2016年7月26日火曜日

8月27日(土)博多でワークショップを開催します😀

【8月27日(土)博多でワークショップを開催します。】
こんばんは、暁の会博多リーダーの田中十督です。
来月末に、久方ぶりに地元博多でのセミナーを開催いたします。
All in Englishの授業導入の仕方、絵本を使った活動、英英辞典による取り組み、スモールトークの活動、帯活動のご紹介を中心とした授業実践発表の会にしようと思っています。子供に英語を教えてらっしゃる方向けのワークショッップです。

時間は午後13時より17時までを予定しています。

会場は、西南学院大学合宿研修センターです。

地下鉄西新駅より徒歩5分です。

多くの先生方のご参加、お待ちいたしております。

尚、保護者の方で、授業でどんなことをしているんだろうとご興味のある方もご参加お待ちいたしております。

日時:8月27日(土)13時〜17時まで

場所:西南学院大学合宿研修センター

内容:授業実践発表とQ&A

お申し込みはこちらから受け付けております。

2016年7月25日月曜日

8月、東京と茨城で実践発表します😊
























今週末はいよいよ暁の会@京都&大阪の2Days勉強会。
素晴らしいゲストをお招きし、多読とアクティブラーニング、さらにAll in Englishの授業メソッド、スピーキングとライティングの帯活動、英英辞典を活用したスピーキング活動からライティング活動へつなげる指導実践をご紹介いたします。

お申し込み、まだまだ受け付けております。こちらより、お申し込みお待ち致しております😀

https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/upcoming

また、8月は、東京3回、茨城1回、仙台と福島で1回ずつ、そして博多で1回、さらに学内で1回、ワークショップを実施します。

ぜひお友達と一緒にお出かけいただければと思っています。
多くの先生方とお会いできるのを楽しみにしています。
どうぞ宜しくお願い致します。


以下は達人セミナーのメルマガよりの転載です。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
◎達セミin東京&土浦

もうすぐ7月も終わり、8月に突入です。今夏は、十督(じゅうごう)先生と夏をさらに熱くします!

*****
◆東京都千代田区

・知る人ぞ、知る、森上教育研究所の研修室をお借りして、田中十督先生の魅力を皆さんで体感しましょう!

・日 時:8月3日(水)&4日(木) 14時~17時

・会 場:森上教育研究所(千代田区九段南3-4-5 フタバ九段ビル3階http://www.morigami.co.jp/)
・会費:1日(一般4000円、院生3000円、大学生1000円)
      <回数券もあります>
・内容:
 田中十督先生のすべてを魅せます!

◆ちなみに、森上さんって、こんな人です。
→ http://meric-kyouiku.com/lec_morigami.html

******
◆東京都港区
8月8日もスゴいですよ! Oxford University Pressのセミナー
を逃した先生たち、集まれ! 参加した人も集まれ! タドキストも、集まれ! やさたく、ゆるながも集まれ!
OUPセミナー:http://www.oupjapan.co.jp/ja/events/detail/15282

・日 時: 8月8日(月)10時~16時
・場 所: 東京女子学園
     <http://www.tokyo-joshi.ac.jp/access/index.html>
・会 費: 一般4000円、院生3000円、学生1000円
     <回数券もあります>
・内 容: 多読から日々の授業、そして暁の会まで、ぜ~んぶ
     魅せます!!
     講師:田中十督(西南学園中・高等学校)
        西山哲郎(東大寺学園中・高等学校)
        大久保素子(東京女子学園)  
・備考: 英語でのセミナーとなります。

******
◆茨城県土浦市
・日 時: 8月9日(火) 10時~16時
・会 場: 茨城県土浦市 県南生涯学習センター(JR土浦駅直結、詳しくはhttp://www.kennan.gakusyu.ibk.ed.jp/ を参照>
・会 費: 一般4000円、院生3000円、大学生1000円)
      <回数券もあります>
◆内容:
10:00~12:00 講座1「多読、英英辞典の活用、そしてノート点検、暁の会~十督のすべて」   
         田中十督(西南学園中・高等学校)
12:00~14:00 ランチ(皆さんで食べに行きましょう)
14:00~16:00 講座2「英語授業の6sense -ICT活用編-」
         川島満義(潮来市立日の出中学校) 

