2016年8月31日水曜日

先生は子供達の太陽☀️

北風と太陽のお話があります。私たち教師は、子供達にとって、どちらを目指すべきなのか、深く考えを致す日々です。

私たち教師は、子供達にとって、寒い風を吹かせる北風ではなく、温かい太陽のような存在であるべきだ、と僕は思っています。

横浜マリノスの少年指導者の方の指導書に、「指導者は子供達にとって、厳しく鍛えたり、罵声を浴びせたり、意地悪をしたりするのではなく、子供達にとっていつも、太陽のような人でいるべきだと僕は思います。」と書かれてあり、新任教師時代の僕は、その言葉に感化され、今でも大切に胸に刻んでいます。

親友、西山哲郎くんと今後の暁の会のあり方について、夏に随分と議論をしました。

夏に二人で主催したり、出かけて行った勉強会、ワークショップは、「参加された先生方に体験をしていただき、英語を楽しんでいただき、皆で知恵や情報をシェアしあう温かい現場にしようね。」と誓い合って臨みました。

参加された先生方が、勉強会に出ている時間だけ気持ちよくなり、精神のカタルシスを味わって、しばしの間日常の辛さを忘れるような、そんな鎮痛剤のような勉強会であってはいけない、と西山くんと何度も話しました。

参加された先生方が、子供の頃のように英語に親しみ、英語を楽しんで、その経験を、そのスキルを、そのメソッドや心持ちを、教室に持って帰ってもらい、先生方の目の前の生徒さん200名の前で生徒さんとともに味わってもらい、子供達とともに英語をもっともっと好きになっていただく、そして、子供達とともに英語を楽しんで学ぶ気持ち、きっかけを作っていただけるようなワークショップにしないと、僕ら二人が皆さんとともに過ごす意味はないよね、と何度も何度も西山くんと話をしました。

勉強会は内輪が集まって、内輪ノリで、内輪ネタで盛り上がることではない、と僕らは強く思っています。

また、勉強会はお祭りでも、選ばれた人しかいけないような会でもない。さらに言うと勉強会は同窓会やお友達会でもないのです。

勉強会は、参加された先生方が教えておられる子供達のためにあります。

子供達が、それぞれの先生方とともに、英語の授業を通じて元気になり、笑顔になり、英語を学ぶ喜びを、第二外国語学習を通して見る自国文化を、さらには博い見識と視野を身につけること、これこそが暁の会が参加者の皆さんと標榜する世界だ、と僕らは思っています。

子供達とともに、英語の先生方に元気になってほしい、英語の先生方に語学を学ぶ喜びを、嬉しさを、取り戻してほしいと願ってやみません。

2学期にたくさんの勉強会とワークショップを企画しています。
ぜひお出かけください。お待ちしております。

■2学期、毎月必ず暁の会がどこかで開催されます。

来月と言いますか、明日からの9月、僕らが主宰する暁の会は多くの勉強会を企画しています。

これまで、夏のジョイント勉強会、またオックスフォード大学出版でのワークショップ、英語教育達人セミナーとのコラボを通じ、暁の会京都リーダーの西山くんと議論と検証を重ね、9月、10月、11月、12月と、数多くの勉強会を企画運営する決意を固めました。

また、福岡女学院中高の坂本彰男くんと長い議論とディスカッション、そしてスピリチュアルなインスピレーションを共に得て、今、福岡で毎月一回、金曜日に、多読、多聴、多話、多書の時間を先生方と持つ企画を計画中です。

これから毎月、どこかで暁の会が開催されています。


来月のシルバーウィーク中、宮城県仙台にて、
今年二回目の東北勉強会を開催致します。


■参加者全てが子供達にとってのカリスマであり、リーダーである共同体を目指して。

暁の会は今、出会った先生方にどんどん声を掛け、どんどん実践発表をしていただくことを計画していて、すでに夏後半の勉強会でも4名の先生方に実践発表をしていただきました。

今後は、英語教室で教えておられる先生方、小学校の先生方、中学校の先生方、高校の先生方、そして、短大や大学、大学院の先生方、ネイティブの先生方にどんどん実践発表をお願いしていきます。

また、その場その場で常にディスカッション&シェアの時間を持ち、良い実践が報告されれば、その場で即興ですぐに皆さんに体験していただき、その場で学びを拓いていく機会を持ち続けます。

