジョイント勉強会のテーマは大きく分けて3つあります。
1.多読、多書、多話のすすめ
2.アクティブラーニングのすすめ
3.All in EnglishからAlmost in Englishへ

これらの3つのテーマが柱となり、勉強会を続けてきました。参加者のほとんどの方が、現行の授業では、もはや今後の入試改革や教育制度改革にご自身の授業が対応できないのではないか、という強い懸念と危機感を持っておられることが、アンケートを読ませていただき、また懇親会や休憩中などのやり取りでわかってきました。

旧来の高校での受験指導や、一貫校での前倒し指導、トレーニング重視の指導など、様々なやり方があると思います。これまではそれで生徒たちに力をつけることもできましたし、その方法を今も取り入れて成果を上げておられる多くの仲間同胞の先生方も覚えます。

しかし、今年の夏に感じた、参加者の皆さんが持っておられる危機感と空気感は、このまま旧来の指導をしていると、10年後と言わず、2,3年後には、その指導メソッドも完全にガラパゴス化してしまうのではないか、と強く感じさせるものでした。

ご存知のない方も多数おられるかもしれませんが、今、表には出てきていないだけで、英語の授業に多読を取り入れようとされる先生方が急増しており、去年一年間に比べ、今年の上半期は多読の勉強会やワークショップ、セミナーなどが、小中高大レベルで爆発的に急増しています。参加者の方々の中には、進学塾の先生方や塾長の方も多く含まれていると聞いています。また、大手予備校の講師の先生方の中にも多読セミナーに参加される先生方もいらっしゃるそうです。

また、メディアニュースの情報だけでしかアクティブラーニングをご存知のない方もいらっしゃるかもしれませんが、アクティブラーニングの勉強会やフォーラム、研究実践発表、ワークショップは、知られていないだけで、潜在的にとんでもない数存在しており、メディアの情報しかご存じない方がびっくりされるような成果や教育効果を上げ、さらに模試や進学率の成果も爆発的に高めておられるご実践をお持ちの先生方も多くいらっしゃいます。

ICT教育に関してもしかりです。

僕はこの1学期を振り返り、多くの新しい仲間や先生方との出会い、さらにはそのご実践を聞き勉強する機会に恵まれ、今まで漠然と取り組んでいたこれらの取り組みを整理包括して、2学期に向けて高める勉強を始めました。

スピーキング活動とライティング活動をセットにすると生徒のライティング力とスピーキング力が飛躍的に伸びることもデータでわかってきました。また、多読により、優しめの本をたくさん読んで土台と基盤を作った生徒は、難しいものばかりを読んだ生徒に比べて、その後の伸びが爆発的に向上することもデータで明らかになってきています。

オーガニックな語学指導やアクティブラーニングをまだご存知のない先生方。悪いことは申しません。今すぐにでもこれらの指導法や方法論を勉強開始されることをお勧めします。

やり方がわからなくても、多数のワークショップや勉強会が開催されており、ネットで調べて、ご近所の行き易い勉強会に参加されることをぜひおすすめいたします。

東京に来て、ワークショップの合間に、大手予備校の社長さんと2時間半お話しさせて頂く機会が与えられたのですが、塾や予備校業界でも、これらのことに対して強い危機感を持っておられ、我々が知らないだけで、ひっそりと改革は進行中だそうです。

的外れで論外な批判や反証を繰り返していると、取り返しのつかないことになるかもしれません。
悪いことは申しません。すぐに勉強を開始された方が良いかと思われます。

受験で点数が取れる指導のみにフォーカスした指導をやめ、考える力、発信する力、意見を聞く力、メタ認知向上などを高める指導法をぜひ授業に取り入れ、受験でも高い点数が獲得でき、さらには大学に入った後もその学力がのびやかに成長を続けていける指導法をともに学んで研鑽に励むことができれば、と思います。

そのために仲間とのネットワークをどんどん広げ、情報をシェアし合い、活動をさらに活発化させていこうと思っています。

私たち暁の会の目標は、カリスマ先生を生むことではなく、多くの仲間同胞とともに私たちの力量の平均点を上げ、チームで日本全体の教育の底上げをしていくことにあります。

来週8/8月曜日は東京女子学園中高さん(東京JR田町駅下車)で一日、達人セミナーのワークショップがあり、西山君と僕でお話をさせていただきます。

これらの指導法などの糸口の一助となれば幸いです。全力で先生方のお役に立ちたいと考えております。ぜひご参加ください。

最後に、文章中に上から目線のように取れる部分があることをお詫び申し上げます。どうも申し訳ございません。そのような意図ではございません。危機感を強くしていますので、どうしても多くの先生方に知っていただきたい、という想いが溢れた上でのことです。

先生方を不快なお気持ちにさせる意図はございません。なにとぞご容赦頂ければと思います。

2016年7月26日火曜日

8月27日(土)博多でワークショップを開催します😀

【8月27日(土)博多でワークショップを開催します。】
こんばんは、暁の会博多リーダーの田中十督です。
来月末に、久方ぶりに地元博多でのセミナーを開催いたします。
All in Englishの授業導入の仕方、絵本を使った活動、英英辞典による取り組み、スモールトークの活動、帯活動のご紹介を中心とした授業実践発表の会にしようと思っています。子供に英語を教えてらっしゃる方向けのワークショッップです。