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◆東京・郁文館夢学園(1日目・祝達セミ21周年)
・日 時:8月27日(土)10時~16時
・場 所:郁文館夢学園
<詳しくは www.ikubunkan.ed.jp/ を参照>
・参加費: 一 般4000円 院 生3000円 大学生1000円
・内 容:
10:00~12:00  第1講座 「4技能を効率よく取り入れたコミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱの具体的指導例」
         土屋進一 <西武文理中学・高等学校>      
12:00~14:00 ランチ(皆で食べに行きましょう)
14:00~16:00  第2講座 「9月から授業をデジタル化するノウハウ~掴んで、離さず、その気にさせる デジタル教材の特性を生かす」
         唐澤 博(浦和実業学園中学・高等学校) 

★帝国ホテルパーティ復活!
8月27日(土)19時~21時に、帝国ホテル東京で、パーティを開催します。たくさんの人の「復活」を望む声にお応えしました。
ふるって参加してください。帝国カレー、おいしいですよ!

参加申し込み:tatsusemi@yahoo.co.jp
参加費: 一人 12000円

*****
◆東京・郁文館夢学園(2日目・祝達セミ21周年)
・日 時:8月28日(日)10時~16時
・場 所:郁文館夢学園
<詳しくは www.ikubunkan.ed.jp/ を参照>
・参加費: 一 般4000円 院 生3000円 大学生1000円
・内 容:
10:00~12:00  第3講座 「スピーキング授業の理論と実際」
         安河内哲也 <(財)実用英語推進機構 代表理事>」
  10:00~11:00 模擬授業(郁文館夢学園の高校生を対象)
    11:00~12:00 安河内先生の講演&質疑応答     
12:00~14:00 ランチ(皆で食べに行きましょう)
14:00~16:00  第4講座 「5つの分類×8つの原則:音読指導の実際」
         正頭英和 <立命館小学校> 

2016年7月18日月曜日

オックスフォードで大盛況!&今後の予定

オックスフォードでの多読授業実践発表、大成功でした。

第二弾、第三弾も、名古屋、大阪などで開催されそうなので、どうぞお楽しみに。

★今後の予定をお知らせ致します。
7/30土: 京都で暁の会(多読、アクティブラーニング、All in English の実践発表)

7/31日: 大阪で暁の会(1日全て英語で活動。体験重視、帯活動&言語活動)

8/3水: 午後14〜17時、東京市ヶ谷の森上教育研究所にて、音読TRノートと同時通訳トレーニング

8/4木:午後14〜17時、東京市ヶ谷の森上教育研究所にて、多読、英英辞典の授業活動発表

8/8月: 午後14〜17時、東京女子学園にて、西山哲郎くんと帯活動&All in Englishの活動発表。

8/9火: 茨城県土浦市県南生涯学習センターにて、英語で授業の実践発表

8/20土 福島県にて英語達人セミナー

8/21日: 仙台にて英語達人セミナー

8/25木: 福岡市公立中学校の先生方向け帯活動セミナー

また、上記の発表の詳しい詳細などはフェイスブックにて随時お知らせ致しますので、興味のある方は、ぜひフェイスブックをフォローしてください。よろしくお願いします。

昨日のオックスフォード大学出版での発表内容なども、フェイスブックに掲載しています。

以上、取り急ぎご連絡ですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

昨日オックスフォードに参加された皆さん、本当にありがとうございました。
オックスフォードの活動はリピートがあるそうです。
第二弾の名古屋、大阪もご期待くださいね。

2016年7月15日金曜日

"Sense of English"を子ども達に


ミセスミヤコなう。今この本を読んでいます。

京先生は児童英語教育に長年ご尽力してこられた素晴らしい先生で
す。

普段、絵本を読んでいると感じることに京先生が丁寧に答えてくださってあり、京先生の本を読みながら、中嶋洋一先生の本を貪り読んだ20代前半の頃を思い出しました。
僕はこれら2冊の著書をボロボロになるまで読みました。ノートにメモを取りながら、毎日毎日、片時もこの2冊を手元から離したことはありませんでした。

何度も線を引き、蛍光ペンでチェックを入れ、先生が書かれてあることの横に、自分がわかったこと、思ったこと、アイディア、生徒たちとの関わりから得られたことと重なり合う部分をメモ書きしました。

