2017年2月19日日曜日

Xさんへの手紙〜若い先生へ

いつも僕のブログは英語の先生の仕事内容ばかり書いてるんですけど、先生、って仕事、多岐に渡って色々あるんです。

学校の仕事(システムに関わること)、部活動、担任業務。
それら全部含めて、先生、なんです。
担任してみて、生徒の気持ちに深く触れてみて、
部活してみて、生徒の頑張りに励まされて、
学校の仕事、同僚と一緒にしてみて、
同僚と愛情を深め合って、
そういう過程を全部含めた上で、


じゃあ英語教育どうしようか、という話になってるんですね。

だから、外で何かやってるからどうの、とか、持論が優れているから、とか、そういうことも大事なんだろうけれども、
同僚とチームワークを作って、受け持っている生徒たちにいかにチームで団結してコミットしていくか、っていう姿勢が大事なんですね。

俺が俺が、と鼻息が荒いのは、パワーがあることで、とても良いことなので、そのパワーを自己に向けるんじゃなくて、
仲間と共に、という方向に向ける方が子供は幸せになります。

同僚を卑下したり、自分を卑下したり、自分の学校の悪口を言ったりするのは簡単です。

でも、よく考えないといけないのは、それを通して、一体誰が幸せになるのか、という1点です。

自分の自己満足が満たされるだけで、他人は誰も幸せになってないんですよね。

仲間と同じ汗をかくことがとても大事ですね。
そう思いながら、東京のサラリーマン親友とメールしていました。
まずは仲間を愛することから。

同僚を心から愛することが、良い仕事をする第一歩だと僕は思っています。

考え方もバックグラウンドも、パラダイムも性別も、生育歴も信じている宗教や考え方も、全く違う、でもその人たちを愛することから、良い仕事が始まります。

愛する、というのは動詞です。知ろうとすること、慈しむこと、いたわること、相手がして欲しいと願っていることをしてあげること、それが愛することだと思います。

耳を傾ける、頷く、なるほど、と理解を示す、それが大事ですね。


もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...