2016年3月28日月曜日

暁の会 英語力強化勉強会16時間!@東京早稲田&本駒込、大盛会のうちに終了^^



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【鈴木優子先生がまとめてくださった素敵なスナップ^^ 優子先生、ありがとうございます^^】

3/26土曜日、3/27日曜日と、東京の早稲田と本駒込で、暁の会英語力強化勉強会を開催し、無事に終了しました。今回は9時~17時の2日間で、計16時間の長丁場でした。

長丁場の勉強会は慣れたものでして、去年京都でやった勉強会は8時間、その後9月の東京は4時間、暮れの博多は12時間、そして、この3月の勉強会は8時間×2日間で16時間、と、回を重ねるごとに時間が長くなっています。

やってみて思ったのは、今後の勉強会すべて、all in Englishスタイルで、16時間やってはどうか、ということです。

今後、暁のロングの勉強会は、すべてall in Englishで行いたいと思っています。

さて、1日目はall in Englishで、記事を読み、全体で記事に関するbrainstormingを行いながら、ペアやグループで、記事に関する意見を言い合うセッションを持ちました。

毎週水曜日に同じようなことをスカイプ講座でやっていますが、実際に会って顔を突き合わせながら意見を言うと、その場で出てくる意見の質が変わるように感じました。参加者の皆さんは、間違いを恐れずに、どんどん英語で話をしていました。

こういうセッションを毎週していて、まとまった形で今回もやりましたが、いつも気を付けていることは、間違いを指摘しない、ということです。また詰まった時には日本語で言っても構わないし、分かる表現でなんとか言う努力をする、という形をとっても構わない、という姿勢で全体をまとめる、ということです。

英語をどんどん使って発信してみる、自分で意見を言ってみる、自分で楽しむ、そういう気持ちを取り戻してほしい、と思い、英語のセッションを組んでいます。英語力強化、なんて言葉を使う僕がいけないのですが、英語を使う、英語に触れる、英語を楽しむ、という3つのポイントを最も重視して、暁の会ではセッションを組んでいます。

午後からは、僕が無作為にウェブから拾ってきた記事を印刷したものをグループに手渡し、全員で英語でやり取りをしながら、その記事に関するプレゼンを作ってもらう、という活動を行いました。作成時間もわざと短い時間で設定し、記事も一人1部ずつは渡しませんでした。困難な状況になった時に、人はなんとかして協力してその現状を打開しようとする、そんな人の生きる力があることを、実感して欲しかったからです。

また、普段の生活では、どうしても現状に対して不満が多い私たちなのですが、視点を変えたり、協力をしたり、一工夫を加えることで、当初はやるかたないことだと思えていたことでも、意外となんとかなるものだ、という希望を持てる、という体験をぜひしていただきたかったのです。

スキルやメソッドをご紹介する勉強会をすることも過去にはありました。たくさんの資料を作成し、多くの方々に、一つでもよい方法をご紹介したいという純粋な気持ちがあってのことです。

一方で、過去に行ったそれらの勉強会の中身を自分なりに振り返ってみると、果たして、自分が作った資料は、自宅なり職場で再度読み返されたり、反芻されて活かされたりしているのだろうか、と悩んでしまうこともありました。

実際に目の前で行われていること以外には、人は物事に対して関心を払うことは少ないのではないか、と、そんな思いに至ったのです。

ならば、たくさんの体験や経験を活動を通してしてもらい、その中から多くの気づきや発見を得ていただいて、参加者ご自身が、その場にある日常について考えを巡らし、現状を少し動かしてみよう、という気持ちの種を蒔くことのほうが大事なのではないか、と僕は考えたのです。

結果として、参加者の皆さんの活動の様子を写真や動画に収めていて、この思いが過つことはなかったな、と安堵の気持ちを憶えました。

二日目は、いつも聞かれるトレーニング関するガイダンスと、辞書を読んでいく「辞書読活動」がメインでしたが、今後はこれらの活動よりも、英語によるセッションと読み聞かせや多読などの活動を中心に行っていきたい、と考えています。

何よりもまず英語を楽しんでもらうこと、英語で活動することに喜びを持ってもらうこと、誰かと共に時間を共有することの温かさ、異なる価値観に触れる喜びを実感してもらうことが暁の会の本当の目的でもあります。

温かい気持ちになった時、人はそれをほかの誰かに伝えたくなりますよね^^
温かい心に触れた時、人はそれをほかの誰かにもしてあげたくなりますよね^^

僕たち暁の会が本当に望んでいること、それは、シンプルですが、この2つのことだけなのです。
それ以外のことは、後から添えて与えられる、僕らはそう考えて信じています。

次回の英語によるセッションの勉強会は、6/12日曜日、英語教師達人セミナーにて行う予定です。これは達人セミナーの谷口先生のお招きにより実現したことです。達人セミナーや多読の勉強会とのコラボレーションを、今年は積極的に行っていきたいと思っています。

また、ご希望があれば、全国どこへでも出かけて行って、英語で活動をするセッションを開催したいと思っています。どなたでも、お気軽にご相談ください^^

暁の会メールアドレス:dassenglish73@gmail.com



≪今回工夫を凝らしたこと≫
〔1日目に関して〕
・グループでのセッションを入れたこと。
・プレゼンをグループで協力してやること。
・敢えて困難な状況の中で、協力して作業を進めるチームワークを活動に入れたこと。
・具体例や例証に層を作るlayer makingの講義と活動を入れたこと。
・質問する視点と、話を聞くときのviewpointの講義を整理して行えたこと。
・講師が話す時間を極力少なくしたこと。
・リーディングをする際、輪読制にし、その都度、中身について発見や驚きがあったらすぐに意見を言えるような空気にしておくこと。
・個人の作業よりも、グループ内での英語の活動に重点を置いたこと。

















〔2日目に関して〕
・実際に「やった」と思っているレベルのトレーニング内容を深めること。
・普段自分でやっていたら中々分からない発音や、音読の滑らかさ、シャドーイングの細かさなどについて詳らかな指導をすること。
・これでもか、というレベルで繰り返し練習をしてもらうこと。
・できた、と思うハードルをできるだけ高く上げること。
・できてない、という認識と自覚を持ってもらうこと。
・勉強会よりも、普段のTR活動のほうがとても大事である、ということ。


さて、2日間を終えてみて、僕自身の感想を述べさせていただきますと、これまでやったどの勉強会よりも充実した2日間でした。

参加者のみなさんが、活き活きと英語を使って活動をされる姿を見ることに、心からの喜びと充実を感じました。この人たちの中には英語の先生がいる、この人たちの目の前には200名の生徒さんが待っている、もしこの先生が英語に触れる喜びを取り戻してくれたら、きっとこの先生の生徒さんも、英語に触れる楽しさ、英語を使う喜び、英語でほかの人と何かをシェアする素敵な気持ちをきっと持ってもらえるかもしれない、そういう気持ちをもって、セッションを見守っていました。