この2冊の本がなければ、今の自分の授業はない、と言っても過言ではなく、中嶋先生の影響から、未だに逃れられないでいます。偉大な先生です。


京先生の本は、冒頭から、子供が英語を学ぶんで行くプロセスをご自身の体験と紐解きながら解説してくださってあり、まさに中嶋先生の本の中のそれと同じ世界が展開されていました。

「こうすれば英語の授業が上手くいく!」とか、「英語勉強法」といった類の本は、世に掃いて捨てるほどあり、どれが本物でどれがインチキなのか、判別を諦めてしまいたくなるほど多くありますが、この2冊と京先生の本は本物です。


本の中身に嘘偽りが一切感じられない。それはご自身のご経験を、生徒たちの様子を元に書かれてあるからです。

数字では表れてこない生徒の様子、理解のプロセス、生徒が伸びやかに成長していく姿が書かれてある本は本物です。京先生と中嶋先生の本には、お前の勉強の仕方をこのように変えよ、といった押し付けがましさや、肩書きや数字に頼る上から目線な本にある特有の排他性が一切感じられない。

目の前にいるご自身の生徒さんたちを愛しているのはもちろん、それらの著書を手に取っている読者への深い愛情が随所に感じられ、温かい気持ちに包まれ続けてページをめくっていく時間が過ぎていきます。

京先生の本の中には、子供達に、無理やり暗唱をさせたり、暗記を強いたり、ドリルや練習のみのトレーニングを闇雲にさせて、力をつけさせるのではなく、ネィティブの子供達が自然に英語のシャワーを浴びるように身につけていく、目に見えないセンス、英語のセンス、Sense of Englishを子供たちの中に育みましょう、そんな風に書いてあります。


中嶋先生の本の中にも、富山県の公立中学校の生徒たちが、生き生きと英語を学び、英語の授業を通して、マネージメント、他者との協調性、物を見る視点、考える力、表現力などをつけていく手法が、余すところなく、もったいぶらず全て著してあります。京先生の本の中にも、こんなに手の内を明かして、大丈夫なのだろうか、とこちらが心配になってしまうほど、これでもか、これでもか、と活動や、指導法の一々が全て網羅されているのです。

僕が20代後半の時に出会った同時通訳トレーニングであるKHシステムという本。著者の国井先生と橋本先生にはお世話になりっぱなしで、足を向けて寝られませんが、先生方は僕に、ご存じのことを余すところなく全て教えてくださり、質問をすれば何にでも答えて下さり、更に今後のアドバイスなどを丁寧に細かく指導してくださいました。

一流は出し惜しみをしません、というのは僕が敬愛するリアリーイングリッシュの石川さんの言葉であり、また、ハウルの動く城の中で、ソフィーがカルシファーに言う言葉ですが、本当にその通りです。

そして、引き出しの量がとてつもなく多く、新たな視座や視点、新しいアイディアに溢れ、いつ見返しても、何度も何度も新たな発見があるのです。


今年の3月に初めて出会い、以来仲良く交流をさせていただいている胡子美由紀先生の本もこれらの本の中に入る名著です。美由紀さんの本に興味がある方は、この本を読んでいただいて、その後、ぜひ美由紀さんのお話を聞いてほしい、と僕は思っています。素晴らしい先生です。




さて、京先生の本を読みながら、Sense of English、英語を英語のまま理解する力を授業の中で育てていくにはどうすればいいか、という問いについて、これまで4年間のAll in Englishやオーガニックな語学指導を振り返って考えていました。 例えば僕ら指導者が、教材を見ていく中で、生徒が知らない文法事項に出会った時、中高に勤めていると、どうしてもこんな風に考えてしまわないでしょうか?

「これはうちの生徒たちには難しすぎるね。」とか、「文法事項をどうやって定着させていこうか。」とか。はたまた「基礎ができてないから英語の本を読ませるなんて無理。」など。

子供向けの絵本の中には、容赦なく、関係詞、仮定法、過去完了、分詞構文などがバンバン出てきますし、生徒も、そして先生すらも見たことも聞いたこともないような不思議な語彙がどんどん登場します。


指導者が「仮定法、過去完了、分詞構文などは理解が難しい」という概念から先ず解き放たれないと、sense of English を育む指導はできないんだろうな、と改めて京先生に共感共鳴しました。子供達は大量に絵本や動画、歌や記事などの英語に触れていくうちに、これらの感覚を身につけていきます。僕は1学期に子ども達の様子を見ていて、その姿を嫌という程目の当たりにして驚嘆の連続を経験してきましたので、これは間違ってはいないんだと思っています。


