2016年3月23日水曜日

週末は暁の会@東京、英語力強化勉強会(16時間です!)

週末に東京での勉強会を控え、急ピッチで資料作りの作業を進めています。

あ、お申し込みまだの方、こちらからどうぞ^^


僕は資料作りをするときに、まず最初に目次を全部作って、各項目で自分が今一番ピンときた内容のものから、どんどん書くようにしています。

資料作りをしている時は、参加者の方の顔を思い浮かべながら、実際に皆さんが活動をしているところを思い浮かべてパソコンを打ちます。皆さんも8〜16時間、英語に向き合うわけですから、こちらも手を抜くわけには参りません。参加者の皆さんの知性に最大限の敬意を払い、厳しく、鋭く、そして、温かく、深い愛情と忍耐を持って、共に時間を過ごそうと思っています^^

今回のブログは、新作映画のtrailerみたいなものですね。長いですけれど、Coming Soon!と画面に大きく出てきて終わる、というそういう類いのものです。ああ、こんなのが今週末東京であるわけね、と思っていただければ幸いです。

さてさて。

1日目は朝の9時から夕方17時まで全て英語でセッションを行います。今回の1日目はこんなことをします。

【1日目スケジュール 9:00~17:00】*全てAll in Englishで行います。
☆Session1: Discussion 9:00~10:30
  1. Listening & Reading 
  2. Brainstorming: Share your views
  3. Q&A session 
  4. Lecture: Question Making / Viewpoint  
☆Session2: Writing &Presentation 10:45~ 12:15
  1. Writing 
  2. PREP&Specification
  3. Presentations
  4. Q&A
Lunch Time: 60 min. 12:15~13:15

☆Session3: Brainstorming & Improvement 13:15~14:45
  1. Brainstorming
  2. Lecture: Specification
  3. Writing 
  4. Presentations
  5. Q&A 

☆Session4: Discussion(Layer) 15:00~16:30 
  1. Listening & Reading
  2. Brainstorming : Share your views 
  3. Lecture: Layer 
  4. Practice : Layer Making
  5. Writing 
  6. Presentations


16:30~17:00 : Cleanup Time & Connections

セッッション1とセッション2は、いつもウェブ講座でやっているようなことを2コマやる感じ。そこに講義が入ります。viewpointとquestion makingはウェブで説明していることを簡単に紹介して、どんどんやる感じです。

セッション3と4は、グループでプレゼンを作り、発表をして、Q&Aのセッションをし、改善点を見つけていきます。

最後は自分の思った事、感じた事を英語でライティングして、全体の前でスピーチ、といった流れで1日が終わると思います。

セッション3でアクティブラーニングみたいな感じになるのかな。これは終わった後で何をやったかを報告しますので、お楽しみに。

二日目のスケジュールはこんな感じです。二日目はすべて日本語でやる予定ですが、ところどころ、プレゼンは英語でやっていただいたりします。
☆Session1:辞書読タイム Oxford Advanced Learner’s Dictionary 9:00~10:30
  1. Oxford Advanced Learner’s Dictionaryを読書(60分)
  2. Sharing①:面白い語彙や表現を全体の場でプレゼンします。(30分)
☆Session2:基軸トレーニング~入門編 「速読速聴CORE1900を初めから丁寧に」
                                       10:45~12:15
  1. 基軸トレーニング
  2. 意味の仕込みのガイダンス
  3. 音の仕込みのガイダンス
  4. 意味と音の一体化のガイダンス
  5. 音読と筆写(実地訓練あり)
  6. シャドーイング:音意識
  7. シャドーイング:かたまり感覚と構文取り
  8. シャドーイング:意味取り
  9. シャドーイング:意味と音一体化
  10. シャドーイング:ロールプレイ(ジェスチャリング)
  11. シャドーイング:ウィスパリング

Lunch Time: 60 min. 12:15~13:15

☆Session3: 基軸トレーニング~実践編 「速読速聴CORE1900を初めから丁寧に」
13:15~14:45
  1. 実地演習①:ゆっくり完璧に(意味がきちんと入ってくるまで)
  2. 実地演習②:聞き取りがスムーズに行えているか、チェック
  3. 実地演習③:丁寧に音読して、丁寧に筆写するトレーニング
  4. 実地演習④:サイトトランスレーションのトレーニング
  5. 実地演習⑤:シャドーイング(かたまり感覚+意味+音=渾然一体)
  6. 実地演習⑥:他のレッスンで運用可能か、検証+体験

☆Session4: 絵本の朗読による発音矯正 15:00~16:30
  1. 間の取り方:意味のかたまり・音の連続性・切れ目
  2. 感情移入
  3. 個別朗読
  4. 読み聞かせ
単語帳は、松本茂先生の本をみんなに紹介して、それをやっている人が多いので、今回、基軸のネタに使わせてもらうことにしました。とてもよくできている単語帳で、これを「単語帳」という括りに収めておくのは勿体無いくらい、という話は前回もブログでした通りです。