英語を教える人、英語をもっと学びたいと思っている人が、英語に触れる喜びを体験してくれたら、僕が経験したちっぽけでつまらないスキルやメソッドをこの人たちに教えるよりも、きっと良いことが起きる、僕はそう信じて今回の資料作成に力を入れました。

この大人の人たちが子供のころ、英語楽しい!英語面白い!と思った気持ちを取り戻してほしい、そして、英語に触れる楽しさを実感して、自分の周囲の人、それは生徒さんだけではなく、家族や同僚でも誰でもよいのですけれど、そういう方々とその喜びや楽しさをシェアして欲しい、そう心から願っていたのです。

僕らの想いはそこにしかありません。


もう一つ、これは何度も話していることなので、耳タコなことなのですが。

僕が暁の会で西山君と立てている誓いは2つしかありませんで、それは、必ずスーツで参加することと、同じネタを二度と繰り返してやらない、というものです。

毎回の勉強会で、いつも違うネタをやります。同じことを再びセッションでやる、ということはありません。毎回、毎回、資料を1から作り直します。その時々にあったもの、その時々に良いものを、その時々の参加者の皆さんとシェアすること、また、リピーターとして熱心に参加してくださる方も増えたので、その方々の知性とご姿勢に最大限の敬意を払うことが、僕と西山哲郎君の信念だからです。

去年は立ち上げの1年間で、二人で随分と悩んだり、議論を繰り返したりもしましたが、この1年で、僕ら二人はたくさんのことを実験、実証、検証をし、多くのことを試しては変え、汗をかき、体を動かして、目には見えない多くのことを掴んだ実感があります。

参加者の皆さんと作ってきた、学びの環境や新しい視点を、今年はもっともっと進化発展させ、さらには、新しいことをどんどんやりながら、深い愛情と情熱と、想いを持って、今後も活動を続けていきたいと思います。

暁の会の活動の軸は2つです。

1.スカイプを使った勉強会

  ☆英語によるディスカッション講座
   →水曜日21:30~23:30・参加はいつでも自由に可能です。

  ☆辞書読書+英語力アップ講座
   →火曜日21:30~23:30・参加はいつでも自由に可能です。

2.all in Englishによるロングの勉強会、および先生方向けの授業研究ジョイント勉強会


最後になりましたが、参加してくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
皆様の笑顔に、素敵な活動に、感謝しています。ありがとうございました。

またお会いしましょう。そして新しい人たちにもぜひ、この活動を通して、英語に触れる楽しさ、学ぶことの喜びを、皆様と共に伝えていけたら、と僕は思っています。
素晴らしいぬくもりと笑顔をシェアした最高の懇親会^^

感謝しています。皆様へお礼と、愛と深い慈しみを^^

では、また^^


2016年3月23日水曜日

週末は暁の会@東京、英語力強化勉強会(16時間です!)

週末に東京での勉強会を控え、急ピッチで資料作りの作業を進めています。

あ、お申し込みまだの方、こちらからどうぞ^^


僕は資料作りをするときに、まず最初に目次を全部作って、各項目で自分が今一番ピンときた内容のものから、どんどん書くようにしています。

資料作りをしている時は、参加者の方の顔を思い浮かべながら、実際に皆さんが活動をしているところを思い浮かべてパソコンを打ちます。皆さんも8〜16時間、英語に向き合うわけですから、こちらも手を抜くわけには参りません。参加者の皆さんの知性に最大限の敬意を払い、厳しく、鋭く、そして、温かく、深い愛情と忍耐を持って、共に時間を過ごそうと思っています^^

今回のブログは、新作映画のtrailerみたいなものですね。長いですけれど、Coming Soon!と画面に大きく出てきて終わる、というそういう類いのものです。ああ、こんなのが今週末東京であるわけね、と思っていただければ幸いです。

さてさて。

1日目は朝の9時から夕方17時まで全て英語でセッションを行います。今回の1日目はこんなことをします。

【1日目スケジュール 9:00~17:00】*全てAll in Englishで行います。
☆Session1: Discussion 9:00~10:30
  1. Listening & Reading 
  2. Brainstorming: Share your views
  3. Q&A session 
  4. Lecture: Question Making / Viewpoint  
☆Session2: Writing &Presentation 10:45~ 12:15
  1. Writing 
  2. PREP&Specification
  3. Presentations
  4. Q&A
Lunch Time: 60 min. 12:15~13:15

☆Session3: Brainstorming & Improvement 13:15~14:45
  1. Brainstorming
  2. Lecture: Specification
  3. Writing 
  4. Presentations
  5. Q&A 

☆Session4: Discussion(Layer) 15:00~16:30 
  1. Listening & Reading
  2. Brainstorming : Share your views 
  3. Lecture: Layer 
  4. Practice : Layer Making
  5. Writing 
  6. Presentations


16:30~17:00 : Cleanup Time & Connections

セッッション1とセッション2は、いつもウェブ講座でやっているようなことを2コマやる感じ。そこに講義が入ります。viewpointとquestion makingはウェブで説明していることを簡単に紹介して、どんどんやる感じです。

セッション3と4は、グループでプレゼンを作り、発表をして、Q&Aのセッションをし、改善点を見つけていきます。

最後は自分の思った事、感じた事を英語でライティングして、全体の前でスピーチ、といった流れで1日が終わると思います。

セッション3でアクティブラーニングみたいな感じになるのかな。これは終わった後で何をやったかを報告しますので、お楽しみに。

二日目のスケジュールはこんな感じです。二日目はすべて日本語でやる予定ですが、ところどころ、プレゼンは英語でやっていただいたりします。
☆Session1:辞書読タイム Oxford Advanced Learner’s Dictionary 9:00~10:30
  1. Oxford Advanced Learner’s Dictionaryを読書(60分)
  2. Sharing①:面白い語彙や表現を全体の場でプレゼンします。(30分)
☆Session2:基軸トレーニング~入門編 「速読速聴CORE1900を初めから丁寧に」
                                       10:45~12:15
  1. 基軸トレーニング
  2. 意味の仕込みのガイダンス
  3. 音の仕込みのガイダンス
  4. 意味と音の一体化のガイダンス
  5. 音読と筆写(実地訓練あり)
  6. シャドーイング:音意識
  7. シャドーイング:かたまり感覚と構文取り
  8. シャドーイング:意味取り
  9. シャドーイング:意味と音一体化
  10. シャドーイング:ロールプレイ(ジェスチャリング)
  11. シャドーイング:ウィスパリング