「この単語を生徒は知らない、この文法事項はまだ既出ではない」という発想で英語指導を見ていると、いつまで経っても子供がsense of Englishを育む機会は訪れないですね。


あまりこういう言い方は差し控えたいのですが、センター試験や、私学の問題の中には、「未知語を類推せよ」とか「要約せよ」と言った問題も出てきますし、自由英作文の問題も出題されています。

近年の政府の施策によって、その瑕疵は別として、子供達は否が応にもそういう類の問題が増えて行く環境に直面して行くことが予想されています。


単語の意味を全て覚えておかなければ解けない英語力なのではなく、単語の意味でわからないものがあっても、全体を読みながら類推したり、論理構造を瞬時に見抜く力があればそういう問題に対する特別な対策は必要ないと僕は思っています。


指導者が、すぐに結果を求め、その数字にばかり教育効果の意義を見出すような気持ちを捨て去り、生徒たちが英語の感覚で文章や表現を理解できるプロセスは時間がかかるんだ、と腰を据えていくと、生徒との英語での関わりが無限に広がるんですよね。


それをまだ未体験な多くの英語の先生方にぜひ体験して頂きたいと、毎日毎日祈り願っています。


京先生の本、名著であり、僕のバイブルとなりました。素晴らしい本です。週末はオックスフォード社で多読の実践発表です。 30名近くの先生方にお集まり頂くそうで、とても身が引き締まりますね。良い時間にしたいと思っていますので、まだまだ資料を練り直しているところです。 ではまた😀

2016年7月11日月曜日

いつも教室に笑顔を


先週から1週間は怒涛のような日々で、本当にあっという間に8日間が過ぎていったように感じました。

The Beatlesの曲に"eight days a week”という曲があるんですけれど、気持ちとしては毎日ウキウキしていたので、この曲の中身な気分でした。

先週を振り返ると、、、。
日曜:高校バスケ部の公式戦、県大会ベンチ入り。熱い闘いに胸が震える。
月曜:提出された自分のクラスの子たちのノートに唸る。

火曜:夜のスカイプが盛り上がって楽しかった。
水曜:郁文館夢学園中高の堀切&牧野両先生ともつ鍋。夜はスカイプ。盛り上がって1時間の予定が2時間半も。教育談義も熱かった。

木曜:堀切&牧野先生による授業見学。生徒燃える。この日も盛り上がって授業。先日来られた女子校の先生も木曜日に。ノートを見ている姿を見られる。夜は教育実習生だった阿部くんと合流し、四人でもつ鍋。お二人をお見送りした後、阿部くんと二人でしっぽり飲み。なぜか阿部くんの前で泣く。









金曜:Oxford University Pressに勤める友達の小林くんが来校。子供達の前でOxford Reading Treeシリーズのプレゼンをしていただく。子供達大喜び。













土曜:学校にて仕事。日曜日の多読勉強会の準備など。夜は再びOUPの小林くんと熱い英語教育談義と会食。料理が最高に美味しかった。たまに食べるフレンチもいい。その後、教え子と同僚が結婚したので、二次会へ。ここでも楽しみながら、同僚たちと熱いトークと楽しい時間。

日曜:諸木宏子先生をお招きし、先生のワークショップ開催。素晴らしい1日。その後の懇親会も素敵で、先生をお見送りした後、濃厚な1週間を振り返るべく、博多駅のワインバーで一人静かにワインを飲む。




月曜(今日):ORTシリーズを使ってBook Talkの活動。子供達の生き生きした姿に胸が熱くなる。自分のクラスの子たちと人権同和学習が2コマあり、その授業がとても良い時間となった。疲れたので、毎週の定例であるテニスの3時間は今夜はお休み。

