彼は僕よりも聡明な人で、非常に優秀な人、僕なぞにそんなことを聞かなくても飄々と勉強して、直ぐに四カ国語くらいはマスターしてしまいそうな気がしているけれども、そこは彼もご謙遜なさるだろうし笑。
まぁ、いいや、取り敢えず、なんとなくこうなんじゃねーの?と思う所を雑記的に書いてみようと思う。
さとし、許してね笑。
- 取り敢えずは、意味が分からなくていいから慣れ親しむ。
→歌でも映画でも、それこそ何でもいいんだけれど、まずはその言語に慣れ親しんで、和訳でも英訳でも良いから意味を取り、なるほどね、この単語はこういう意味で、こう言う使われ方をしてるのか、というのを何となくで良いから感じることが大事。
- 文法と単語を一先ずはざっとさらう。
→1の作業をある程度やってから、全体をザッと通すつもりで文法書をさらう。同時に単語もそれと併せてどんどん憶えて行く。まぁ、歳だから、気持ち、忘れてもいいや、くらいな感じでやると長続きしてよろしいかと思う。
- 毎日接する時間を持つ。
→実はここが一番大事笑。毎日必ずその言語に10分でも15分でもいいから接する時間を作る。5分は短過ぎ。10分は欲しい。
- ノートを作って筆写、解釈、辞書引きをやる。
→webには諸外国語の英訳辞書がわんさかある。イギリス人が作っているコンテンツは外国語学習に関してはかなり良いので、この辞書を使いつつ、教材を何か決めて毎日ノートに一頁ずつでも良いから筆写して、訳を写し書きし、辞書で丁寧に一語一句ペンで書き留めて行く。まぁ、教材は万国共通だし、慣れ親しんでいるから、聖書が一番おすすめ。まさかフィリピン語を勉強しようとしても、フィリピン語のガリア戦記はないからね。
- リスニングは毎日積極的にやる方が良い。
→youtubeがあるので、たとえばラテン語のような死語でない限り、かなり幅広く音声教材や動画教材はあることになる。どれを選べば良いかにもよるが、子供向けのアニメなどが一番よい。ディズニーのDVDを米国で買えば、他言語のキャプチャーやsubtitle、音声が一緒にくっついてくるので、これはオススメ。
この1〜5を基本的に繰り返して行けば良いんだと僕は思っていて、実際に会話をしたりなんたり、というのはこういう作業を半年くらい行なった後でもいいと思う。現実問題、文法も単語もままならないのに、スペイン語話せ、って言ったって、Ola!くらいなことしか出て来ないだろうし笑。それはバカバカしいでしょう笑。
大切なのは継続。これは筋トレを自分がやっているから思う事だけれど、つくづく、語学と筋トレと音楽の演奏は似ていると思う。継続をしないと絶対にできるようにはならないし、力はつかない。いや、ほんとに。うそじゃないんだから笑。
継続することだけを念頭に置くだけで、語学学習の半分は終わった事になるんじゃないか知らん、と僕は思う。継続しさえすれば、時間は掛かるが必ずできる様になる。
その際、上の4番の作業を必ず2、3日に一回でも良いから入れる方が良い。本当は毎日が良いんだろうけど、ビジネスマンは忙しいし、家でもお父さんだろうから、自分の勉強時間を確保するのが難しいと思うので。
大事なのは心の負担を作らない事とムリをしない事。したくない、と思ったら思い切って休む事も勇気。そうして罪悪感を生んでおいて、できる時にしっかりとやった方が、脳にとってとても効果的だと思う。
ラテン語を勉強している時はこんな風に考えながらやっています。大学生の頃はラテン語は週に一度しか授業がないし、難しかった事もあって、実にならなかった。当時は遊びも自分の好きな本を読んだり、好きな音楽や映画に忙しかったり、バイクに乗っていたり、バンドで録音をしていたりと好き放題で、学校の授業もこの他に、比較文化概論やら、コミュニケーション論やら、ビジネス英語購読やらあって、さらに部活も、と。さらに友達とも楽しくしていたので、とてもじゃないけれど、なかなかラテン語だけに集中できない自分が居ました。
今は、勉強と言っても趣味でやっていて、ラテン語の他にやっているのは大好きな古典と漢文なので、忙しいとか、時間がないとか言うこともなく、夜は基本的に暇だし、自分はテレビを付けない人なので、ラテン語だけに意識を集中することができている。だから、何となく分かる、という感覚が近づいたのも早かったのかも知れない。
あー、格変化は今でも手強いですよー笑。動詞、名詞、形容詞、全部に格変化があるんだから笑。これは頭が痛い笑。
さてと、さとしくんの心の準備くらいのお役には立てたのだろうか。なんにせよ、友達も勉強をしようかな、と思っているのがとてもうれしいし、共に学び合える喜びを神様から戴いたのはうれしい限りです。
さとし、勉強やり始めて行き詰まったら、またメッセ下さい笑。
ではまた^^