Lunch Time: 60 min. 12:15~13:15

☆Session3: 基軸トレーニング~実践編 「速読速聴CORE1900を初めから丁寧に」
13:15~14:45
  1. 実地演習①:ゆっくり完璧に(意味がきちんと入ってくるまで)
  2. 実地演習②:聞き取りがスムーズに行えているか、チェック
  3. 実地演習③:丁寧に音読して、丁寧に筆写するトレーニング
  4. 実地演習④:サイトトランスレーションのトレーニング
  5. 実地演習⑤:シャドーイング(かたまり感覚+意味+音=渾然一体)
  6. 実地演習⑥:他のレッスンで運用可能か、検証+体験

☆Session4: 絵本の朗読による発音矯正 15:00~16:30
  1. 間の取り方:意味のかたまり・音の連続性・切れ目
  2. 感情移入
  3. 個別朗読
  4. 読み聞かせ
単語帳は、松本茂先生の本をみんなに紹介して、それをやっている人が多いので、今回、基軸のネタに使わせてもらうことにしました。とてもよくできている単語帳で、これを「単語帳」という括りに収めておくのは勿体無いくらい、という話は前回もブログでした通りです。

この目次からは分かりませんが、資料の方には、細かく突っ込んだやり方を、これでもか、これでもか、と網羅しています。

去年、親友の西山哲郎君と、毎日のように議論して、今だに議論していることは、とにかく単語帳や問題集、参考書なんかの学参教材についてです。そもそも、いらねーんじゃねーの?とか言いつつ。
オーガニックな方法で単語を体で覚えていく方法が一番語彙定着
がいいんですけれど、中高で英語を教える場合は6年間しか時間
がないから、単語帳で効率よく単語を覚えさせた方が良い(とい
うか無難、という発想?)、という脊髄理論のような説得力を持
つ言説で一蹴されて、トホホになっちゃうんだよね、という話で
終始していました。

目下のところ、キクタンリーディングと、松本茂先生の「速読速
聴」シリーズ、そして、林功先生の「TOEFL Mustwords 
5600」が今の所一番いいのかなーなんて、思ったりしています。
中高現場でこれらの単語帳がもっと広く使われるようになると、
日本の中高生のグローバルへの道も明るいんだがなぁ、と思った
りしています。

哲郎くんは、中学2年生に、英英辞典を買わせて学習に取り
組ませていますが、英英辞典を使っていると、日本人が書いたよ
うな無機質で人工的な例文なんて、一つも載っていないんですよ
ね。セサミストリートのピクチャーディクショナリーもそう。

やたらとたくさんの参考書や問題集を採用してしまうのが常なの
が英語教員だと思うんですけれど、それらの学参書の類いを全て
止めて、英英辞典を買ったり、好きな洋書を買ったりした方が、
絶対いいと思うんだけどなー、という話をしていました。

去年から延々とそんな話ばかりをしています。突き詰めてオーガ
ックな語学学習を考えると、いつもこの話に落ち着いちゃう。
分たちで実際に体を使って実験と検証を繰り返してきた問題な
で、やっぱり、受験英語や検定などの資格の類の問題集や参考
書、単語帳ってどうしても続かないんだよね、とう話になって
しまいます。

語学学習は何のためにするのか、また、私たち英語教師は、何のために英語を子供達に教えているのか、という根源的な問いを中心に据えて教育活動を見つめ直すと、こういう話に常に行き着いてしまう。また、自分が自分の体を使って、毎日英語の勉強やトレーニング、多聴、多読に実際に取り組み、大量の生の英語に触れていると、学校で教える英語や、受験のために取り組ませているものとの乖離や齟齬に必ず行き当たります。生の素材に触れないと、そういう思いには絶対に至りませんで、残念ながら、点数が何点取れた、とか、そういう話にしか論点が依拠できなくなってしまいます。仕方がない、と思う反面、これはとても残念なことだと思っています。

さて、話が逸れましたが、勉強会の中身についてのお知らせでした。

セッション1は、辞書を読書する、という体験を実際にしてもらうこと、オーガニックな教材に触れる喜びを体感していただくこと、さらには、プレゼンを通してアウトプット力を高めていく視点作りに取り組んでいきます。多読を始めたいと思っている人が、僕の周りでどんどん増えていますので、そのきっかけになれば、と思い、毎週のコア講座(スカイプ)でやっていることをライブで行おう、というわけです。

セッション2、3は、休む暇もなく、次々とトレーニングが続きますので、息つく暇もないと思います。説明は手短に、実際のトレーニング時間をたっぷり取り、懇切丁寧に個別に指導させていただこうと思っています。参加者が少ない勉強会の醍醐味ですね。少人数での勉強で高まりを感じて頂ける体験を通じて、子供達との対話や、個別の指導への意欲や関心を高めていただこうというのが趣旨です。

セッション4の読み聞かせもコア講座で毎週やっていることですが、朗読のトレーニングを通して、文節、間合い、英文理解、発音矯正、感情移入、ロールプレイ、までを学習していただければ、と思っています。

2日間で16時間も時間が取れます。たっぷり勉強できる良い週末にしたいと思います。

フゥー。しかし、これを1年で、東京2回、関西1回、博多で1回、って計4回。去年の暮れが12時間、今年の3月は2016年一発目で16時間、こんなこと、続くのだろうか笑。

参加者の方も、回を重ねるごとに新しい方が増えていて、びっくりしています。しかも、今週末のことなのに、今週に入ってから、お申し込みが集中したりして、ヒェ〜、と嬉しい悲鳴^^;

勉強をしたい、伸びたい、と思っている方々と時間を共にすると、あっという間に時間が過ぎていきます。

週末、僕はとても幸せになれるんです。それが手に取るようにわかります。温かい現場になると思います。とても楽しみです。

興味を持たれて、参加されたい方は、こちらからお申し込みできます。宜しくお願いします^^

https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/upcoming


2016年3月16日水曜日

素敵な思い出の単語帳^^

今年でキャリア20年目でしょうか。節目の年。なんだか感慨深い思いもあるのか、と思いきや、案外そうでもないですね。

毎週のスカイプ講座、多くの社会人の方々とのロングの勉強会(2日間で12時間〜16時間)、様々な分野の方々との交流を通して、毎日新しい刺激や情報を頂いているので、振り返る暇もなく、毎日がめまぐるしく過ぎていきます。

僕と西山くんで立ち上げた「暁の会」という英語教師のための勉強会も、設立黎明期に鼻息荒く意気込んでいた1年前とは全く姿形を変え、今では肩の力が抜け、おおらかに、朗らかに、子供達に温かくできる限り自然な形で語学習得をして欲しいという姿勢が顕著になり、どっしりと構えるようになってきました。

