2016年5月9日月曜日

音読トレーニングノートとOEDノート:英語にのめり込んでいく生徒達^^

生徒と一緒に英語の授業を始めて1ヶ月が経ち、今年始めた「Oxford Essential Dictionary書き取りノート:(通称)OEDノート」と「音読トレーニングノート:(通称)音読TRノート」の生徒達の取り組みがかなり定着してきました。

これらのノートは常に授業とリンクしていて、授業でやったことをいかに家庭学習に落とし込んでいくか、その落とし込みを確実にしていく大切な学習ツールとなります。


生徒達は時が経つにつれて、どんどん英語にのめり込んでいっています。その様子が、ノートのコメントや取り組みを見ていると手に取るようにわかるのです。

まだたった1ヶ月しか経ってない、しかも彼らは3月までは中学三年生でした。今、彼は、英語の勉強に夢中になってくれています。

授業でのトレーニング、帯活動のトーク、友達との授業でのやり取り、音読、OEDを使った活動、多読、これらのどれらも彼らに波長が合っていたんだと感じ、ひとまず安心しています。

ノートを丁寧に見ながら、彼らにコメントを返したり、良い例は、教科だよりに画像で掲載して、範を示します。友達の良いところをすぐに真似できる態勢を取り、こちらがうるさく指導をしなくても、友達の真似をしながら良いスキルをどんどん身につけていってもらうシェアの意味合いがあるのです。

今日は僕の文章はこれくらいにします。生徒のノートを見て欲しいと思います。高校1年生が始まって1カ月足らずの生徒が、英語の発音、英英辞典の語義、音読トレーニングを通した細かい気づき、発見を奥深くまで自己分析し、自らの力で発見しているのです。

目に見えない彼らの力がメキメキとついていくのが感じられ、嬉しく思います。授業中の取り組みも真剣そのもの。楽しいひと時と共に、確実に英語を英語のまま理解する回路を構築しつつある彼らのこれからが本当に楽しみです。では、彼らのノートをぜひご覧ください。素晴らしいです。これ以上の形容詞が見つからないほどです。
GTECのスコアアップに悩む生徒に一言!

白熊ってWhite Bearじゃないんだ!!!

音読の効果を実感する生徒の声

回数をこなすことの大切さに気づく生徒。そういうことなのde R〜。

やれない日もあるさ^^

毎日のTRでリズムをつかんだ生徒の声

映画を見てTRの効果を実感!

マジックだね!🌟

彼の細かい気づきがいいんです。

TRの効果を体感!素晴らしい!

高校一年生の男の子のものとは思えない細かい英語TRの自己分析。ため息が出ます。

授業とリンクした家庭学習の好例です。


授業でやったことと家庭でやることは繋がっています。

OEDノートに好きな歌手の歌詞を書いてきた生徒。素晴らしい、の一言。前のめりになっていく生徒の姿を見ると心が震えます。これだよ!これなんだよ!と大きくうなづきました。すごく嬉しかった。

語義と発音に細かくこだわった自己分析。

日記なのかと疑ってしまうほど、びっしりコメントを書き、自己分析を繰り返す生徒。こんな分析をする子が、伸びないわけがない。

これも男子のノート。高一のノートです、これ。大学生じゃないです。社会人でもない。英語のTRをここまで細かく分析できたら、大成功だと思います。

毎週丁寧かつ深く自己分析してくる女子のTRノート。

英語を英語のまま理解する自分を実感している生徒。

英語学習に前のめりにのめり込んでいく生徒。

英語に抵抗がなくなってきた、って自分で言える生徒。サラッと書いてるけど、実はすごいことなんですよね、これ。

英語を英語のまま理解する効果を実感している生徒のコメント。

毎週工夫満載なOEDノートをやってくる素晴らしい生徒のノート。

この子にハンコ1つでノートを返すのは失礼な気がして、手紙を添えました(ブログの後半に手紙を転載しています。)

ドーナツって、こういう意味だったんだ!

同通TRの効果を実感する生徒。

こんなに細かく自己分析ができるって、すごいことなんです。

食文化の違いをOEDを引いていく中で実感する生徒。


さて、丁寧に音読トレーニングノートとOEDノートをやり込んでいる生徒が、コメントを書いて下さい!励みになります、と職員室に来ましたので、この子のノートは丁寧にやり込まれてあるし、これはお手紙でも書かねば、と思い、こんな感じにお手紙を書いて、ノートに貼り付けました。
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2016/05/0918:18
 あなたのノートを見ていると、自分の過去のトレーニングノートの事を思い出します。英語に没頭し、寝ても覚めてもトレーニングに明け暮れていた29歳から36歳までの7年間、ノートに必死に英文を書き、音読し、ひたすらトレーニング教材を音読、筆写、シャドーイング、反省コメント書きしていた時代を懐かしく思います。

 又、OEDノートは、僕が実際に日々やっているトレーニングをみんなにもお勧めしているだけなんです。別に他の方法でも良いと思いますが、僕はこのやり方が楽しくて、英語を英語のまま勉強できるから、良いかなーなんて思って取り組んでるので、みんなもどうですかー、という気持ちでおすすめしています。

 人からやらされる事ほど苦痛を伴うことはありません。勉強は本来楽しいものだと僕は信じています。

 だから、自主的にどんどんノートに向かうこと、トレーニングに向かうことは、自分に向き合っている時間をきちんととっている事を意味します。

 自分の弱さや長所を、細かく詳しく知っている人は、本当に強い。世の中にはいろいろな方がいらっしゃいますが、僕が尊敬していたり、すごいな、と感嘆を覚える方で、自分への取り組みを雑に済ませている人は一人もいません。

 自分に向き合うこと、細かく分析すること、自分を見つめていくことこそが、力をつけていく真髄なのです。そのことが分からずに、楽な方法論やテクニックにばかりかまけて、ちっとも力がつかない人が大半な世の中です。

 良い物を作るのには手間や労力が掛かります。おいしいお菓子や、すてきな物を作る職人さんを思い浮かべて見て下さい。

 その手間を惜しまず、丁寧に取り組む姿勢こそが、一番の近道であり、王道なのです。

 自分自身の体を使わないと、そのことは絶対に分かりません。僕がみんなにこんな風な面倒で手間がかかる取り組みをさせている意味はここにあります。

 引き続き、良い取り組みを続けて下さい。あなたの取り組みが眩しく感じます。あなたのような素敵な生徒に出会うことができ、僕は本当に幸せだと思います。

 田中 十督

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生徒たちとのこういうやりとりは楽しみの一つでもありますが、今この活動を徹底して頑張るように励まし続ければ、こちらが叱ったり怒鳴ったり、強制的に首根っこを掴んで勉強させなくても、生徒たちはどんどん主体的に英語にのめり込んでいく状態ができます。そして、それが学年の空気になり、勉強をするのが楽しい、という雰囲気ができていきます。

ノートを丁寧に見ていくことは時間がとてもかかり、骨が折れます。仕事も増えます。生徒たちの頑張りを教科だよりにするのも手間がかかります。

でも、手間がかかるからこそ、生徒たちの頑張りは熟成していき、良い学びの好循環サイクルが生まれ続けるのです。

それが過去の実践でわかっているからこそ、手が抜けないですね。

ではまた^^

もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...