2015年7月16日木曜日

暁の会on the web第三回、無事に終了しました^^

昨日は「暁の会on the web 第三回」を開催しました。
↑今回の勉強会に臨む前に作った指導案


3週間前からこの活動を始め、「話す」「書く」という二つの活動を参加者の方とやっていて見えてきたことがあります。それは、日常的に英語を実際に使う機会を持っておく、という新たな視座でした。13年間英語のトレーニングをやっていますが、これまでの自分のトレーニングはどれも「インプット(知識の獲得)」に重点が置かれており、実際にそれらを運用し、活用する「アウトプット(思考の発信)」を鍛えていく、という方法へは中々結びついていませんでした。

実際にやってみて、「英語を読む、聴く」という行為は一人でもできるのですが、「英語を話す、書く」という活動は相手があることですので、他者と関わりを持たないとどうしてもできない。暁の会でこういう活動を始めたことは、その意味で、とても意義のあることだと改めて思いました。

トレーニングではインプット活動を存分にやり、自分の知らない英単語や、使ったことのない表現の獲得に勤しみ、数多くの文献資料やメディアソースに触れながら、英語力を高めて行くことができます。認識語彙や認識できる言葉の数が増えていくのです。

一方で、これらを自分の言葉として組み合わせて運用していくためには,それらを実際に用いる場面に身を置かなければならない。これはたとえば、英語でものを書いたり、日常的に外国人の方と英語でやりとりをする、でも良いのですけれど、このどちらか一方でも良いので、日常的に持つことにより、英語の運用力を維持向上していくことが可能となります。

たとえば僕は一人で車に乗っているときや、家に居るときに、独り言のように、「誰かにある事柄について意見を求められたこと」を想定して、英語で自分の意見を喋る練習を日常的に行っています。しかし、これではその英語がきちんと通じているのか、正しく発話されているのか、判断ができないのです。

ここに他者が加わることにより、自分の英語がきちんと人に届く、言葉は人に届くことを目的に発せられているので、他者を交えてこの作業を繰り返していくことが、自分の英語運用力を上げていくことに繋がっていきます。新たな取り組みによって、こういう行為を日常的にできるようになったことはとても恵まれている、と改めて思わされました。

さて、今回は前回までの反省を踏まえ、新たに指導案を作り直し、パートナーの西山先生と綿密に打ち合わせをして臨みました。

毎晩、西山先生とSkypeにてスタッフミーティングをしながら、お互いにノートにメモを取り、アイディアを具現化しつつ、反省点にプラスの要素を2、3加えて、新たな視座を求める、というメソッドで勉強を続けています。

大学の頃にゼミをやっていたときを思い出します。お互いに仕事をしながら勉強を続けているので、厳密にはゼミとも違うのですが、趣味や遊びでこういうことをしている訳ではないんだな、と自分のノートを見つつ、感じています。インプットとアウトプットの可能性を、自分たちの身体を使いながら実験していく取り組みは、とても有意義なものです。できうる限りのことをどんどん考えて即実践しながら、可能性を探って行きたいと思っています。

スタッフミーティングでは
どの段階でどのような活動をするのがより効果的かを毎晩話し合っています。


インプットとアウトプットは切り離して学習すべきなのか、同時に並行して行うべきなのか、を西山君と毎晩Skypeで議論しています。どういう形で生徒達に教えていくのがもっとも効果的なのか、正解はないとは思いますが、あらゆる可能性を排除せず、フラットな視線で毎晩考えることを自分たちに課しています。

暁の会で開催している土日の勉強会以外の活動の中で、これらの可能性について仮説を立て、実験をし、検証して、次に繋げていく、ということを繰り返していると、授業や指導に関して新しい視座が得られるのではないか、と僕らは睨んでいて、その点に於いて、できるだけ丁寧に洗っていきたいと考えています。

あらゆる可能性は一切排除せず、過去にやったこと、今からやろうとすること、現時点での様々な解決すべき諸問題、対峙すべき課題をすべて考慮に入れ、子ども達に提示できる学習法、新たな授業の展開例、取り組みの策定に活用できることは何かを探っていきたいのです。

最後に、次回の「暁の会@博多」へ参加してくださる先生方からメールを頂戴しています。

今まで都合がつかずご参加頂けなかった様な先生方や、旧知の仲間から、是非参加させて欲しい、という、嬉しいメールを多数戴いています。夏の補習や公務でお忙しい中、ある方は飛行機をわざわざ取って参加してくださるとのこと。会が有意義で実りのある勉強会になるよう、ギリギリまで西山君と勉強を猛烈に進めて行きます。

次回の「暁の会on the web」は7/23(木)22:00より、90分程度の予定です。

内容は、英文を用いた発音トレーニング、解釈を英語でディスカッション、解釈を英語でライティング、まとめでは自分で書いたものをみんなの前でプレゼンするという活動で閉じる予定です。

また、今回ネットを使った学習会をやってみて、色々な可能性を探っていきたいと考えています。社会人向けに、個人的なご希望があれば、週に1回だけではなく、週にもう一度くらい勉強会を開催しても良いと考えています。たとえば世界がグローバルに抱える問題解決法を皆で考えて、英語でディスカッションし、自分の考えを他者とシェアしながら、意見をプレゼンしていくような勉強会です。これは60分~90分程度で、いきなりトークから入る、という形式で良いかな、と思っています。西山君とミーティングで協議し、うまくいけば近いうちに開催を目論んでみようかと思っています。


ではまた^^

もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...