とまあ、めまぐるしくも、ここまで充実していいのか、と思えるほどの8日間でした。得たもの、頂いたもの、教わったことはかけがえのないものとなりました。

今週は児童英語教育に関わる女性の方々と交流する機会が多く、彼女たちとの話の中で心に火が灯りました。

抱いた一つの夢は、「子供やお年寄り、お母さんやサラリーマンの方、どんな年代の人たちも笑顔にできる英語の先生になりたい。」というものでした。

自分が所属する部署は中高で、他の年代の方に英語を教えたり、英語の活動をしたりすることは、自分の勉強会である暁の会以外ではありませんでした。

児童英語教育の女性の話を聞いていて、僕も小学生や幼稚園の子供、保育園に通う小さな子供たちに英語を教えることができる人になりたい、と思うようになりました。また、どんな年代の人たちと一緒にいても、その人たちが笑顔になり、英語で喜びを感じることができる指導ができる指導者になりたい、と思うようになりました。

自分が学校で、生徒たちを前に唱える精神論や、説諭が一切通用しない人たちを相手に英語を教えて、その人たちが笑顔になる、その空間が笑顔で満たされていく、そんな先生に自分はなりたい、そう心に抱くようになったからです。

暁の会でも近い将来、小さな子供たち向けのワークショップを開催するかもしれません。また、お母さんたち、お父さんたち、親子で楽しむ英語のワークショップを将来開催できたらいいな、と思うようになりました。

子供達を笑顔にしたい。また、お年寄りの人にも英語を楽しんでほしい、疲れているお父さんお母さんにも、お勉強ではなく、英語を楽しんで使ってもらって、英語を好きになってほしい、そんな風に考えるようになったんです。

今は淡い夢ですが、いずれそれが現実になる日を夢見て、明日も子供達と共に時間を過ごそうと思っています。

ではまた😊




















2016年7月9日土曜日

宿題考


夏休みの課題とか宿題とかをどうするか、って話になる季節なんだけど、ずっと悩んでる。

量、質、何を、どのように、なぜ、いつまでに?

過去の自分を振り返る。

大量の課題をこなさせれば数字が上がると思い込んでいた。
宿題をさせておけば保護者の目にも「あの先生は鍛えてくれる」と映るし、受けがいい。だから宿題を出そう、そんな安易な気持ちが若い頃の自分にはあったと思う。

月に1冊ノートを仕上げさせるために、単語帳の練習をひたすらさせた15年前。ある男子のノートに、頭からお尻までsnoopyと云う綴りが埋め尽くされて提出されたのを見て、敗北感しか味わえなかった思い出。

9月1日に提出された複数冊の問題集。課題テストで低い点数なのに、問題集はすべて丸で提出され、それに判を押し、閻魔帳にチェックをして、幾ばくかの平常点を加点した無思考の自分。

なんの意味があってあんなことをしてたんだろう、と未だに思う。
どうしてそんな無意味なことを自分は止められなかったんだろう。

教育を熱く語る議論にどれほど首を突っ込んでいても、日常ではそういう無意味で不毛なことが現実に繰り返されている。

何が教育なのか、と思ったりしてしまう。

今の子供には考える力がない、意見を言わない、単語を覚えない、日本語力がない、など、子供の能力が低いという話もよく耳にする。

でも、朝から晩まで椅子に座らせて、ひたすら先生の話を聞かせる授業ばかりを受けさせられて、一体いつ自分の意見を言う機会があるのか、いつ自分の思考を巡らせる暇が訪れるのか、いつ本を読むほどの余裕が与えられるのか。

子供を鍛える、という言葉。それは本当に子供の人間力を上げることになっているんだろうか。

立ち止まって考えたら、疑問に思うことを、無思考、思考停止で日常繰り返しているのは、大人の方ではないか。

博多弁に「そらそうばってん、これはこれたい。」という言葉がある。お前の言うことには一理あるが、これは変えられないのだ、という意味だ。

なんだか、そういう無言の空気の中で、僕ら大人は子供たちに接しているんじゃないか、そんな風に思う。

変わらなければいけないのは、子供の学習姿勢でも態度でもない。大人の方なんじゃないか。

夏休みの課題、どうしよう。もう直ぐ結論を出さないといけない。

「自己紹介」というタイトルの備忘録


勉強会やセミナーなどでお話をさせて頂く機会が増え、全国のいろいろな先生方にお会いする機会が増えました。毎回、その出会いをとても楽しみにしています。

「先生、ブログ、いつも読んでます!」と仰って下さる先生方が必ずいらっしゃって、僕が忘れてしまったことも事細かに覚えていたりして、恐縮してしまうんです。

いつも本当にどうもありがとうございます^^

そういう場で自己紹介を詳しくしている暇がないので、自己紹介をしますね。ここに書くことは、いつも親友に話していることだったりするので、仲が良い人にとってみたら、何あらたまって書いちゃってるの、と思われると思うんですけれど、まぁそこは読み飛ばして下さい。