この一年は「オーガニックな語学指導を子供達へ」をモットーに、授業や英語指導を心がけて教員生活を送ってきました。

西山くんや暁の仲間達、多読の会でお会いする温かい先生方、大学教授の先生、小学校の先生方、ネイティブの先生方、先生ではない方々、様々な方々との交流によって、僕が受けた影響は計り知れません。

部署では来年度に向けた準備の話が進んでいます。大量の教材見本が学校に送られてきます。その中で、ふと手に取った単語帳があります。

僕が30代前半に、速読速聴トレーニング(松本茂先生の名著)と共に取り組んでいた基軸トレーニング教材である「キクタンリーディング」シリーズです。

http://ec.alc.co.jp/book/7015009/

アルクという出版社が出していて、この本は数多く同社から出版される本の中でも、本当に語学学習のオーガニックな方法論を世に広めようという姿勢が編集者から伝わってくる温かい本でした。

僕はこの本がとても好きだったし、今でも好きです。学校でこの本を手に取りながら、昔の自分のトレーニングのことを思い出していました。

この本、なんであんなにときめいてTRに打ち込めていたんだろう、どうしてこの本、こんなに魅力的だったんだろう、という点について、しばしページを繰って考えていたんですね。

この本、一般的な単語帳と違う点は、以下の点です。

・音声CDがチャンツという音楽のようなリズムに合わせて読まれる。(それが楽しかった!)

・見出し語についている例文が、取って付けたような、日本人の発想で書かれたようなチャチな英文が載っておらず、自然な英文に触れることができたこと。(全部書き取りをして発音しました。)

・当時は珍しく、単語帳にキャラクターが載っていて、愛着がわいたこと。

・学校でやるような無味乾燥で愛想のない単語帳のような雰囲気が感じられず、学習者に良いものを楽しんで継続していけるように、という思いや願いを込めて作られていることが深く伝わってきたこと。

この単語帳は、上記の点から鑑みて、基軸トレーニングを行いながら、単語を覚えたか、覚えていないか、定着しているか、していないか、を自分でチェックすることも簡単です。

改善といって欲を言うならば、リーディング用の音声のみが収録されているCDが付属されているとなおのこと良いと思った点くらいです。あとはとても楽しく取り組めるので、特に言うことはありませんでした。

学校の中で使われる単語帳は、受験に照準を合わせたものがほとんどで、リーディング用の英文が掲載されているものが増えてきたとは言え、いまだに主流派は、見出し語のみが載っているものばかりです。

語彙は、漢字ドリルのような形で覚えていくのに加えて、実際にその語彙が使用されている文脈の中で、生きた形で触れて定着させていくと、その語彙の運用力と記憶力が格段に上がります。

そういう意味で、僕は、キクタンリーディングと、速読速聴シリーズを3年ほどかけて、およそ6冊ほど潰して、語彙数が広がり、定着も図ることができ、さらに音声を使った基軸トレーニングにまで活用することができて、ラッキーだったな、と今でも思っています。

見出し語ばかりが載っている単語帳も随分と自分のトレーニングで試してみましたが、どれほど一生懸命やり込んでも、認識語彙は増えても、それが運用力に結びつくことが少なく、実入りが少ないんじゃないか、とがっかりしたことが今でも忘れられません。

同時に、構成が淡々としているために、継続していく際に、知的刺激に乏しく、やる気がなかなか出ないし、疲れている時などは、砂漠の中を一人で孤独に苛まれながら歩き続けるような苦痛を味わったものです。

先日ご紹介した「速読速聴シリーズ」と、この「キクタンリーディング」は、前向きに継続していける仕組みや仕掛けで溢れています。

また、丁寧にやりこむことで、自分に身につく英語運用能力も格段に上がります。

しばしこの単語帳を捲りながら、とても懐かしい気持ちに浸り、思えば遠くへ来たもんだ、と胸を熱くしました。

思い出に浸るのも、春の一興ですね^^
ではまた^^

2016年3月15日火曜日

暁の会スカイプ講座月曜日のレポート(3月14日)

昨日はスカイプで暁の会定例のコア講座を開催しました。
参加者は3名、僕と4人で勉強しました。
★英英辞典の読書からスタートしました。 前半は1時間、Oxford Advanced Learner's Dicrtionaryをたっぷり読みました。辞書を読書すると、本当に唸るような英語らしい表現に出会うことがあって、胸がドキドキしますね。

昨日はいろいろな表現をみんなで読んで、心に引っかかった語彙を挙げあいました。この時間は本当に至福の時ですね。僕が唸ったのはこの定義でした。 a crystal ball: a clear glass ball used by people who claim they can predict what will happen in the future by looking into it

水晶玉の説明を、こんなにシンプルで判りやすい英語の表現を使って説明してあるなんて、素敵すぎて鼻血がブーでした。本当に無駄な表現が一切ない。日本人が書いたら、ここまでそぎ落としたクリアカットな英文は、書けないと思いますね。ため息が出ます。 辞書を読むと、新しい語彙に出会うだけではなく、今までに自分が知っていた語彙の新たな意味や使い方、他の語との連携を見たりすることがあり、発見が数多くあります。

単語帳は、学習者が覚えやすいように、コーパスを使って使用頻度の高い語彙を中心に語彙を羅列してありますが、辞書は全部載っています。当然、知らなくても良いような表現もたくさん載っていますが、そこは読むときの楽しみの一つにもなりますね。

中学生英文法や高校1年生くらいの英文法がわかれば、英英辞典は読めます。また、文法を完璧に固めてからでなくても、読んでいるうちに、例えば関係詞や分詞構文、句表現や節表現は遠慮せずにどんどん出てくるので、自然に慣れていきます。

