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【鈴木優子先生がまとめてくださった素敵なスナップ^^ 優子先生、ありがとうございます^^】
3/26土曜日、3/27日曜日と、東京の早稲田と本駒込で、暁の会英語力強化勉強会を開催し、無事に終了しました。今回は9時~17時の2日間で、計16時間の長丁場でした。
長丁場の勉強会は慣れたものでして、去年京都でやった勉強会は8時間、その後9月の東京は4時間、暮れの博多は12時間、そして、この3月の勉強会は8時間×2日間で16時間、と、回を重ねるごとに時間が長くなっています。
やってみて思ったのは、今後の勉強会すべて、all in Englishスタイルで、16時間やってはどうか、ということです。
今後、暁のロングの勉強会は、すべてall in Englishで行いたいと思っています。
さて、1日目はall in Englishで、記事を読み、全体で記事に関するbrainstormingを行いながら、ペアやグループで、記事に関する意見を言い合うセッションを持ちました。
毎週水曜日に同じようなことをスカイプ講座でやっていますが、実際に会って顔を突き合わせながら意見を言うと、その場で出てくる意見の質が変わるように感じました。参加者の皆さんは、間違いを恐れずに、どんどん英語で話をしていました。
こういうセッションを毎週していて、まとまった形で今回もやりましたが、いつも気を付けていることは、間違いを指摘しない、ということです。また詰まった時には日本語で言っても構わないし、分かる表現でなんとか言う努力をする、という形をとっても構わない、という姿勢で全体をまとめる、ということです。
英語をどんどん使って発信してみる、自分で意見を言ってみる、自分で楽しむ、そういう気持ちを取り戻してほしい、と思い、英語のセッションを組んでいます。英語力強化、なんて言葉を使う僕がいけないのですが、英語を使う、英語に触れる、英語を楽しむ、という3つのポイントを最も重視して、暁の会ではセッションを組んでいます。
午後からは、僕が無作為にウェブから拾ってきた記事を印刷したものをグループに手渡し、全員で英語でやり取りをしながら、その記事に関するプレゼンを作ってもらう、という活動を行いました。作成時間もわざと短い時間で設定し、記事も一人1部ずつは渡しませんでした。困難な状況になった時に、人はなんとかして協力してその現状を打開しようとする、そんな人の生きる力があることを、実感して欲しかったからです。
また、普段の生活では、どうしても現状に対して不満が多い私たちなのですが、視点を変えたり、協力をしたり、一工夫を加えることで、当初はやるかたないことだと思えていたことでも、意外となんとかなるものだ、という希望を持てる、という体験をぜひしていただきたかったのです。
スキルやメソッドをご紹介する勉強会をすることも過去にはありました。たくさんの資料を作成し、多くの方々に、一つでもよい方法をご紹介したいという純粋な気持ちがあってのことです。
一方で、過去に行ったそれらの勉強会の中身を自分なりに振り返ってみると、果たして、自分が作った資料は、自宅なり職場で再度読み返されたり、反芻されて活かされたりしているのだろうか、と悩んでしまうこともありました。
実際に目の前で行われていること以外には、人は物事に対して関心を払うことは少ないのではないか、と、そんな思いに至ったのです。
ならば、たくさんの体験や経験を活動を通してしてもらい、その中から多くの気づきや発見を得ていただいて、参加者ご自身が、その場にある日常について考えを巡らし、現状を少し動かしてみよう、という気持ちの種を蒔くことのほうが大事なのではないか、と僕は考えたのです。
結果として、参加者の皆さんの活動の様子を写真や動画に収めていて、この思いが過つことはなかったな、と安堵の気持ちを憶えました。
二日目は、いつも聞かれるトレーニング関するガイダンスと、辞書を読んでいく「辞書読活動」がメインでしたが、今後はこれらの活動よりも、英語によるセッションと読み聞かせや多読などの活動を中心に行っていきたい、と考えています。
何よりもまず英語を楽しんでもらうこと、英語で活動することに喜びを持ってもらうこと、誰かと共に時間を共有することの温かさ、異なる価値観に触れる喜びを実感してもらうことが暁の会の本当の目的でもあります。
温かい気持ちになった時、人はそれをほかの誰かに伝えたくなりますよね^^
温かい心に触れた時、人はそれをほかの誰かにもしてあげたくなりますよね^^
僕たち暁の会が本当に望んでいること、それは、シンプルですが、この2つのことだけなのです。
それ以外のことは、後から添えて与えられる、僕らはそう考えて信じています。
次回の英語によるセッションの勉強会は、6/12日曜日、英語教師達人セミナーにて行う予定です。これは達人セミナーの谷口先生のお招きにより実現したことです。達人セミナーや多読の勉強会とのコラボレーションを、今年は積極的に行っていきたいと思っています。
