2016年4月14日木曜日

#備忘録

自分の過去のやり方を振り返って、毎年いろいろに考えていくと、授業で気づくことは案外多いものでして、それを今年はある程度記録していきながら、考える材料にしたいと思っています。

去年は指導案作りをやっていましたが、煩雑になると、書きたくなくなって途中でやめてしまうので、気づきがある程度得られた状態を繰り返し記録していく方が有益か、と思い直し、記録をつけることにしました。

新しい学年は高校一年生。高校一年生や中学一年生を受け持つときには、その年にどういう3年間になるかが決まってしまうので、とても重要な一年となります。

一生懸命に奔走して、出来る限りマメに働かないといけない。それが新入生を受け持つ者の使命だと思っています。
授業の中で、計画からずれたことを瞬時に修正を掛け、その時の生徒達の顔つきや場の状況、空気を見極めながら、調整しつつ、授業を進めていっています。

生徒に無思考のまま50分終えるような授業をしたくないと思い直し、生徒が考えたり、アイディアをシェアする時間をより多く持てるように、と、日々考えを巡らせるようにしています。

授業の進行やカリキュラム、シラバスについては、かなりの自由を学校から許されていますので、生徒達が活き活きしながら授業の中で英語を使い、英語に慣れ親しんでいけるように、サポートを惜しまないつもりです。

英語で単語を導入したり、説明をしたりするとき、生徒達は一生懸命に聴きます。恐らく僕は、彼らの知らない単語も使って話をしたりしているんだと思いますが、彼らは真剣なまなざしで、一生懸命に聞き、僕が何を伝えようとしているのかを理解しようとしてくれます。

授業の中で、生徒が多くの事を感じ、友達と共有しながら、考える癖をつけ、英語のトレーニングで英語の持ち駒を増やし、インプットとアウトプットの両面から、英語力を高めていって欲しいと思っています。

こんな感じの備忘録は、気づいたときに、その都度書こうと思っています。
授業開始2回目(2016/04/14木) 

《授業の中身について》

all in Englishで全編を通す。 *歌は楽しんで歌う。

*「キクタン」は読みの練習を英語で指示し、英語でQ&Aセッション。反意語やいろいろな単語について英語で説明し、考えさせる。

*教科書の扱い方を今年から変える。

→以前までは、英語TRを基礎としていたので、生徒に初めから和訳を渡し、和訳を読ませ、ストーリーの中身を全部把握させた後、徹底してトレーニングをしていた。

今年から、まずレッスンのeasy versionのプリントを配って読ませ、その内容を友達と話させる。1回目は日本語で、2回目は英語で。その後、内容把握のプリントなどで確認をした後、自分でストーリーを言う(reproduction)活動を英語で入れていく。

《記録》

★自分では気づいていなかったけれど、本文の中身を予測させ、読ませていく事により、生徒に内容を自分で想像させる作業をこれまでの授業で入れたことは一度もなかった。今年は生徒に「考える」「自分で創る」「友達とシェアする」をテーマに授業をしていきたいので、授業中に積極的に生徒に考えさせたい。

★去年、長崎大での実践発表で、細川先生が教科書の使い方についてと授業の進め方についてのガイダンスを示して下さった。更に、ICUでの研修で、教科書レッスン内タスクの内容を検証し、なぜそのタスクを生徒にさせるのか、という事について、示唆が得られたので、それを実践するようにした。

★生徒達には極力、「答えを言わない」姿勢を徹底し、自分で考え、想像し、友達と情報を共有していく中で、頭の中にイメージを作っていく作業を繰り返させた。自分の頭の中に出来たイメージと、実際に書かれてある内容を、活動によって一致させていきながら、英語を英語のまま理解していく回路を生徒達の脳に作っていきたい。

★生徒に語りかける時、「自分は小さな子供に英語で説明をしている」という気持ちを持って英語を話すように心がける。難しい単語や言い回しを絶対に使わない。また、ゆっくり間を置きながら話す。そして、一度言ったことでも、何度も何度もその場で繰り返し、繰り返し伝えることにより、彼らの頭と耳を英語に慣れさせ、日本語を介さなくても、英語のまま話や場のコンテクストを理解できる感覚を身につけさせるのが狙いである。

★「お話の内容を想像させる」→「友達と情報をシェア」→「教師によるガイダンス」→「自分の英語で再構築(各パートごと)」→「音読トレーニング」(全体でなくとも良いし、あるいは教科書全部をトレーニングする必要もない。適宜、必要に応じて、音読トレーニングを入れれば良い。)→「英文要約」→「内容チェック」、の順でレッスンを終える事を目標にしたい。


★自分が文法項目をどうしても説明したくなるかもしれないけれど、Com.1の目的やテーマは、コミュニケーションと読解力、内容把握、アウトプットなどだと思うので、文法説明を極力最小限に止めるように我慢する。


この備忘録は気長に気ままに、継続していきます^^;

もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...