2016年9月7日水曜日

英語の話し方について

【スカイプ講座:"you know,"を止めてみる。】
今日は参加者の方がお一人だったので、マンツーにて、My TED talkをやっていただきました。
10分で自分の人生でシェアしたい経験をスピーチメイキングしてもらい、それを話してもらう活動です。(9月17日の仙台でもやります。)
基本的には英語で話してもらっている間は、僕は聞くことに徹し、相手の方に終わった後で質問をする、相手から質問があった時はそれに自分の話を交えて英語で答える、というやり取りを70分行いました。
マンツーマンで英語で話をするのはとても楽しいですね。また、メモを取らない、と決めて聞くと、相手の話の構造や、固有名詞もきちんと覚えているもので、聞く姿勢の大切さを改めて学ばされました。
Just one thingということで。
you knowという表現を話の間に挟みすぎないほうがいい、ということを申し上げました。日本語で話をしている時に、「〜ね」と連発すると、相手にとって話を聞きにくいことが多いです。これは僕も授業でできるだけ言わないように気をつけています。「え〜」と「〜ですね」って、先生だとつい言ってしまう。英語でこれに相当するのが、you knowなんじゃないか、と思います。
ジミヘンドリクスのガールフレンドだった人が、ジミが亡くなった後のインタビューで生前のジミを語る、っていう動画があって、それを見ていた時に、8秒に1回くらいyou knowを言っていて、すごく英語が聞きづらいな、と23歳の時に思いました。
you knowって、日常会話で何気なく使う分には、癖で済むと思うんですけれど、オーディエンスがいる場合には、話がスーッと耳に入ってきた方がpersuasiveでassertiveだと思うんですね。そういう言葉が途中でノイズになってしまうので。
もし考えが止まってしまったり、英語が止まってしまったら、無理に話そうとせずに、3秒くらいポーズを置いてから、整理してまた話し始める、というスタイルでいいと思います。これはラリーキングライブや、デヴィッドレターマンショーを見ていれば、彼ら2人のintervieweeがよくやっていることなので、とても勉強になると思います。

日本人が英語のスピーチや、スピーキングの勉強手本として紹介しているものを見ると、TEDやCNNニュースなどが取り上げられることが多いのですが、僕はまず、日常会話の中で使われている話し方、また聞き方をじっくりと見る、感じる、っていうことがとても大事なのではないか、と思っています。

生の教材で、英語圏のドラマやアニメ、トーク番組などは実はそういう話し方の勉強をするのにうってつけだったりするのです。
TEDでのスピーカーやCNNのアンカーはその道のプロ、お話をするときには十分なお膳立てや、魅力的なパーソナリティがあった上でお話をしてあるので、僕らが目にするものは高度に完成された話し方だったりします。
それもお手本として不味くはないし、むしろ素晴らしいのですが、いきなりそれを目指せと言われても、ハードルが高すぎるのです。
まずは優しいもの、より生活に身近な英語から触れて行って、少しずつ英語の話し方や聞き方を見ていくことが大事だな、と今日のスカイプ講座で学びました。
9月17日(土)に暁の会@仙台ロング勉強会を行いますが、この辺のことも踏まえて、参加者の皆さんに、すっと易しい英語で始めて、柔らかい表現もたくさん使っていただくよう、アクティビティを工夫しています。参加される皆さん、ご期待ください。
こちらからお申し込みいただけます。 https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/51241
とても良い夜でした。

もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...