この目次からは分かりませんが、資料の方には、細かく突っ込んだやり方を、これでもか、これでもか、と網羅しています。

去年、親友の西山哲郎君と、毎日のように議論して、今だに議論していることは、とにかく単語帳や問題集、参考書なんかの学参教材についてです。そもそも、いらねーんじゃねーの?とか言いつつ。
オーガニックな方法で単語を体で覚えていく方法が一番語彙定着
がいいんですけれど、中高で英語を教える場合は6年間しか時間
がないから、単語帳で効率よく単語を覚えさせた方が良い(とい
うか無難、という発想?)、という脊髄理論のような説得力を持
つ言説で一蹴されて、トホホになっちゃうんだよね、という話で
終始していました。

目下のところ、キクタンリーディングと、松本茂先生の「速読速
聴」シリーズ、そして、林功先生の「TOEFL Mustwords 
5600」が今の所一番いいのかなーなんて、思ったりしています。
中高現場でこれらの単語帳がもっと広く使われるようになると、
日本の中高生のグローバルへの道も明るいんだがなぁ、と思った
りしています。

哲郎くんは、中学2年生に、英英辞典を買わせて学習に取り
組ませていますが、英英辞典を使っていると、日本人が書いたよ
うな無機質で人工的な例文なんて、一つも載っていないんですよ
ね。セサミストリートのピクチャーディクショナリーもそう。

やたらとたくさんの参考書や問題集を採用してしまうのが常なの
が英語教員だと思うんですけれど、それらの学参書の類いを全て
止めて、英英辞典を買ったり、好きな洋書を買ったりした方が、
絶対いいと思うんだけどなー、という話をしていました。

去年から延々とそんな話ばかりをしています。突き詰めてオーガ
ックな語学学習を考えると、いつもこの話に落ち着いちゃう。
分たちで実際に体を使って実験と検証を繰り返してきた問題な
で、やっぱり、受験英語や検定などの資格の類の問題集や参考
書、単語帳ってどうしても続かないんだよね、とう話になって
しまいます。

語学学習は何のためにするのか、また、私たち英語教師は、何のために英語を子供達に教えているのか、という根源的な問いを中心に据えて教育活動を見つめ直すと、こういう話に常に行き着いてしまう。また、自分が自分の体を使って、毎日英語の勉強やトレーニング、多聴、多読に実際に取り組み、大量の生の英語に触れていると、学校で教える英語や、受験のために取り組ませているものとの乖離や齟齬に必ず行き当たります。生の素材に触れないと、そういう思いには絶対に至りませんで、残念ながら、点数が何点取れた、とか、そういう話にしか論点が依拠できなくなってしまいます。仕方がない、と思う反面、これはとても残念なことだと思っています。

さて、話が逸れましたが、勉強会の中身についてのお知らせでした。

セッション1は、辞書を読書する、という体験を実際にしてもらうこと、オーガニックな教材に触れる喜びを体感していただくこと、さらには、プレゼンを通してアウトプット力を高めていく視点作りに取り組んでいきます。多読を始めたいと思っている人が、僕の周りでどんどん増えていますので、そのきっかけになれば、と思い、毎週のコア講座(スカイプ)でやっていることをライブで行おう、というわけです。

セッション2、3は、休む暇もなく、次々とトレーニングが続きますので、息つく暇もないと思います。説明は手短に、実際のトレーニング時間をたっぷり取り、懇切丁寧に個別に指導させていただこうと思っています。参加者が少ない勉強会の醍醐味ですね。少人数での勉強で高まりを感じて頂ける体験を通じて、子供達との対話や、個別の指導への意欲や関心を高めていただこうというのが趣旨です。

セッション4の読み聞かせもコア講座で毎週やっていることですが、朗読のトレーニングを通して、文節、間合い、英文理解、発音矯正、感情移入、ロールプレイ、までを学習していただければ、と思っています。

2日間で16時間も時間が取れます。たっぷり勉強できる良い週末にしたいと思います。

フゥー。しかし、これを1年で、東京2回、関西1回、博多で1回、って計4回。去年の暮れが12時間、今年の3月は2016年一発目で16時間、こんなこと、続くのだろうか笑。

参加者の方も、回を重ねるごとに新しい方が増えていて、びっくりしています。しかも、今週末のことなのに、今週に入ってから、お申し込みが集中したりして、ヒェ〜、と嬉しい悲鳴^^;

勉強をしたい、伸びたい、と思っている方々と時間を共にすると、あっという間に時間が過ぎていきます。

週末、僕はとても幸せになれるんです。それが手に取るようにわかります。温かい現場になると思います。とても楽しみです。

興味を持たれて、参加されたい方は、こちらからお申し込みできます。宜しくお願いします^^

https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/upcoming


もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...