もし辞書読書に興味がある方は、Essentialと冠してある英英辞典から読まれることをお勧めします。また、中学生や高校生で、英語が苦手なら、セサミストリートのpicture dictionaryや、子供向けの図鑑などから読まれることをお勧めします。
セサミストリートのpicture dictionaryは、子供が読んで判りやすい英文で書かれていて、ものすごく判りやすいんですね。シンプルです。この例文を書き取ったり暗唱したりするだけでも、関係詞や、句表現の使い方は半年もすれば覚えてしまいます。とても良いです。 http://www.amazon.co.jp/Sesame-Street-Dictionary/dp/0375828109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1457993522&sr=8-1&keywords=sesami+street+picture+dictionary 英語で本を読んだり、生の素材に触れるのは、「完璧に英語がわかってからでないとダメ!」という思い込みを捨てると、広い英語表現の世界に入ることができます。学校の中で無味乾燥な受験問題のための英語を読むのとはまるで違う喜びや心の震えが待っているんです。 「単語や文法でわからない表現は完璧に潰してからでないと生素材に触れるのは困難だ」という思い込みを捨てて、英語表現に触れる喜びにぜひ触れて欲しいと思っています。 そういう恐怖心があるのは、我々日本人が受験英語という呪縛に縛られているからなのかもしれませんね。悲しいことですね。 ★歌を聴いて休憩 Stevie Wonder のSuperstitionという曲が、最近見たgleeの中で歌われていましたので、みんなで聴きました。「自分が理解できないことを信じてしまうから、トラブルになって苦しむのさ。迷信なんて、でたらめなんだから。」という歌詞にグイグイ引き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=0CFuCYNx-1g

★"The Giving Tree"を使った朗読による発音矯正・間取り練習
「大きな木」の朗読を練習して、間の取り方と発音矯正を行いました。発音は、もう本当にみんな上手になってきて、子音の語尾の弱をもう少し気をつければ、かなり綺麗に聞こえるようになりました。皆さんの頑張りが素晴らしいですね^^
間の取り方は、かなりしつこく言っています。間の取り方が上手になる、ということは、文の切れ目や、意味のある塊が取れるようになります。音読練習を通して、英文を見抜く練習、意味を前から取っていく練習(サイトトランスレーション)をしているのです。間の取り方が上手になっていくことで、英文理解のみならず、自分が実際に英語を話したり書いたり読んだり聞いたりするときにも、瞬時に理解する力が身につきますし、相手の反応に対して、quick responseできるようになります。その下地作りですね。しつこく丁寧に朗読にこだわるのはその目的があるのと、良い語り手になることは良い聞き手になることへの橋渡しだと位置付けているからですね。月末の東京勉強会の2日目にもこれはやります。読み聞かせの練習にもなりますね^^ ★質問を作るトレーニング ここ2週間、質問を作る練習、情報をspecifyする練習をしています。自分が言いたいこと、相手の話を聞くことを整理すること、詳らかにすることによって、コンテンツにコアに入っていく練習をするのと同時に、質問をすることにより、コミュニケーションしている内容をより良いフェーズへ誘う役目を果たす訓練をしている、と言えますね。これは15分程度しか時間が取れませんでしたが、来週も引き続き行っていきます。

来週のスカイプによるコア講座は、3/20(日)の21:30より開催します。詳細は、暁の会のフェイスブックのページをご覧くださいね^^ https://www.facebook.com/Akatsuki.English4/

2016年3月14日月曜日

毎日の生活に英語TRを^^

画像は先日福岡大学で行われた教育サロンの懇親会にて、工学部の山口先生、中高教諭の僕、道徳教育を学ぶ宮澤くんという大学生。立場の違う人同士の交流がどんどん盛んに行われることはとても良いことですね^^
★英語トレーニング、はじめてみませんか?^^
英語のトレーニングを毎日続けていると、いろいろなやり方や、良い方法が見えてきます。
「こうすればいいんだ!」というコツや、仕組みが実感を伴って分かってくるんです。

英語を教えている指導者の方には是非、毎日英語のトレーニングを生活に取り入れてみることをお勧めしています。体を使って英語の勉強をしていると、見えてくることがあるんです。

僕は毎日やるトレーニングを以下のように分けて考えています。
・基軸トレーニング:毎日必ずやる、型やフォームを身につけるためのドリルトレーニングのこと。
・生素材:英語の記事、本、雑誌、メディアニュース、動画、映画、歌、など、ネイティブが生活上触れているもの

基軸トレーニングというのは、僕らが勝手にそう呼んでいるTRの型みたいなものです。毎日やるトレーニングのことです。ドリルみたいなものかな。

スポーツと同じで、負荷やレベルもその人に合ったものから始めて、徐々に目指していく方向性や領域によって、調節していくことで、英語力のしなやかな伸びを実感していくことができます。

僕はあんまり、"That's the best way to do it!"みたいな考え方に与しませんで、自分に合っているやり方を無理なく毎日続けていけることが一番いいと思っています。

自分が、「やりたい!」「こうしてみたい!」と思うやり方を継続していければ、それが一番いいんですもんね^^
★敬愛する松本茂先生の素晴らしい単語帳(もはや単語帳という枠では括れない名著ですが)
松本茂先生の速読速聴シリーズは10年前に自分がTRをやっていた時に、毎日取り組んでいた教材です。単なる単語帳じゃなくて、これはKHシステムのようは方法論を身体化するための基礎ドリルみたいな教材だと僕は捉えてTRに打ち込みました。
これをやったから、TOEICのスコアが何点上がるとか、英検で何級取れるとか、そんなことはもう、本当にどうでもよかった笑。毎日、とにかくこの教材を書き取り、音読して、シャドーイングすることが楽しくてたまらなかった。理由はわかりません。だけど、そんな毎日でした。

今、仲間が松本先生の教材に打ち込んでいる姿を見るのが、とても嬉しいし、過去の自分のTRを思い出しながら、聞かれたことには何でも答えるようにしています。

英語の先生をしている仲間が英語のTRを自分でするようになると、漫然と音読をさせたり、「なんとか読み」みたいな安直な活動に頼ることに疑問を持つようになると思います。「こんなことして、本当に生徒たちに力はつくんだろうか。」って。だって、自分ではそんなやり方でTRしないですからね。

また、生徒たちに生の英語教材(僕らは生素材と呼んでいますが)に触れさせることについても同様です。自分で実際に読んでみたり、音声や動画に触れていると、授業で生徒たちにやらせた方がいいことが実感を伴って見えてくるんです。

そうすると、あんまり高いお金を払ってセミナーに行ったり、法則とかメソッドに頼らなくても、生徒たちに力のつく方法が何なのかが、おのずと見えてくるんですね。英語勉強法の本なんかも、初期段階では読んでもためになると思いますが、継続してTRしたり、生素材に触れる回数が増えてくると、生徒たちにやらせた方がいい活動が見えてくるんです。

★自分でやってみると見えてくるものが違ってくる^^
研修やセミナーに出ることも一つの入り口だと思います。

でも、英語の先生や、英語を大人になってやりたい、と思っている人は、ぜひ自分で基軸トレーニングを毎日少しずつでもいいからやり、さらに出来るだけ生の素材に触れるチャンスを自分で作っていくことをお勧めします。

自分でやったことや経験したことは、人から聞いた話や、本で読んだことよりも、身体化されやすく、記憶にも残りやすいんです。

良い指導が世の中に山ほどあります。グーグルで検索すれば、いくらでも英語のトレーニングの方法は出てきますし、英語で検索をかければ、生の素材はいくらでも広がっています。