まず第一に。

何度も言いますけれど、僕はすごい人でも大した教師でもありませんし、魔法使いでも何でもない、ただの英語バカです。

次に。

音楽、映画、文学、古典、漢文、ラテン語が大好きで、お酒を飲み、美味しいものを味わって食べ、親友達と楽しく会話し、旅行に行き、楽しく大らかに人生を楽しんで行きたいと思っているだけです。

仕事について言うと、普段やっている授業や学校での仕事は、当たり前のことを当たり前にしようと思ってやっているだけです。

初めて担任をしたときの感情、「こいつら、めっちゃかわいい奴らやな!」という気持ちが、何年勤めてもなかなか消えなくて、もう少しベテラン先生然とした雰囲気が漂えば良いのかな、と思ったりするときもあるんですけど、なかなかそうならなくて悩んだりすることもあります。

友達について。
どんなときも何でも言い合える親友に恵まれていて、毎日充実しています。
どんなことでも話せるわけではないですが、愛すべき家族もいます。
そして、今目の前で教えている生徒達が大好きです。好きでたまらない。理由はわかりません。

時折、セミナーや勉強会で、僕を特別視して下さる先生方にお会いすると、とても困惑してしまいます。できれば、僕を友達と思って、フレンドリーに接して頂けたら、と思っています。

生き方とかについて。
ユーモアや曖昧さの間にあるものに興味があり、そういう状態でいろんな発想を捏ねくり回しながら、その中に手を突っ込んで、ひょい、と一つ拾い上げて、淡々とやっていくような生き方が好きです。

今は親友と次の野望に向けて勉強を続けています。又、生徒達のこれからが楽しみで仕方ありません。

とりあえずやってみてから後から考えるタイプです。思いついたことで自分の人生と他人の人生が豊かになりそうなことは何でもやります。

欲しい物とか。
欲しいものは「どんな人でも無条件に愛せる心」です。8年くらい前からこれが欲しい、欲しいと思って神様にお祈りしていますけれど、なかなか祈りが叶うことはないです。願いは聞き届けられてるんだろうな、とは思います。

お金が欲しいと思ったりもしますけれど、欲しい額が莫大な金額なので、お金は欲しいとは思わなくなりました。300億円くらいあれば、NGOを設立して、日本の中高生と外国の援助活動みたいなことを通じて、グローバル教育みたいなことができないかな、と考えたりもしますけれど、100万円の札束も見たことがないので、ちょっと頭に浮かびません。

若い頃は、有名になりたい、お金を儲けたいと考えたりしましたけど、今はそういうのはありません。お金で買える物はだいたいすべて与えられましたし、経験してみたいと思うことはだいたい経験できました。

今は、実現したいことをどうすれば達成できるか、ということに興味があることと、それを達成するために有名になるんだったら、それも一つの手段としてよろしかろう、と思っているくらいですかね。

これまで一度だけ、今死んでも悔いはないな、と思った時がありましたけれど、今は「ベストはまだまだ来てないね。」と感じて、神様の計画はなかなか侮れないよね、と思ったりしています。

こんなふつつか者です。どうもすみません。
これからも仲良くしてください。よろしくお願いします^^



2016年7月2日土曜日

参加者40名を超える!7月30日、31日京都大阪暁の会英語教育勉強会!!!!すごい〜!

西山くんと1年前に京都の鴨川の橋にて。もうこの頃にやっていたこととも全く違うことを今はやっている暁の会です。まさかこんな会になるとは思ってもみませんでした。

月末7/30土、7/31日に、京都と大阪で勉強会をするのですが、この所、毎日毎日、お申し込みのメールが来て、西山くんとびっくりしています。

会まで1ヶ月を切りましたが、今日まででお申し込みの数が40名を超えました。お申し込みサイトのdoorkeeperの方にはご登録頂けない方が数多くいらっしゃるのですが、メールでのご相談やご出席を頂戴している先生方が現時点(7月2日18:36現在)で40名を超えています。