多くの先生方にアイディアや実践をシェアしていただき、知恵を共有し、皆で協働学習を学び、力をつけていきたいと思っています。

カリスマはいらない、リーダーもいらない。

参加者みんながリーダー、参加者は現場にあって子供達のカリスマであり、リーダーであり、先輩であり、家族であり、兄弟姉妹であることを鑑みて、先生方皆さんに真の意味で参加型の勉強会を経験していただきたい、という思いを強くしております。


■9月17日(土)初の仙台での暁の会勉強会。

これは仙台の大野先生との対話から生まれた企画で、東北の先生方と共に英語を楽しむ時間を持ち、授業づくりや普段の英語学習へのモチベーションアップに生かしていただく機会を作ろうという想いから生まれた企画です。


英語シャワーを体験して、元気になりませんか?
午後13時から21時まで、すべて英語でセッションを行います。
英語シャワーを体験して、元気になりませんか?
多くの皆さんのご参加、お待ちいたしております。
日時:9月17日(土)13時〜21時
8時間ありますので、夕方ご予定のある方は切りがよろしいところでご退席いただけます。 
場所:仙台市民会館 会議室2
内容:暁の会ロング〜All in Englishを体験するワークショップ
discussion 1: current news topic
discussion 2: analysing
lecture 1: PREP talk & Layer Making
story telling1: pair & trio
group work : presentation making
speech making : My 'TED' talk


暁の会ロング勉強会、東北開催は初です!
午後13時から21時まで、すべて英語でセッションを行います。
多くの皆さんのご参加、お待ちいたしております。
8時間ありますので、夕方ご予定のある方は切りがよろしいところでご退席いただけます。 
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/51241

■9月17日(土)は大阪でも暁の会があります!
【暁の会京都】9月の勉強会のお知らせ
日時:9月17日(土)
15時から19時まで
小会議室

場所:下京青少年活動センター
テーマ:アカデミックディベートの全て

イギリスの大学でディベートを専門に学ばれた久留宮一浩先生を愛知県からお招きします。

久留宮先生は9月から学校現場に復帰されます。今後、暁京都を落語小屋ならぬ英語小屋にしていきたいのと、3学期に授業でディベートを実施するので、一からディベート理論と技術を体得したくて、久留宮先生に勉強会の講師をお願いしました。

西山くんとのマンツーマンの予定でしたが、良いこと、楽しいことは共有したいので、9月の暁京都開催の運びとなりました。楽しいことは自分で創るのだ!

参加ご希望の方はメッセンジャーやLINEでお申し込みください。よろしくお願いします。

■9月24日(土)大阪で暁の会&中之島英語研究会ジョイント勉強会

さて、9月24日(土)は大阪で、中之島英語研究会と暁の会京都のジョイント勉強会が行われます。
現場の違うそれぞれ4つの実践発表と体験の4部構成となっています。

【なか英研&暁の会京都ジョイント勉強会、講師変更のお知らせ】
暁の会京都リーダーの西山です。昨日は京都で単独勉強会を行いました。中村憲幸先生(東山中高)と3時間ワークショップを行い、大盛況のうちに終了しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

さて、本日は、先日告知させていただきました、なか英研&暁の会ジョイント勉強会第1弾の再告知、ならびに講師変更のお知らせです。第2部に大注目です。今回のコンセプトは「小中高大の英語教育の垣根を取り払う!」にしました。僕がいま興味を持っていることのひとつに、教育機関の間にある壁を壊し、教員間の真の連携を図るというものがあります。このことを念頭に置いて、コンセプト設定しました。(全ての活動をAll in Englishで行います。)

お申込みは以下のリンクからお願いいたします。たくさんの先生方とお会いできることを楽しみにしております。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
日時:9月24日(土)15時~19時

場所:私立英真学園高等学校 普通教室
阪急十三駅東口から徒歩5分の距離です。アクセスは以下のURLをご覧ください。
http://eishingakuen.ac.jp/access/

テーマ:小中高大の教員連携祭り。50分×4コマのセッションを通じて、Almost in Englishの活動を参加者の先生方と共に楽しみながら、作り上げる。

第1部:小学生にできるだけ英語を話させ、聞かせる工夫
Hi Friendsの各レッスンのゴールのタスクを、実際に先生方にも体験していただいた後に、教室での実際の映像を紹介します。