また、ご希望があれば、全国どこへでも出かけて行って、英語で活動をするセッションを開催したいと思っています。どなたでも、お気軽にご相談ください^^
暁の会メールアドレス:dassenglish73@gmail.com
≪今回工夫を凝らしたこと≫
〔1日目に関して〕
・グループでのセッションを入れたこと。
・プレゼンをグループで協力してやること。
・敢えて困難な状況の中で、協力して作業を進めるチームワークを活動に入れたこと。
・具体例や例証に層を作るlayer makingの講義と活動を入れたこと。
・質問する視点と、話を聞くときのviewpointの講義を整理して行えたこと。
・講師が話す時間を極力少なくしたこと。
・リーディングをする際、輪読制にし、その都度、中身について発見や驚きがあったらすぐに意見を言えるような空気にしておくこと。
・個人の作業よりも、グループ内での英語の活動に重点を置いたこと。
〔2日目に関して〕
・実際に「やった」と思っているレベルのトレーニング内容を深めること。
・普段自分でやっていたら中々分からない発音や、音読の滑らかさ、シャドーイングの細かさなどについて詳らかな指導をすること。
・これでもか、というレベルで繰り返し練習をしてもらうこと。
・できた、と思うハードルをできるだけ高く上げること。
・できてない、という認識と自覚を持ってもらうこと。
・勉強会よりも、普段のTR活動のほうがとても大事である、ということ。
さて、2日間を終えてみて、僕自身の感想を述べさせていただきますと、これまでやったどの勉強会よりも充実した2日間でした。
参加者のみなさんが、活き活きと英語を使って活動をされる姿を見ることに、心からの喜びと充実を感じました。この人たちの中には英語の先生がいる、この人たちの目の前には200名の生徒さんが待っている、もしこの先生が英語に触れる喜びを取り戻してくれたら、きっとこの先生の生徒さんも、英語に触れる楽しさ、英語を使う喜び、英語でほかの人と何かをシェアする素敵な気持ちをきっと持ってもらえるかもしれない、そういう気持ちをもって、セッションを見守っていました。
英語を教える人、英語をもっと学びたいと思っている人が、英語に触れる喜びを体験してくれたら、僕が経験したちっぽけでつまらないスキルやメソッドをこの人たちに教えるよりも、きっと良いことが起きる、僕はそう信じて今回の資料作成に力を入れました。
この大人の人たちが子供のころ、英語楽しい!英語面白い!と思った気持ちを取り戻してほしい、そして、英語に触れる楽しさを実感して、自分の周囲の人、それは生徒さんだけではなく、家族や同僚でも誰でもよいのですけれど、そういう方々とその喜びや楽しさをシェアして欲しい、そう心から願っていたのです。
僕らの想いはそこにしかありません。
もう一つ、これは何度も話していることなので、耳タコなことなのですが。
僕が暁の会で西山君と立てている誓いは2つしかありませんで、それは、必ずスーツで参加することと、同じネタを二度と繰り返してやらない、というものです。
毎回の勉強会で、いつも違うネタをやります。同じことを再びセッションでやる、ということはありません。毎回、毎回、資料を1から作り直します。その時々にあったもの、その時々に良いものを、その時々の参加者の皆さんとシェアすること、また、リピーターとして熱心に参加してくださる方も増えたので、その方々の知性とご姿勢に最大限の敬意を払うことが、僕と西山哲郎君の信念だからです。
去年は立ち上げの1年間で、二人で随分と悩んだり、議論を繰り返したりもしましたが、この1年で、僕ら二人はたくさんのことを実験、実証、検証をし、多くのことを試しては変え、汗をかき、体を動かして、目には見えない多くのことを掴んだ実感があります。
参加者の皆さんと作ってきた、学びの環境や新しい視点を、今年はもっともっと進化発展させ、さらには、新しいことをどんどんやりながら、深い愛情と情熱と、想いを持って、今後も活動を続けていきたいと思います。
暁の会の活動の軸は2つです。
1.スカイプを使った勉強会
☆英語によるディスカッション講座
→水曜日21:30~23:30・参加はいつでも自由に可能です。
☆辞書読書+英語力アップ講座
→火曜日21:30~23:30・参加はいつでも自由に可能です。
2.all in Englishによるロングの勉強会、および先生方向けの授業研究ジョイント勉強会
最後になりましたが、参加してくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
皆様の笑顔に、素敵な活動に、感謝しています。ありがとうございました。
またお会いしましょう。そして新しい人たちにもぜひ、この活動を通して、英語に触れる楽しさ、学ぶことの喜びを、皆様と共に伝えていけたら、と僕は思っています。
素晴らしいぬくもりと笑顔をシェアした最高の懇親会^^ |
感謝しています。皆様へお礼と、愛と深い慈しみを^^
では、また^^