大切なのは、毎日必ず続けること。そして、すぐ成果が出ないからといって、途中で投げ出さないことだと思います。

僕は健康のためにジムに通っていますが、ジムに行きたくない時があります。そんな時に、親友が僕にいつも励ましてくれる言葉があります。
「負荷を落としてもいいからジムに行きなよ。ジムは行くことに意義があるんだから。」

英語でも全く同じことが言えると僕は思っています。
「少しでもいいから毎日英語をやりなよ。語学は続けることに意義があるんだから。」

忙しいし、なかなか時間も取れないと思います。でも、毎日やることによって、見えてくる世界は変わりますし、感じることも違ってきます。

そういう経験を通して、これまでに学んできたことを振り返ったりすると、今まで自分が正しいと思っていた方法に疑問を感じたり、もっと良い方法はないだろうか、と自分で新しい方法を見つけ出す工夫をするようになります。

動くこと、とても大事ですね。

勉強会を主催して1年が過ぎました。会に参加している人たちも様々な立場の方々です。お一人お一人が英語のトレーニングに真剣に向き合いながら、感じたこと、うまくいかないこと、上達したことなどを話して聞かせてくださいます。それが何より嬉しいことですね^^
(「暁の会」という英語勉強会はこちらで発信をしています。機会があればご覧ください^^)

https://www.facebook.com/Akatsuki.English4/

たくさんの方々に、英語のトレーニングをする喜びや、英語の楽しさを味わって欲しい、語学って楽しい、英語で遊んでいると、とても楽しい、ともっともっと感じて欲しいと日々願って、勉強会の活動を継続していくつもりです。

今月末の勉強会では、深い英語の世界を皆さんで体験し、さらに勉強を深めて、英語の上達を皆さんで目指していきたいと思っています。今、毎日、月末の勉強会の案を練っているところです。参加される皆さん、お楽しみに^^


ではまた^^

勉強会のお申し込みはこちらから登録できます。関東近郊の方で、興味のある方は是非お出かけください。英語力などは問いません^^
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/upcoming

2016年3月10日木曜日

暁の会水曜日ウェブ講座、英語勉強会のご報告

今晩のスカイプによる英語勉強会のご報告をさせていただきます。

本日は、あるアメリカ人の男性が、恋人と別れた時に言われた日本語のフレーズをもとに、日本語と英語のニュアンスの違いや、日本語の持つ文化的な背景、意味などを書いたエッセイを軸にディスカッションと質問づくりのセッションを持ちました。

初めに記事のリスニング(僕が読みました)、次に個人練習、その後、感想を述べる、という段取りでした。

感想を述べるセッションでは、参加者の皆さんが個人的な経験を話され、そこでお互いに質問を自由にし合い、大変盛り上がりました^^ 皆さんが個人的な話をなさるので、聞いている参加者一同興味津々、いろいろな楽しい質問が飛び交い、和やかで楽しい時間を過ごすことができました。

その後、「質問づくり」のセッション練習をしました。
手順は以下の通りです。
*6W1Hを日本語で復唱する。
「いつ、どこで、誰が、何を、どちらを、どのように、なぜしたか。」これを覚えるまで反復して日本語で言います。

*次に日本語の質問を3分間で3つ作り、発表してもらいました。
→specificでない質問は答える人に対して優しくないんだよね、という話をし、質問をする人にも責任があること、質問をすることによって、何を捉えようとしているのかを自分の中で明確にすることをお話ししました。

*質問にはYES/NO QuestionとInformative Questionの2通りあって、それぞれに目的があること、その理由などを英語で説明しました。

*作ってもらった質問をその場で発表してもらい、みんなで聞きました。その後、指摘をし、質問をより良い質問に変える練習をしました。

*最後に、自分が作った質問をその場で英語で、参加者の人にアトランダムで聞いていくセッションを持ちました。前半、自分の感想を言うセッションでQ&Aの状態ができていましたので、このセッションはとても気持ちの良い状態になり、みんなのパフォーマンスが上がっていました。質問がクリアで、specifiedされ、答える人の答えがより深みのあるものになり、実りの多いディスカッションになったと思いました。

最後に総括として、「良い話者になるには、良い聞き手にならないといけない」ということ、そして、「聴く技術」を磨くこと、さらに、「話者としての視点をレベルアップしていくこと」、「話をクリアにまとめていくこと」などをお話しして、セッションを閉じました。

今週から、これまでのウェブ講座の内容をリニューアルしてやってみましたが、とても実り多い時間となりました。

3/26土,3/27日の東京での16時間勉強会では、この辺をより深く突っ込み、フォーカスして、学びを深めていただければ、と思っております。

ではまた次週^^ 追伸:東京での勉強会はこちらで受け付けております。興味のある方はどなたでもご参加いただけます。案内をこちらに添付させていただきます。 尚、フェイスブックの暁の会のアカウントはこちらです。 https://www.facebook.com/Akatsuki.English4/
「暁の会 英語力強化勉強会@東京のお知らせ]
こんにちは、暁の会博多リーダーの田中十督です。
来る3月26日(土)翌27日(日)の2日間、東京にて、暁の会英語力強化勉強会を開催させて頂きます。
1日目は、[スモールトーク、ディスカッション、ライティング、プレゼンテーション、Q&Aセッション]を1セットとして、これを3セット行います。その合間に、tipsやclueとなるガイダンスの講義が挟まっていく形になります。今回は、具体例の出し方にlayerをつける練習を中心に行っていくことと、相手の主張に対して、反対の意見を持って質問をしていくこと、プレゼンの具体例をスマホやタブレットでその場で調べ、きちんとした肉付けをプレゼンに行っていくことを学びあいたいと思っています。
2日目は、「通訳トレーニング」の中で用いられるシャドーイングや、日本語戻しなどのトレーニングを、通常よりも負荷を落として行っていき、個別に発音の矯正をしたり、その場でシャドーイングの注意点などについて細かい指導を入れていくことに主眼を置きます。また、Oxford Advanced Learner’s Dictionaryを使っての語彙学習、巻末資料の学習なども行います。更に、通常、参加者の方が行っておられる英語学習やトレーニングに関する個別相談もその場でシェアし、参加者全員で英語力強化に努めます。
更に、2日目の内容の中に、今ウェブ講座のコア講座で取り組んでいる「読み聞かせ、朗読」のトレーニングを入れていきたいと思っています。文を見抜く力、意味の塊を瞬時に見抜く力、pausingなどの技術習得が主たる目的です。
去年末の博多の強化勉強会は大変盛会のうちに終了致しました。今回も、濃密な内容で、会の終了後の参加者の皆様のパフォーマンス向上を第一に、会を運営させて頂きたいと思っております。多数の皆様のご来場、是非お待ち致しております。
日時:3/26土・3/27日 (両日参加でなくても受講可能です。)
時間:両日共に9:00~17:00まで
場所:
3月26日(土)榎町地域センター http://www2.odn.ne.jp/~hak91920/
3月27日(日)私立駒込学園 駒込中学校・高等学校
内容:
3/26土:すべてのセッションを英語で行う、英語によるアウトプット力向上トレーニングを中心に行います。
3/27日:日本語でのガイダンスを中心に、英語トレーニングを中心に行います。
参加資格:英語力強化で悩んで居られる方であれば、どなたでも構いません。
参加費:無料(受講料、講師謝礼などは一切頂きません)
※会場費、教材費、諸経費などは、参加者全員で頭割りさせて頂きます。予めご了承下さい。1日およそ2500円~3000円の経費になろうかと思われます。大変お心苦しいのですが、何卒ご理解頂けましたら幸いです。