発表者:堀込美恵子先生(箕面市立第三中学校)

●第2部:「ハーバードの修士取得の現地報告」

滋賀県の公立高校の教員をされていた頃、一念発起され、1年間休職し、北米のトップ大学院で学びたいと決意され、見事ハーバード教育大学院に合格され、修士を取得された方にご登壇いただきます。

事前準備から現地での生活、ハーバードの様子、留学生に求められる資質、そして1年間ハーバードで学んだことで訪れた変化とは何か?包み隠さず、お話しいただきます。

発表者:武田浄先生(滋賀県大津市教育政策アドバイザー、追手門学院大学グローバライゼーションストラテジスト)

●第3部:TEDスピーチを使ったスピーキング&ライティング活動

中学3年生の1学期に行った「食の安全」をテーマにしたTEDスピーチを用い、ただ内容を理解するだけでなく、発問に焦点を当てたグループディスカッション、発信を意識したクリエイティブな活動をいくつかご紹介します。

発表者:西山哲郎(東大寺学園中・高等学校)

●第4部:中高生のfluencyを徹底的に伸ばす多話・多書実践

中高生を対象としたfruency firstでのアウトプットアクティビティ実践をお見せします。abcトークという活動の紹介です。
発表者:湯谷賢男先生(京都産業大学付属中学・高等学校)
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

2016年8月22日月曜日

9月17日(土)、暁の会初!東北勉強会開催!

来月9月17日(土)は、午後13時から21時まで、仙台で暁の会初の、東北勉強会、開催致します。

東北、北陸、関東、北海道の先生方、お待たせしました!
皆さんのご参加、お待ちいたしております。

詳細はこちらです😀



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
来月のシルバーウィーク中、宮城県仙台にて、今年二回目の東北勉強会を開催致します。

いわき、郡山、福島全域の皆さん、
仙台、つくば、茨城、栃木の皆さん、
山形、青森、北海道、岩手、秋田、新潟の皆さん、
そしてもちろん、東京はじめ関東近郊の皆さん!
暁の会ロング勉強会、東北開催は初です!
お待たせしました!
午後13時から21時まで、すべて英語でセッションを行います。
英語シャワーを体験して、元気になりませんか?
多くの皆さんのご参加、お待ちいたしております。
日時:9月17日(土)13時〜21時
8時間ありますので、夕方ご予定のある方は切りがよろしいところでご退席いただけます。 
場所:仙台市民会館 会議室2
内容:暁の会ロング〜All in Englishを体験するワークショップ
discussion 1: current news topic
discussion 2: analysing
lecture 1: PREP talk & Layer Making
story telling1: pair & trio
group work : presentation making
speech making : My 'TED' talk
東北勉強会のお申し込みはこちらから宜しくお願い致します。
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/51241

東北での英語教育達人セミナー、大盛況!新しい風が吹き荒れる!










6月から数えて9回目の全国行脚も昨日の仙台で無事に終了し、博多の日常に戻ってきました。

東京、東京、京都、大阪、東京、東京、茨城、福島、宮城、と多くの皆さんとの交流が深まり、今大きく新しい風が吹いてきたことを力づよく感じています。

やっと出発点に立った感じです。これからどんどん燃えたっていかないと、退職まで時間がありません。

日本の子供達を笑顔に、英語を学ぶ喜び、仲間と学び合う素晴らしいさ、人生の素晴らしさを、多くの仲間同胞と共有し、ますます愛の教育を、力強い学力を、生きる力を模索してまいりたいと思います。