これはすごいことだと思っています。

去年は暁の会が発足したばかりでしたので、こじんまりとした15名程度の勉強会でした。


今年の3月のロングの勉強会、4月の京都の勉強会も、15名程度、呼吸の聞こえる距離感を大事にしていきました。

今回の勉強会は、一年間の実践の総括や、これからの英語教育を考える上で重要な内容についての企画で、できれば多くの先生方に是非ご参加頂き、共に学びを深めていければ、と考えていました。

先日、スカイプの勉強会に初めてご出席いただいた北海道の先生から
「敷居が高そうで、皆さん意識が高く、英語力も相当おありなんだろうと思っていて、なかなか参加に踏み切れませんでしたが、怖いもの見たさで、参加してもよろしいでしょうか。」

というご相談を頂き、「ああ、やっぱり、うちらの勉強会のイメージって、世間的にそういう風に伝わってるんだねー。」と西山くんと苦笑いしました。

その先生が、スカイプ参加が終わってから、参加の感想を書いて下さり、

英英辞書を読んで話し合うという、非常にマニアックというか

オタク的な香りの漂うこの会… いったいどんな人たちの集まりで、

どんな会話が展開されているのだろうとずっと気になっていて、昨

日、ついに勇気を出し、怖いもの見たさも手伝ってのぞきにいった

のですが…意外と普通の方たちばかりで、和やかな雰囲気でホッと

しました。」という感想を頂戴しました。

暁の会はマニアックな会でもオタクな会でもないです笑。

「英語を純粋に楽しみながら力をつけていく方法を模索する」会といえばいいか、自分たちでも定義づけに苦慮します。

今、僕たち暁の会が一生懸命に追求していることは、これまでの学校教育の中での英語教育を見つめ直し、子供達に新しい形の授業を提示し、ナチュラルでオーガニックな指導や活動を通して、子供達の英語表現の躍動感を飛躍させる、といえばよいでしょうか。

受験に問われる英語力の力を子供達につけてあげるのは大前提、その後の世界で問われる英語力、コミュニケ−ション能力、意識などの変革の一助となる指導法やトレーニング法を集まった皆さんで模索していく会になれば、と常に参加者の方の顔を想像しながら、準備をし、会を運営しています。

さて、月末30日(土)31(日)の勉強会のご案内、まだまだお申し込み受け付けております。

多くの先生方と、子供達の為に有意義な学びの時間を過ごせますことを心より楽しみに致しております。

どうぞ宜しくお願い致します。




授業に次の日から使っていただけるアイディアや指導法をたっぷりとご紹介させていただきます。

「授業でいろんな活動をしてみたいけれど、どこから手をつけてよいかわからない。」「英語での指導は受験指導との兼ね合いが心配。」「同僚とのすり合わせはどうするんだろう。」「生徒たちの学力が低下しないか不安。」など、先生方のご心配やご不明な点に余すところなく答えさせていただき、2学期の授業や夏の課外補習などですぐに使っていただけるアイディアやメソッドを実際に体験していだける2日間になっています。


授業のイキイキ、一緒に体験しませんか?^^

先生方のご来場、お待ちいたしております。

また、学校の先生方以外の参加も可能です。ぜひお越しください^^
既に20名強の方のお申し込みを頂いており、嬉しい悲鳴です。今朝方も3名のお申し込みを頂戴しました。

埼玉、九州、名古屋、東北、東京からお申し込みを頂いていて、びっくりしています!すごい!物凄い勢いですね!びっくりしています!

多数の先生方のご来場、スタッフ一同、心よりお待ち致しております^^


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7月30日(土)は、英語の授業に関する勉強会です。

実践発表に加え、2名の先生をお招きし、ご講演頂きます。

①暁の会ジョイント勉強会in京都


日時:7月30日(土)9時~17時


場所:ノートルダム学院小学校
お申し込み:

7/30土のお申し込みはこちらからお願い致します。
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/47102

7/31日のお申し込みはこちらからお願い致します。
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/47103


第1部「OEDを使った帯活動」


発表者 西山哲郎(東大寺学園中・高等学校)
内容 「中学2年生からOxford Essential Dictionaryを採用しています。英語に触れる時間が増え、単に意味を調べるという従来の使い方から脱却し、ライティングやスピーキング活動にまで使えるようになりました。また週末課題にも積極的に使っており、2学期からはひとつ上のレベルの英英辞書を採用する予定です。授業の冒頭で行っている「帯活動」についてお話しさせていただきます。」