参加ご希望の方は、下記のフォームよりお申し込み下さい。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
3/26土の会に参加ご希望の方↓
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/39485
3/27日の会に参加ご希望の方↓
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/39489
※尚、両日参加ご希望の場合は、3/26土の備考欄に、両日参加の旨お書き添え頂ければ幸いです。
3/26(土)の会場
榎町地域センター http://www2.odn.ne.jp/~hak91920/
新宿区早稲田町 85
東京メトロ東西線「早稲田」駅徒歩 5 分
※「都電早稲田」駅(都電荒川線)と混同しやすいのでご注意ください。
東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅徒歩 10 分
都営地下鉄大江戸線「牛込柳町」駅徒歩 7 分
3/27(日)の会場
私立駒込学園 駒込中学校・高等学校
文京区千駄木 5-6-25
東京メトロ南北線「本駒込」駅徒歩 5 分
東京メトロ千代田線「千駄木」駅徒歩 7 分
都営地下鉄三田線「白山」駅徒歩 5 分

2016年3月9日水曜日

「空気」は伝えたい。

「空気が読めない」という言葉がここ10年弱くらい叫ばれていて、KYなんていう言葉も流行った。そのカウンターパートで「空気は読むな」「鈍感力」などの言葉も持て囃されて久しい気がする。この2つの言葉はどちらも二項対立同士で睨み合っているような構図がどうも好きになれず、そのどちらの意見にも、満足に与することができずに居た。空気が読めないやつだな、という目線は、空気を読める人の立場から言っている言葉なのだと思う。その逆の「空気なんて読まなくていい」は、同調圧力に負けるな、というエールでもあり、傷の舐め合いに参加するな、というこれまた上から目線を感じるところもある。空気が読めないなら、読めない人に伝えてあげて、その人も仲間に入れてあげればいいし、空気が読めなくても、場に溶け込もうとしない(或いはとけ込めない)その人を尊重するというdecencyこそ、大人が大人たるにふさわいいcourtesyなのではないか、と僕は思う。場の空気、というのはそこにいる人たちが生み出しているものであって、その場に相応しくない空気が紛れ込んできたときには、空気を混ぜ合わせるか、或いは別の空気は別の空気として、消し去らない、という態度も取れるはずなのである。なのに、誰もそれを言おうとしない。溶け込めない人を黙殺しない、溶け込もうとしない人を仲間はずれにしない、という共同体の方が、同質のもの同士が寄り集まるコミュニティより生き抜く力はあるのではないか。生物の授業でそう習ったではないか。なのに、人間はそれがなかなかできないから不思議で仕方がない。なんとなく生き辛い世の中になってきていて、意見の合わない人同士が、お互いに泥を投げ合うか、折り合う道を自ら絶って、どちらか双方が死ぬまで戦いをやめない、という誓書にサインし続けるような生き方ばかりが目立つように思う。二項対立で生き抜こうとすると、必ず行き詰まる。割り切れない式を行ったり来たりするのが人生なのだ、と吉田兼好が書いているではないか。だからこそ人生は面白いのではないか。古典の授業で僕らはそれを教わったのではないか。臨機応変や、対応力や、その時々に合ったフレーズを探し出してくるのが上手い人がいて、その時々にそれぞれの生き方をそれぞれに割り振って、割り切れないことをなんとか理解しようと誰もが努めているのだと思う。でも、シンプルに、何か困ったことがないですか、大丈夫ですか、自分で良かったら手伝いましょうか、の一言を毎日誰でもいいので、誰か一人にでも伝えることができれば、政治や経済を論じ、世界の行く末を案じる事よりも、余程世界平和に貢献することになるのではないか。風呂に入りながら、そんなことをぼんやりと考えていた。

2016年3月8日火曜日

英語の授業で生徒と歌を歌おう^^

これまでの20年を振り返り、英語の授業で実際に生徒と一緒に歌ってみた曲が山のようにあるので、それを整理してみようと思い立ちました。

英語の歌はとても良い教材です。子供達は歌が大好きですし、英語の授業で大好きな歌を聴いたり歌ったりできることは、子供達の英語への愛を育みます。
中高生時代に歌った英語の歌の歌詞は、大人になっても忘れません。ずっと覚えています。素読暗唱はとても有効な語学学習メソッドですが、歌で英語を覚えることもその一つです。

たくさんの洋楽の歌があります。英語の歌はビートルズとカーペンターズだけではありません。英語の先生方には、ぜひ英語の歌を子供達と楽しんで欲しいと思います。

英語の授業で歌をやる際に教師が気をつけておきたいtips
・歌の歌詞は和訳をできるだけつける。
・歌をリスニング教材にしない。
 →穴埋めやディクテーション教材に絶対にしない。
・生徒の歌の活動を評価やテストに絶対に入れない。
・教師も一緒になって楽しんで歌う。
・歌詞を覚えてきたら生徒を教卓の周りに集めて一緒に音楽を楽しむ。
・隣クラスの授業に配慮して、窓とドアは閉める。
LL教室やパソコン教室が使えるならYoutubeの動画を見せながらやると、歌詞カードも入らず便利。
・ノリノリになって歌う生徒がいてもみんなでその姿を楽しむ。
・教師が好きな歌が生徒の好きな歌になるとは限らない。
・毎時歌を変えない。覚えるまで1曲を歌って、生徒が覚えたら次の曲に移る、が吉。
・歌の歌詞の文法事項や語彙にこだわらない。無意味で不毛です。
・歌について、生徒とたくさん話をする。

