2016年8月5日金曜日

ガラパゴス化を回避する。(暁の会ジョイント勉強会in関西を振り返る)







7月30日(土)、翌31日(日)と2日間にわたり、暁の会ジョイント勉強会in関西、無事に大盛況のうちに終了いたしました。

延べ54名の先生方にご参加いただきました。(うち、1日目は42名)
多くの熱心で温かいお気持ちに溢れる素敵な先生方との交わりや出会いは、この夏何にも代えがたい神様からの贈り物だったと胸が熱くなりました。

暁の会発足から1年4か月、去年のジョイント勉強会参加人数は12名、今年は54名、実に450%増を頂く形となりました。

これは何を意味するのか。僕と暁の会をともに運営する親友の西山哲郎、そして同じく親友でありビジネスパーソンである原田くんと8月1日に京都観光をしながら、深く議論をしていきました。

その後も西山君とは何度も議論を重ね、ある一定の結論に達しつつあります。

8月の暁の会in関西のあと、僕は東京で英語教師達人セミナーの講師を3回務めることになっており、昨日、一昨日と2回、無事にワークショップを終了しました。

多くの先生方に来ていただけたわけではありませんが、そこに来られてあった参加者の先生方と、暁の会ジョイント勉強会in関西に来られてあった先生方の持つ温度、空気が非常に酷似している印象を深く持ちました。

そこにあるのは、大きな危機感、すなわち、このままではまずいのではないか、何か虫の知らせがするので、とにかく勉強会に来てみた、といった、現状への危機感が静かにも沸々と抱かれている、そんな印象を僕らは受けたのです。

僕たち暁の会は、オーガニックな語学指導を多くの同胞と共有し、現行の入試制度から改革変貌を遂げようとしている大学入試制度、あるいはグローバル教育推進のもとに行われている様々な施策について、市井の立場から多くの実践や検証を行い、そのメソッドやスキル、方法論、細かいロジックまで含めて、多くの先生方と共有し、日本の教育のために発達発展をやっていこう、という趣旨のもと、勉強会を企画し、運営、開催を行っているものです。

去年の立ち上げの時にはなかなか参加者が集まらず、もどかしさを憶えたものですが、今年の勉強会の反響に、びっくりしたのと同時に、これは何を意味するのかをきちんと冷静に思考し、今後につなげなければならないと分析と検証を細かく行ってきました。

今回のジョイント勉強会のテーマは大きく分けて3つあります。
1.多読、多書、多話のすすめ
2.アクティブラーニングのすすめ
3.All in EnglishからAlmost in Englishへ

これらの3つのテーマが柱となり、勉強会を続けてきました。参加者のほとんどの方が、現行の授業では、もはや今後の入試改革や教育制度改革にご自身の授業が対応できないのではないか、という強い懸念と危機感を持っておられることが、アンケートを読ませていただき、また懇親会や休憩中などのやり取りでわかってきました。

旧来の高校での受験指導や、一貫校での前倒し指導、トレーニング重視の指導など、様々なやり方があると思います。これまではそれで生徒たちに力をつけることもできましたし、その方法を今も取り入れて成果を上げておられる多くの仲間同胞の先生方も覚えます。

しかし、今年の夏に感じた、参加者の皆さんが持っておられる危機感と空気感は、このまま旧来の指導をしていると、10年後と言わず、2,3年後には、その指導メソッドも完全にガラパゴス化してしまうのではないか、と強く感じさせるものでした。

ご存知のない方も多数おられるかもしれませんが、今、表には出てきていないだけで、英語の授業に多読を取り入れようとされる先生方が急増しており、去年一年間に比べ、今年の上半期は多読の勉強会やワークショップ、セミナーなどが、小中高大レベルで爆発的に急増しています。参加者の方々の中には、進学塾の先生方や塾長の方も多く含まれていると聞いています。また、大手予備校の講師の先生方の中にも多読セミナーに参加される先生方もいらっしゃるそうです。

また、メディアニュースの情報だけでしかアクティブラーニングをご存知のない方もいらっしゃるかもしれませんが、アクティブラーニングの勉強会やフォーラム、研究実践発表、ワークショップは、知られていないだけで、潜在的にとんでもない数存在しており、メディアの情報しかご存じない方がびっくりされるような成果や教育効果を上げ、さらに模試や進学率の成果も爆発的に高めておられるご実践をお持ちの先生方も多くいらっしゃいます。

ICT教育に関してもしかりです。

僕はこの1学期を振り返り、多くの新しい仲間や先生方との出会い、さらにはそのご実践を聞き勉強する機会に恵まれ、今まで漠然と取り組んでいたこれらの取り組みを整理包括して、2学期に向けて高める勉強を始めました。

スピーキング活動とライティング活動をセットにすると生徒のライティング力とスピーキング力が飛躍的に伸びることもデータでわかってきました。また、多読により、優しめの本をたくさん読んで土台と基盤を作った生徒は、難しいものばかりを読んだ生徒に比べて、その後の伸びが爆発的に向上することもデータで明らかになってきています。

オーガニックな語学指導やアクティブラーニングをまだご存知のない先生方。悪いことは申しません。今すぐにでもこれらの指導法や方法論を勉強開始されることをお勧めします。

やり方がわからなくても、多数のワークショップや勉強会が開催されており、ネットで調べて、ご近所の行き易い勉強会に参加されることをぜひおすすめいたします。

東京に来て、ワークショップの合間に、大手予備校の社長さんと2時間半お話しさせて頂く機会が与えられたのですが、塾や予備校業界でも、これらのことに対して強い危機感を持っておられ、我々が知らないだけで、ひっそりと改革は進行中だそうです。