以下、Facebookに昨日投稿した文章を転載します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【感謝!東北!また来月仙台!半年以内にいわきでワークショップ!】
I'm home, buddies! Home, ya'll!
今さっき彰男と別れ、自宅に到着しました。
福島、宮城をはじめ、東北の先生方、北は北海道まで、
たくさんの「生徒ラブ!」な先生方に出会えたこと、何よりの財産です。お世話になりました。先生方のおかげでとても元気になりました。ありがとうございました。
東北の地で、私たち九州人が元気と勇気、前に進む励ましをいただきました。何ものにも代えがたい私たちの財産となりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
また、はるばる4時間以上も車や新幹線を飛ばしてきて、駆けつけてくださった皆さん、最後の最後でサプライズ登場の米田先生、本当に感謝をしております。
郡山でお世話になった松本Bros.&亀仙人畑中、ありがとうございました。元気を一杯一杯いただきました。
茨城と栃木から参加してくださった川島&岩本両先生、感謝です。
福島県で生徒ラブな授業をいつも模索しておられる先生方、元気と励ましをありがとうございました。学びや気づきの連続で先生方のお姿に元気をいただきました。ありがとうございました。宮澤先生の素敵な笑顔と田村市の女性の先生方のご挨拶が思い出に残っています。
福島の若い先生たちに「守るな、攻めろよ、人の目を気にするな。」と言って、背中をバーン!と叩いたのが郡山の思い出。そして、畑中さんとの力強いギューなハグが今でも忘れられません。愛弟子の涼一君には最後までお世話になりました。ありがとう。本当にありがとう。
仙台ではカシオの長田さんに大変お世話になりました。濃い裏話が聴けたこと、長田さんの豪快なガハハ笑いが忘れられません。部活の頼れる先輩のような素敵な方でした。ありがとうございました。
会場のお世話をしてくださった大槻先生、室さん、本当にありがとうございました。大槻先生の電子辞書ワークショップのおかげで、電子辞書の可能性とアイディアをたくさんいただきました。
会場に駆けつけてくれた原田くん、イギリスパンで盛り上がった斎藤先生、茨城の若い元気な先生、暁フレンズでもある大野先生、西村先生、本当にどうもありがとうございました。最後にサプライズで登場してくださった大阪の米田先生、感激でした!温かい笑顔が忘れられません。
牛来くんが2回も来てくれたのはプライスレスでした。元気が出たよー!
明日からまた、愛する生徒たちとの授業が始まります。大きく何かを変えられるわけではないことはわかっています。先生たちからいただいた心の栄養を、子供達のためにたくさん使って、美味しい授業を作っていきましょうね。みんなで励ましあい、何度打ちのめされても諦めず、へこたれず、子供達のために、月曜日からまたもえたっていきましょう!
7月のオックスフォードのワークショップから今日まで続いた遠出はひとまずここで終了。
今週は博多で2回勉強会。その後9月の17日に仙台市民会館会議室2にて、暁の会ロング勉強会、初仙台!全て英語のセッションで皆さんと濃く楽しいひと時を共にクリエイトしていく協働学習の時間を持ちたいと思います。東北関東圏内の先生方、ここ、必ず空けておいてください。
最後になりましたが、博多のパートナーであり、もはや親友という言葉を超えたソウルメイトでもある坂本彰男に。ありがとう。これから博多で燃えたっていこうね。二人が神様から用いられる時が来ているんです。高まっていこう!
谷口先生、啓子先生、本当に、本当にお世話になりました。感謝しかありません。今後とも引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
遠くからエールや励ましをたくさんくださった皆さん、特に一番気にかけてくださったクララ先生、本当にありがとうございます。週末、楽しみにしています。
皆さん、ありがとうございました。博多から愛を。そして不気味なキッスを。ぶちゅー。
田中十督より、みなさまへ。慈愛、慈しみ、愛。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

さて、今週末からまた勉強会は継続していきます。
以下、お知らせです。ぜひお出かけくださいね😀
日時:8月27日(土)16時~18時
場所:中京青少年活動センター 中会議室

今回は授業者であると同時に英語学習者であることに当たり前のようにフォーカスし、英語を使うことの楽しさ、英語で英語を楽しむことの喜び、英語で授業を行うことで見えてくることなどを体験する会にします。Almost in Englishで2時間通します。

私は第1部を担当するのですが、先日のジョイント勉強会であまり体験していただけなかったスピーキングやライティング活動をいくつかピックアップし、丁寧に活動を参加者の皆さんと練り上げていこうと思っております。

skillやmethodに過度に依存するのではなく、子供たちにどういう力をつけて欲しいのか?自分の授業を通じてどう成長して欲しいのか?といったmindを重視する集まりにしたいと思っております。

内容:50分×2コマのAlmost in Englishセッション

◆第1部 発表者 西山哲郎(東大寺学園中高)