"Telephone" Lady GAGA
生徒はこの曲が大好きです。途中、歌詞が早くなるところがあるのですが、その箇所を一緒に練習して一気に言えるようになると、生徒はとても喜びます。Lady GAGAの曲は、とある陸上部の女子が"Poker Face"を授業で歌いたい、とボソッとこぼしたことから始まりました。Lady GAGAなんて色ものだし、そんなへんてこりんな歌を授業でやって大丈夫なのか、と内心訝っていましたが、杞憂でした。生徒はGAGAが大好きです。"Born this way" "Edge of Glory" "Bad Romance"なんかも良いですね。"You and I"もいい曲ですし、"Paparazzi"も良い曲です。どの曲をやっても生徒は盛り上がります。大事なのは先生が恥ずかしがらないことと、嫌な顔をしないこと。GAGAの歌でも生徒と一緒に歌うことが大事です。
telephone
はこちら
born this wayはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=0BsLd4Y060Q



☆"Daisy" ZEDD
ZEDDはドイツ人のDJの子で、EDM(Electronic Dance Music)のマエストロです。両親がクラッシック畑の人ということもあり、ZEDD自身もきちんと音楽的教育を受けていて、曲はどれも美しい。この曲は目立たないBalladですが、"I want you to know"という曲が一番生徒がノリノリになります。この曲は静かにしっかりと歌詞を歌いたいときに使うと良いかもしれません。
Daisyはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=TtecskIQJHg
歌がとても素敵なSpectrumという曲はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=Ezoa-J3EOs4
Clarity
という大ヒット曲もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=eZxo9mrWgR8
ちなみにI want you to knowはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=67qworViFpY

"Titanium ft.Sia" David Guetta
いじめが理由で亡くなった子供達にデビットゲッタが送った曲です。ゲッタはフランス人DJ。ヒット曲をたくさん持っています。Without youという曲もとてもいい曲で、生徒が大好きです。
Titanium
はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=JRfuAukYTKg


"Down the dip" Aztec Camera
この曲は青春のやるせなさをありったけのギターカッティングと熱い歌詞に込めた1曲です。歌いやすく、生徒は情熱的に歌います。歌詞がポエティックなのですが、感覚的に英語の歌詞を捉える意味ではとても素敵な曲です。この曲を高校二年生と一緒に歌えたことを僕は今でも忘れられません。青春を感じる歌だからこそ、生徒の心に響いたんだな、と僕は思っています。


"Be OK" Chrisette Michelle
男と別れた女性が力強い立ち上がりを見せる曲です。これは中学生に歌わせましたが、曲の良さが助けて、とてもしっかり歌えました。歌詞が教科書に出て来ない表現が出てくるところが面白いのです。生徒はどういう意味だろう、ということを考えるより先に、曲にのめり込みます。will.i.amがプロデュースした曲はいい曲が多いですね。
別のアーティストですが、同プロデューサーの曲を紹介しておきます。
heartbreaker
という曲。歌いやすいし、覚えやすいです。


☆"Walk right back" The Everly Brothers
この曲は有名オールディーズで覚えやすいです。中一にはとても良いですね。古い曲は歌詞がシンプルで短い曲なので、授業で長い時間を割かなくていいから便利です。
Walk right backはこちら


☆"Haven't we met?" Kenny Rankin
生徒、この曲が大好きです。スキャットが入る曲なのですが、ケニーランキンの優しい歌声と、歌いやすい歌詞が魅力です。とても綺麗な曲。これは文法事項など気にせず、どの学年でも楽しんで歌える曲だと思います。もし分からない部分があれば、「この英文はこんな意味になるんだねぇ。面白いねぇ。」と生徒に伝えて一緒に楽しめば良いのだと思います。教科書に載っていないこと、授業で教えていないことが、遠慮なくどんどん出てくるのが、生の教材を使うことの意義であり、醍醐味です。習ってないなんて関係ない。生徒たちは知らなくても、わからなくても、歌を楽しんで歌います。大事なのは、先生も一緒に楽しむことだと思います。
"Haven't we met?"はこちら

"Let's ride" Roger Nichols & the Small Circle of Friends
特に女子に人気の高い曲。とても歌いやすく、爽やかで良い曲です。Roger Nicholsさんは、カーペンターズへ曲を数多く提供していた人です。この曲は、オールディーズマニアくらいしか知らないような曲ですが、生徒たちが好きになるものはどんなものか、本当に未知数で、あらゆる可能性を感じます。
"Let's ride"

https://www.youtube.com/watch?v=z-4O966xZN8

Don't take your time という曲はアップテンポでウキウキします。中1〜中2で歌うといいですね。

☆"Human Nature" Michael Jackson
マイケルの曲はどの曲も良い曲で、迷うところですが、難易度が高いThrillerを中一に歌わせて大盛り上がりしたことが忘れられません。ちなみにマイケルの曲の虜にさせるのに一番良いのは、彼のmoonwalkを見せることです。子供達は画面に釘付けになります。Human Natureはとても綺麗な曲で、マイケルが生前こよなく愛した1曲です。ライブでは必ず歌われる歌です。オススメの曲は多岐にわたりますが、授業で盛り上がるのは、Rock With YouP.Y.T.(Pretty Young Thing)Wanna be startin' somethin'などです。
"Human Nature"はこちら

P.Y.T.
はこちら

Wanna be startin' somethin'
はこちら

マイケルのmoonwalkを堪能できる動画はこちら。圧巻です。

☆"Smile" Nat King Cole
この曲、歌詞がとても素敵なんです。生徒に覚えて卒業して欲しい1曲です。ナットキングコールの古めかしい雰囲気も、まるで映画音楽のような空気があり、生徒も胸を温かくして歌い込みます。とても素敵な曲です。3学期に歌うと効果的。細野晴臣さんがカバーしておられるバージョンがあります。そちらはキーが低めなので、歌いやすいです。

☆"I'm coming to the best part of my life"Cass Elliot
この曲は歌詞がとても素敵なので、授業でやるようにしています。キャスエリオットのバージョンしかYoutubeにないので、こちらを紹介していますが、Roger Nicholsのバージョンはとても素敵でウキウキします。

☆"Dayton,Ohio,1903" Harry Nilsson
この曲は不思議な魅力のある曲です。仮定法で歌われる歌詞がとても美しい。耽美でノスタルジックな世界に浸れる曲です。この雰囲気は中学生には少し難しいかもしれませんが、大人になりかけた高校生にはとても良い曲です。
6年間持ち上がった生徒たちと暗唱して歌いました。高三最後の授業でもこの曲を歌って終わったことを記憶しています。とても良い曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=7Ieh3ZnmUfIhttp://www.azlyrics.com/lyrics/harrynilsson/daytonohio1903.html






もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...