2015年10月29日木曜日

TETEでついに「グループ討論」を実現しました!(*´∀`) (´∀`*)

伏見稲荷さんの前で

今週の月、火、と研究授業をさせて頂きました。生徒達が頑張ってパフォーマンスしてくれたこと、積極性を発揮してくれた事を本当に感謝しています。みんな、ありがとう。

同時に、その流れをそのまま持ち越して、今日の授業までの3コマで生徒達の英作文力、スピーキング力が恐ろしく向上する様子を、目の当たりにするという驚嘆すべき状況を体験する事ができました。

研究授業でやったことは以下の通りです。

【研究授業当日:一こま目】
1.  長文読解で使った素材の英語での要約スピーキング
2.  時事ニュースを英語で読む。
3.  自分の意見を英語でライティング。
4.  その意見を元に、英語でスピーキング。(3人のパートナーと)
5.  振り返り作業として、日本語で気付いた事、改善したい事と友達と話し合い、授業終了。

研究授業を終えてやった授業の作業は以下の通りです。尚、宿題として、自分の意見をPREP(Point, Reason, Examples, Point)でまとめて来てください、とリクエストしておきました。

1. 自分の書いて来たペーパーを友達と交換し、ここはこう言いたいが、どうすれば良いか、と言い合う時間を5分取る。
2. 相談内容をメモに書き留め、そのペーパーを持って、意見スピーキング。3人のパートナーと英語で意見を言い合う。ただし、3人目の人とやる時は、ペーパーなしのフリートークを行なう、という条件を課す。
3. トークを終えたら、席に戻り、本時の振り返りを日本語でまとめて提出する。

ここまでを2クラスで行ないました。6時限目、自分のクラスでのリーディングが残っていましたので、この流れを踏襲し、その後新たな教材を読ませようとプリントを持参していました。

しかし、トークと相談会をやってみると、生徒がものすごく積極化し、流れが止められなくなり、英語でどんどん意見を言う、質問が飛び交う、傾聴の姿勢を示す、など、生徒が勢いづいて泊まらなくなってしまいました。

僕はリーディング教材を読ませるセッションを取りやめ、代わりにその場で、「英語でグループ討論をさせたら、実現出来るのではないか。」とフト思い立ち、その場でセッションの指示を換えて、討論に持ち込みました。

男女6、7人の班を作らせ、その場で司会者を決めさせて、討論をさせてみたのです。

結果は素晴らしいものとなりました。生徒達の議論が活発化し、積極的に意見を英語で言い、質問をし、メモを取りながら話し合いが展開して行く様子は、圧巻でした。こんなことならば、もっとはやく討論の会を仕掛けておけば良かった、と後悔の念で一杯でした。生徒達の力を見くびり、信じてあげられなかった自分の力量不足を悔やみます。これから残り少ない授業日数、受験演習ももちろん行ないますが、受験指導の中で、TETE実践を通して、子供達に英語の発信力、受信力を高めさせる場を共にクリエイトし続けて行きたいと思いました。

子供達から大きな勇気と励ましを貰いました。いつも生徒に励まされ、授業を共に創ることが出来て慶びで胸がいっぱいです。

生徒達同士がお互いに相談し合い、新たな意見や気付きに出会う、そのことで自分の意見が刺激を受ける、こんな流れを自分の英語の授業で創る事ができるんだ、と思うと、子供達のメタ認知力や、可能性、子供達の想像力、子供達の潜在能力を、教師は低く見積もり過ぎているのではないか、と僕は深く反省させられました。

確かにインプットも大事です。知識の獲得や、文法の練習、機械的な語彙の習得にも力を注がなければなりません。一方で、ここ7年間を振り返りますと、「もっと有機的な指導や学習法はないものか。こんな機械的で無機質で、受験やテストの点数さえ上がれば良い、とか言う様な指導法や学習法で、完結していて本当に良いのだろうか。」という葛藤と罪悪感と、自分の心の中で戦って来た思いがあります。

TETEメソッドを開始して今年で3年目になります。高校2年→3年の流れ、途中高3の時には中断している時もありました。そして、今年の高校三年生、彼らは一学期からTETEをやり、夏休みに行ったICUの研修後の2学期は、ずっと英語オンリーで通してきました。

どうなるものか、と生徒達の様子を見守っていましたが、今週、今日までの授業を通して、生徒達への有機的な指導法の神髄を、少し摑めた気がしました。

繰り返しになりますが、子供達の積極的なパフォーマンスの姿勢、生徒同士での教え合い、学び合い、気付き合いの機会がなければこの流れは達成し得ませんでした。彼らの事を誇りに思い、感謝しています。生徒達、本当にありがとう。

今日は、うれしくて、うれしくて、たまりませんでした。

思い返しますと、ここ一ヶ月、毎週水曜日のウェブ講座では、毎週毎週、濃厚で深い議論が英語で行なわれたり、感動的なハートウォーミングなシェアが行なえたりと、充実の日常を送り、学校では授業で、生徒達の英語による積極姿勢が見られ、10月24日(土)の京都ジョイント勉強会では、熱く濃い勉強会を持てた事、その流れが最高潮に結実する形で、今日の授業を迎える事ができました。

この充実の具合を、この心の高まりを、どう表現すれば良いか、もう言葉では言えない。なんと言えば良いか、わかりません。

ただただ、日々の充実ぶりに、自分の気持ちが追いつかない、というのが正直な所です。

ではまた^^

もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...