○「中学生男子も夢中になるスピーキング&ライティング活動」

Small Talkなどの帯活動、Photo Talkや簡単なDiscussionなどを考えておりますが、あまり欲張らず、2つ3つ活動を形にします。

◆第2部 発表者 中村憲幸先生(東山中高)

○「楽しむ英語から楽しんで考えさせる英語の授業案」

文法指導からライティング指導を通して、技能の習得に始まり、思考につながる活動をご紹介します。

お申し込みや内容の確認などは以下のDoorkeeperのURLからお願いいたします。

https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/50611



🌟
暁の会博多8月27日勉強会「英語授業ワークショップ&実践発表」
日時:今週の土曜日8月27日 13時〜17時まで
場所:西南学院大学合宿研修センター研修室
内容:
13:00-13:50 「スピーキング活動」
       Story Telling(アウトプットのバリエーション)
       田中 十督(西南学院中高)

14:00-14:50 「大分上野丘高校英語科の取り組み」
       今池康彦先生(大分上野丘高校)

15:00-15:30  "Each One Teach One"
        大庭真佐子先生(福岡雙葉学園中高)

15:40-16:30 「フォニックス指導と教師学」
        園元 恭子先生
       (鹿児島純心女子中学・高等学校)    

16:40-17:30 "My 'TED' talk" (スピーチ活動)
        田中 十督(西南学院中高)
博多への参加お申し込みはこちらです。
https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/50253

2016年8月5日金曜日

ガラパゴス化を回避する。(暁の会ジョイント勉強会in関西を振り返る)







7月30日(土)、翌31日(日)と2日間にわたり、暁の会ジョイント勉強会in関西、無事に大盛況のうちに終了いたしました。

延べ54名の先生方にご参加いただきました。(うち、1日目は42名)
多くの熱心で温かいお気持ちに溢れる素敵な先生方との交わりや出会いは、この夏何にも代えがたい神様からの贈り物だったと胸が熱くなりました。

暁の会発足から1年4か月、去年のジョイント勉強会参加人数は12名、今年は54名、実に450%増を頂く形となりました。

これは何を意味するのか。僕と暁の会をともに運営する親友の西山哲郎、そして同じく親友でありビジネスパーソンである原田くんと8月1日に京都観光をしながら、深く議論をしていきました。

その後も西山君とは何度も議論を重ね、ある一定の結論に達しつつあります。

8月の暁の会in関西のあと、僕は東京で英語教師達人セミナーの講師を3回務めることになっており、昨日、一昨日と2回、無事にワークショップを終了しました。

多くの先生方に来ていただけたわけではありませんが、そこに来られてあった参加者の先生方と、暁の会ジョイント勉強会in関西に来られてあった先生方の持つ温度、空気が非常に酷似している印象を深く持ちました。

そこにあるのは、大きな危機感、すなわち、このままではまずいのではないか、何か虫の知らせがするので、とにかく勉強会に来てみた、といった、現状への危機感が静かにも沸々と抱かれている、そんな印象を僕らは受けたのです。

僕たち暁の会は、オーガニックな語学指導を多くの同胞と共有し、現行の入試制度から改革変貌を遂げようとしている大学入試制度、あるいはグローバル教育推進のもとに行われている様々な施策について、市井の立場から多くの実践や検証を行い、そのメソッドやスキル、方法論、細かいロジックまで含めて、多くの先生方と共有し、日本の教育のために発達発展をやっていこう、という趣旨のもと、勉強会を企画し、運営、開催を行っているものです。

去年の立ち上げの時にはなかなか参加者が集まらず、もどかしさを憶えたものですが、今年の勉強会の反響に、びっくりしたのと同時に、これは何を意味するのかをきちんと冷静に思考し、今後につなげなければならないと分析と検証を細かく行ってきました。

今回のジョイント勉強会のテーマは大きく分けて3つあります。
1.多読、多書、多話のすすめ
2.アクティブラーニングのすすめ
3.All in EnglishからAlmost in Englishへ

これらの3つのテーマが柱となり、勉強会を続けてきました。参加者のほとんどの方が、現行の授業では、もはや今後の入試改革や教育制度改革にご自身の授業が対応できないのではないか、という強い懸念と危機感を持っておられることが、アンケートを読ませていただき、また懇親会や休憩中などのやり取りでわかってきました。

