Skypeを使って「暁の会on
the web(インターネットを使ったビデオ通話による発音練習講座)」をやってみました。初めての試みで、最初の小一時間は機械トラブルと奮闘しましたが、なんとか無事に行うことができました。正味1時間半くらいだったでしょうか。
福島県、福岡県、京都府の3つの拠点を結んで、計6名、僕を含めて7名の勉強会でした。子どもの頃に、小学校の社会科の授業で、オーストラリアではテレビ電話などを使って遠隔授業が行われているというのを習ったことがあったのを思い出しました。
今の時代、ネットを上手く利用すれば、日本全国のどこにいても、簡単に勉強会を開催することができるんだな、と改めて実感しました。
生身の人間同士で出会って、呼吸を感じてふれ合う時間もとても大切なので、実際に面と向かって会うことも大事ですが、昨日のようなweb上でのやりとりを通した勉強会は、リアルに会うことを前提とした補完作業として、重要な意味を持つ、と僕は実感しました。
距離、金銭面などの諸条件を勘案すると、頻繁に直接会うことは難しく、志はあっても、実際に勉強会を行うことは難しいことが多いのが現実です。しかし、実際に直接会うことが年に数度しかかなわなくても、ネットを利用して週に1度くらいのペースで勉強を続けながら、直接会ったときによりパワーアップした形で勉強会を開くことができることは、素晴らしいことだと思いました。
昨日は機械やアプリのトラブルで、画面に顔が映らないというトラブルも経験しましたが、これも何回か勉強会を重ねれば解消されていくことですし、音声だけで勉強会に参加すること自体が、十二分にも参加される方の力になることは、音声のみで参加された先生のメモ書きを見ただけでも明らかでした。
大事なのは、「よし、参加して勉強しよう。」というモチベーションと行動力なのだと思いました。他人の目などは関係ない、自分が力を伸ばしたい、自分がもっと勉強したいという気持ちさえあれば、いくらでも勉強できる環境は整っているものです。参加者のそんな熱いやる気を感じ、僕もフルパワーで指導をしました。「上手くなりたい。」と思って参加しておられるのに、練習しても上手くならない、では話になりません。何度も何度も、繰り返し繰り返し、一人一人の発音を聞いて、微に入り細に穿って逐一指摘し、練習を重ね、最終的に英語の音声に近づけていく作業を繰り返しました。
特に日本人が弱い音、語尾のly/lや、vの音のごまかしについて、thの音の微妙な変化について、rを弱にする際の注意点、リエゾンにも色々ある話、離陸→上空→着陸の観点による抑揚矯正について、fの音は本当に下唇を噛むのか、という話、など、細かく細かくお伝えしました。更に、各語の語尾の発音が強くなる方には、力を抜いて、一文が一つのなめらかな流れになるように力を抜いて発声することをお伝えしました。
次週は木曜日の22時30分から23時30分までの1時間程度を予定しています。ただ、前回の流れから行くと、恐らく午前0時を過ぎるかもしれません。ただし、そこは参加者の熱意に応えようと思っています。近所迷惑にならないように、音量設定に十分気をつけながら、暁の会on the web、来週もしっかり、参加者の皆さんと勉強していこうと思っています。
では、また^^