時間は午後13時より17時までを予定しています。

会場は、西南学院大学合宿研修センターです。

地下鉄西新駅より徒歩5分です。

多くの先生方のご参加、お待ちいたしております。

尚、保護者の方で、授業でどんなことをしているんだろうとご興味のある方もご参加お待ちいたしております。

日時:8月27日(土)13時〜17時まで

場所:西南学院大学合宿研修センター

内容:授業実践発表とQ&A

お申し込みはこちらから受け付けております。

2016年7月25日月曜日

8月、東京と茨城で実践発表します😊
























今週末はいよいよ暁の会@京都&大阪の2Days勉強会。
素晴らしいゲストをお招きし、多読とアクティブラーニング、さらにAll in Englishの授業メソッド、スピーキングとライティングの帯活動、英英辞典を活用したスピーキング活動からライティング活動へつなげる指導実践をご紹介いたします。

お申し込み、まだまだ受け付けております。こちらより、お申し込みお待ち致しております😀

https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/upcoming

また、8月は、東京3回、茨城1回、仙台と福島で1回ずつ、そして博多で1回、さらに学内で1回、ワークショップを実施します。

ぜひお友達と一緒にお出かけいただければと思っています。
多くの先生方とお会いできるのを楽しみにしています。
どうぞ宜しくお願い致します。


以下は達人セミナーのメルマガよりの転載です。
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◎達セミin東京&土浦

もうすぐ7月も終わり、8月に突入です。今夏は、十督(じゅうごう)先生と夏をさらに熱くします!

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◆東京都千代田区

・知る人ぞ、知る、森上教育研究所の研修室をお借りして、田中十督先生の魅力を皆さんで体感しましょう!

・日 時:8月3日(水)&4日(木) 14時~17時

・会 場:森上教育研究所(千代田区九段南3-4-5 フタバ九段ビル3階http://www.morigami.co.jp/)
・会費:1日(一般4000円、院生3000円、大学生1000円)
      <回数券もあります>
・内容:
 田中十督先生のすべてを魅せます!

◆ちなみに、森上さんって、こんな人です。
→ http://meric-kyouiku.com/lec_morigami.html

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◆東京都港区
8月8日もスゴいですよ! Oxford University Pressのセミナー
を逃した先生たち、集まれ! 参加した人も集まれ! タドキストも、集まれ! やさたく、ゆるながも集まれ!
OUPセミナー:http://www.oupjapan.co.jp/ja/events/detail/15282

・日 時: 8月8日(月)10時~16時
・場 所: 東京女子学園
     <http://www.tokyo-joshi.ac.jp/access/index.html>
・会 費: 一般4000円、院生3000円、学生1000円
     <回数券もあります>
・内 容: 多読から日々の授業、そして暁の会まで、ぜ~んぶ
     魅せます!!
     講師:田中十督(西南学園中・高等学校)
        西山哲郎(東大寺学園中・高等学校)
        大久保素子(東京女子学園)  
・備考: 英語でのセミナーとなります。

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◆茨城県土浦市
・日 時: 8月9日(火) 10時~16時
・会 場: 茨城県土浦市 県南生涯学習センター(JR土浦駅直結、詳しくはhttp://www.kennan.gakusyu.ibk.ed.jp/ を参照>
・会 費: 一般4000円、院生3000円、大学生1000円)
      <回数券もあります>
◆内容:
10:00~12:00 講座1「多読、英英辞典の活用、そしてノート点検、暁の会~十督のすべて」   
         田中十督(西南学園中・高等学校)
12:00~14:00 ランチ(皆さんで食べに行きましょう)
14:00~16:00 講座2「英語授業の6sense -ICT活用編-」
         川島満義(潮来市立日の出中学校) 

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◆東京・郁文館夢学園(1日目・祝達セミ21周年)
・日 時:8月27日(土)10時~16時
・場 所:郁文館夢学園
<詳しくは www.ikubunkan.ed.jp/ を参照>
・参加費: 一 般4000円 院 生3000円 大学生1000円
・内 容:
10:00~12:00  第1講座 「4技能を効率よく取り入れたコミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱの具体的指導例」
         土屋進一 <西武文理中学・高等学校>      
12:00~14:00 ランチ(皆で食べに行きましょう)
14:00~16:00  第2講座 「9月から授業をデジタル化するノウハウ~掴んで、離さず、その気にさせる デジタル教材の特性を生かす」
         唐澤 博(浦和実業学園中学・高等学校) 

★帝国ホテルパーティ復活!
8月27日(土)19時~21時に、帝国ホテル東京で、パーティを開催します。たくさんの人の「復活」を望む声にお応えしました。
ふるって参加してください。帝国カレー、おいしいですよ!

参加申し込み:tatsusemi@yahoo.co.jp
参加費: 一人 12000円

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◆東京・郁文館夢学園(2日目・祝達セミ21周年)
・日 時:8月28日(日)10時~16時
・場 所:郁文館夢学園
<詳しくは www.ikubunkan.ed.jp/ を参照>
・参加費: 一 般4000円 院 生3000円 大学生1000円
・内 容:
10:00~12:00  第3講座 「スピーキング授業の理論と実際」
         安河内哲也 <(財)実用英語推進機構 代表理事>」
  10:00~11:00 模擬授業(郁文館夢学園の高校生を対象)
    11:00~12:00 安河内先生の講演&質疑応答     
12:00~14:00 ランチ(皆で食べに行きましょう)
14:00~16:00  第4講座 「5つの分類×8つの原則:音読指導の実際」
         正頭英和 <立命館小学校> 

もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...