→"Teach English Through English"の実践発表。英語の授業で、先生がどのように英語を生徒に語りかけながら授業を行っていくか、通常の単語帳や問題集、教科書との兼ね合いはどうするか、生徒たちにどのように語彙力を付けさせ、学習を定着させていくか、東大寺学園中高の西山哲郎が実践発表を行います。

第2部
タイトル 「ORTって簡単?!そんなあなたが知らないORTの本質~私立中学校における多読授業の導入と実践」


発表者 諸木宏子先生
(英語絵本アドバイザー・西大和学園中学校非常勤講師)


内容 西大和中学校で行なっておられるORTを使った多読授業の導入・実践を余すところなくご紹介いただきます。参加者の皆様に生徒役になっていただいて、実際に諸木先生が授業をされる形態でのセッションです。奥が深いORTを通して、英語好きが生まれる温かい授業実践に釘付けになること間違いなしです。

→多読の実践を20年以上重ねてこられた諸木宏子先生をお招きし、中高の現場で多読をする際の注意点、生徒たちへの語りかけ、指導の仕方、細かい指導のポイントなどを余すところなくご教授いただきます。西大和学園中高での多読授業の実践例を交えながら、中高の現場での指導のポイントなど、痒いところに手が届くお話が聞け、実際に多読もご体験いただける素敵な2時間です。

第3部
タイトル 

「アクティブラーニングでめざす生徒の英語力を育む授業つくり」


発表者 溝畑保之先生(大阪府立鳳高等学校)


内容 「コミュ英」「英語表現」検定教科書を使用し、無理なく理論に則った授業で、生徒の能動的な学習を進めるにはどうすればよいか。事例をもとに一緒に考えましょう。

→アクティブラーニングと一口に言っても、どこから手をつけてよいやら、また、どうやってすれば良いのか、そもそも受験指導に支障を来すのではないか、とご不安やご心配の先生方も多数おられると思います。アクティブラーニング指導を研究し、実際の高校現場でご実践を重ねてこられた溝畑先生のご指導をたっぷり体験していただき、通常授業での活動のさせ方、実践のゴール、生徒たちにさせるディベート活動などの体験、指導のポイントなどをご体験いただける素敵な2時間です。


第4部
タイトル「中学生から無理なく出来るスピーキング&ライティング指導」
発表者 西山哲郎(東大寺学園中・高等学校)


内容 以前はアウトプットというと覚えた単語や文法を定着させるための最終段階として例文のパラフレーズから一文または二文程度の和文英訳を課す程度でした。しかし、今では様々な題材を使ったQ&A、スモールトークに始まりエッセイライティングまで幅広いアウトプット活動を生徒たちと一緒に楽しめるようになりました。昨年度中2から導入し現在中3生に行っているスピーキング&ライティング指導をご紹介いたします。


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7月31日(日)は、英語で楽しく1日を過ごして頂く勉強会です。
英語でのディスカッションやスモールトークなどを通して、通常の授業で2学期に使って頂ける実践例を沢山体験していただける勉強会です。

②暁の会ジョイント勉強会in大阪
日時:7月31日(日)9時~17時
場所: 常翔啓光学園中学校・高等学校 
    〒573-1197 大阪府枚方市禁野本町1-13-21

参加される先生方と一緒にフルに英語を使い、英語力の向上をひたすら皆さんと目指すセッションを終日行います。


英語による司会者:田中十督&西山哲郎


午前:(3時間)
英語によるディスカッションを参加者全員でじっくり行います!
簡単な英語からスタートして、ペアでのリレートーク、トリオでのトーク、グループでのディスカッションまでをすべて英語で行います。その間に、英語で話をするときのロジック、論点変化のLayer(層)に関する演習、PREPフォームの体得、などを行います。
ランチはみなさんで。この1時間は日本語でまったりです^^

午後:(4時間)
アクティブラーニングの展開方法、実践方法を考えましょう!グループでの資料分析、記事のサマライズ、検証、論点整理、プレゼンテーションまでをすべて英語で行います。その際、質問力に関する講義、リスナーとしてのスキルアップの方法などを講義形式ですべて英語で教授いたします。
講義の時間は手短で、参加者の皆さんが英語で考え、英語で話し、英語で書き、英語で聞く時間が中心です。

もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...