旧来の高校での受験指導や、一貫校での前倒し指導、トレーニング重視の指導など、様々なやり方があると思います。これまではそれで生徒たちに力をつけることもできましたし、その方法を今も取り入れて成果を上げておられる多くの仲間同胞の先生方も覚えます。

しかし、今年の夏に感じた、参加者の皆さんが持っておられる危機感と空気感は、このまま旧来の指導をしていると、10年後と言わず、2,3年後には、その指導メソッドも完全にガラパゴス化してしまうのではないか、と強く感じさせるものでした。

ご存知のない方も多数おられるかもしれませんが、今、表には出てきていないだけで、英語の授業に多読を取り入れようとされる先生方が急増しており、去年一年間に比べ、今年の上半期は多読の勉強会やワークショップ、セミナーなどが、小中高大レベルで爆発的に急増しています。参加者の方々の中には、進学塾の先生方や塾長の方も多く含まれていると聞いています。また、大手予備校の講師の先生方の中にも多読セミナーに参加される先生方もいらっしゃるそうです。

また、メディアニュースの情報だけでしかアクティブラーニングをご存知のない方もいらっしゃるかもしれませんが、アクティブラーニングの勉強会やフォーラム、研究実践発表、ワークショップは、知られていないだけで、潜在的にとんでもない数存在しており、メディアの情報しかご存じない方がびっくりされるような成果や教育効果を上げ、さらに模試や進学率の成果も爆発的に高めておられるご実践をお持ちの先生方も多くいらっしゃいます。

ICT教育に関してもしかりです。

僕はこの1学期を振り返り、多くの新しい仲間や先生方との出会い、さらにはそのご実践を聞き勉強する機会に恵まれ、今まで漠然と取り組んでいたこれらの取り組みを整理包括して、2学期に向けて高める勉強を始めました。

スピーキング活動とライティング活動をセットにすると生徒のライティング力とスピーキング力が飛躍的に伸びることもデータでわかってきました。また、多読により、優しめの本をたくさん読んで土台と基盤を作った生徒は、難しいものばかりを読んだ生徒に比べて、その後の伸びが爆発的に向上することもデータで明らかになってきています。

オーガニックな語学指導やアクティブラーニングをまだご存知のない先生方。悪いことは申しません。今すぐにでもこれらの指導法や方法論を勉強開始されることをお勧めします。

やり方がわからなくても、多数のワークショップや勉強会が開催されており、ネットで調べて、ご近所の行き易い勉強会に参加されることをぜひおすすめいたします。

東京に来て、ワークショップの合間に、大手予備校の社長さんと2時間半お話しさせて頂く機会が与えられたのですが、塾や予備校業界でも、これらのことに対して強い危機感を持っておられ、我々が知らないだけで、ひっそりと改革は進行中だそうです。

的外れで論外な批判や反証を繰り返していると、取り返しのつかないことになるかもしれません。
悪いことは申しません。すぐに勉強を開始された方が良いかと思われます。

受験で点数が取れる指導のみにフォーカスした指導をやめ、考える力、発信する力、意見を聞く力、メタ認知向上などを高める指導法をぜひ授業に取り入れ、受験でも高い点数が獲得でき、さらには大学に入った後もその学力がのびやかに成長を続けていける指導法をともに学んで研鑽に励むことができれば、と思います。

そのために仲間とのネットワークをどんどん広げ、情報をシェアし合い、活動をさらに活発化させていこうと思っています。

私たち暁の会の目標は、カリスマ先生を生むことではなく、多くの仲間同胞とともに私たちの力量の平均点を上げ、チームで日本全体の教育の底上げをしていくことにあります。

来週8/8月曜日は東京女子学園中高さん(東京JR田町駅下車)で一日、達人セミナーのワークショップがあり、西山君と僕でお話をさせていただきます。

これらの指導法などの糸口の一助となれば幸いです。全力で先生方のお役に立ちたいと考えております。ぜひご参加ください。

最後に、文章中に上から目線のように取れる部分があることをお詫び申し上げます。どうも申し訳ございません。そのような意図ではございません。危機感を強くしていますので、どうしても多くの先生方に知っていただきたい、という想いが溢れた上でのことです。

先生方を不快なお気持ちにさせる意図はございません。なにとぞご容赦頂ければと思います。

もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...