2015年9月26日土曜日

暁の会@博多5回目、無事に終了^^

*9/27日の朝に、加筆訂正しました。



暁の会@博多、4月よりスタートして5回目の勉強会を無事終了することが出来ました。6名の参加者の皆様と共に、TETE: Teach English Through Englishによって受験英語を指導する方法をどうするか、というテーマについて、実践発表を行ないました。

今日話した内容は以下の通りです。

「All in Englishで授業をする時に教師に必要な心構え」

勇気を持って英語で生徒に語りかける事と、英語の力を日々高めて行く事、というお話をさせて頂きました。


「単語帳(受験用)を使ったAll in Englishの実践発表」
「生徒を惹き付ける語彙指導実践例」
「一週間4コマの中でピナクルを作る授業形態の在り方の発表」

ユメタン1の単語帳を使い、実際に参加者の先生方にそれぞれの実践をその場でやって頂いて、その後、TETEによるアプローチで、英語で語りかけて単語を生徒に指導する、という方法についてお話させて頂きました。また、単語帳の指導からタスクを作り、アウトプット活動にまで繋げる実践例先生方に示し、具体的に月曜日から金曜日までの間の中で、アウトプット活動をいつ入れるのか、どのようにするのか、どれくらいの内容をやれば良いのか、まとめはどうするか、などについてお話させて頂きました。


「学校で習っている文法事項を有機的に理解・体得させる為の手法」
「学校英文法の先にあるネイティブにとって普通の英文法論」


実際にネイティブが使っている英語は、学校英語の常識が通用しなかったり、ズレたりしてしまうことがあります。できるだけネイティブが使う様な自然な英語になるように、文法を生徒達に指導する際に気をつけておきたい点について、お話させて頂きました。この当たりのお話は、先週の東京四ッ谷での勉強会の時にお話しさせて頂いた内容で、来る12月の博多合宿、また、来年3月の東京2Daysの際に、詳しくお話しさせて頂く予定です。



「All in Englishで授業を行う際の段階的発問レベルについて」

生徒達に語りかけながら、生徒達から英語を引き出して行く指導を行なうのがTETE(Teach English Through English)の基本となります。その際に、教師からの発問には段階があり、どのような問いかけから始めて、最終的に自由英作文的なレベルにまで高めて行く為の発問のレイヤーについてお話させて頂きました。


「受験長文問題集でのAll in Englishの実践例」

受験長文を使ってTETE(Teach English Through English)を行なう場合の注意点についてお話させて頂きました。

教師からの語りかけをする際に教師が予習すべき事、生徒達に指示を出すべき事、さらに、長文には付加されていないアウトプットタスクの導入、展開、発展をどのように行なって行けば良いか、についてお話しさせて頂きました。

「これからの英語教師に求められる姿勢」

通常の授業に於けるB&B姿勢(Blending & Balancing)に加え、語彙や文法、ないしは読み物教材、音声教材を使って英語を指導する際、オーガニックな広がりのある授業での指導を心がける事をお話しさせて頂きました。無機質で形式的になりがちなことも、視点を変え、タスクの意味を問い、段階を踏んで授業の中で仕掛けて行くことで、生徒達の意識の高まりが図れる、というお話をさせて頂きました。


以上、駆け足で振り返りましたが、昨日の博多の会は、TETEを行なう際に注意をしなければならない事、さらに、段階を踏む事、タスクを仕掛ける事、週のルーティーンの見直しの中でどの位置づけで行なって行くか、などの細かい点について、突っ込んだお話をさせて頂く事が出来ました。

参加者の方は6名だったので、セッションの途中にお話を止め、その都度ご質問にお答えしたり、みなで話し合いをしたりしながら、会を進めて行きました。とても濃く、密接で、参加者の方の声が聞こえ、全体を通して考える時間を多く持つ事ができたことがとても有意義でした。

英語教育界を取り巻く状況を鑑みますと、目紛しく変わって行く施策や制度の中で、私たちが何をやらなければならないか、しっかりと見据えて行なって行く必要があることを痛感しています。

福岡女学院中高の坂本彰男先生の多読とエッセイライティングの活動と共に、燃え立って前に進もうと考えています。

ではまた^^


★次回の勉強会のお知らせです。

10/24土:京都での勉強会
(複数教師による授業実践例+英語トレーニング)

10/31土:博多での勉強会
(All in English による様々な授業展開を考える)


もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...