的外れで論外な批判や反証を繰り返していると、取り返しのつかないことになるかもしれません。
悪いことは申しません。すぐに勉強を開始された方が良いかと思われます。

受験で点数が取れる指導のみにフォーカスした指導をやめ、考える力、発信する力、意見を聞く力、メタ認知向上などを高める指導法をぜひ授業に取り入れ、受験でも高い点数が獲得でき、さらには大学に入った後もその学力がのびやかに成長を続けていける指導法をともに学んで研鑽に励むことができれば、と思います。

そのために仲間とのネットワークをどんどん広げ、情報をシェアし合い、活動をさらに活発化させていこうと思っています。

私たち暁の会の目標は、カリスマ先生を生むことではなく、多くの仲間同胞とともに私たちの力量の平均点を上げ、チームで日本全体の教育の底上げをしていくことにあります。

来週8/8月曜日は東京女子学園中高さん(東京JR田町駅下車)で一日、達人セミナーのワークショップがあり、西山君と僕でお話をさせていただきます。

これらの指導法などの糸口の一助となれば幸いです。全力で先生方のお役に立ちたいと考えております。ぜひご参加ください。

最後に、文章中に上から目線のように取れる部分があることをお詫び申し上げます。どうも申し訳ございません。そのような意図ではございません。危機感を強くしていますので、どうしても多くの先生方に知っていただきたい、という想いが溢れた上でのことです。

先生方を不快なお気持ちにさせる意図はございません。なにとぞご容赦頂ければと思います。

2016年7月26日火曜日

8月27日(土)博多でワークショップを開催します😀

【8月27日(土)博多でワークショップを開催します。】
こんばんは、暁の会博多リーダーの田中十督です。
来月末に、久方ぶりに地元博多でのセミナーを開催いたします。
All in Englishの授業導入の仕方、絵本を使った活動、英英辞典による取り組み、スモールトークの活動、帯活動のご紹介を中心とした授業実践発表の会にしようと思っています。子供に英語を教えてらっしゃる方向けのワークショッップです。

時間は午後13時より17時までを予定しています。

会場は、西南学院大学合宿研修センターです。

地下鉄西新駅より徒歩5分です。

多くの先生方のご参加、お待ちいたしております。

尚、保護者の方で、授業でどんなことをしているんだろうとご興味のある方もご参加お待ちいたしております。

日時:8月27日(土)13時〜17時まで

場所:西南学院大学合宿研修センター

内容:授業実践発表とQ&A

お申し込みはこちらから受け付けております。

2016年7月25日月曜日

8月、東京と茨城で実践発表します😊
























今週末はいよいよ暁の会@京都&大阪の2Days勉強会。
素晴らしいゲストをお招きし、多読とアクティブラーニング、さらにAll in Englishの授業メソッド、スピーキングとライティングの帯活動、英英辞典を活用したスピーキング活動からライティング活動へつなげる指導実践をご紹介いたします。

お申し込み、まだまだ受け付けております。こちらより、お申し込みお待ち致しております😀

https://akatsukienglish4.doorkeeper.jp/events/upcoming

また、8月は、東京3回、茨城1回、仙台と福島で1回ずつ、そして博多で1回、さらに学内で1回、ワークショップを実施します。

ぜひお友達と一緒にお出かけいただければと思っています。
多くの先生方とお会いできるのを楽しみにしています。
どうぞ宜しくお願い致します。


以下は達人セミナーのメルマガよりの転載です。
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◎達セミin東京&土浦

もうすぐ7月も終わり、8月に突入です。今夏は、十督(じゅうごう)先生と夏をさらに熱くします!

*****
◆東京都千代田区

・知る人ぞ、知る、森上教育研究所の研修室をお借りして、田中十督先生の魅力を皆さんで体感しましょう!

・日 時:8月3日(水)&4日(木) 14時~17時

・会 場:森上教育研究所(千代田区九段南3-4-5 フタバ九段ビル3階http://www.morigami.co.jp/)
・会費:1日(一般4000円、院生3000円、大学生1000円)
      <回数券もあります>
・内容:
 田中十督先生のすべてを魅せます!

◆ちなみに、森上さんって、こんな人です。
→ http://meric-kyouiku.com/lec_morigami.html

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◆東京都港区
8月8日もスゴいですよ! Oxford University Pressのセミナー
を逃した先生たち、集まれ! 参加した人も集まれ! タドキストも、集まれ! やさたく、ゆるながも集まれ!
OUPセミナー:http://www.oupjapan.co.jp/ja/events/detail/15282

・日 時: 8月8日(月)10時~16時
・場 所: 東京女子学園
     <http://www.tokyo-joshi.ac.jp/access/index.html>
・会 費: 一般4000円、院生3000円、学生1000円
     <回数券もあります>
・内 容: 多読から日々の授業、そして暁の会まで、ぜ~んぶ
     魅せます!!
     講師:田中十督(西南学園中・高等学校)
        西山哲郎(東大寺学園中・高等学校)
        大久保素子(東京女子学園)  
・備考: 英語でのセミナーとなります。

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◆茨城県土浦市
・日 時: 8月9日(火) 10時~16時
・会 場: 茨城県土浦市 県南生涯学習センター(JR土浦駅直結、詳しくはhttp://www.kennan.gakusyu.ibk.ed.jp/ を参照>
・会 費: 一般4000円、院生3000円、大学生1000円)
      <回数券もあります>
◆内容:
10:00~12:00 講座1「多読、英英辞典の活用、そしてノート点検、暁の会~十督のすべて」   
         田中十督(西南学園中・高等学校)
12:00~14:00 ランチ(皆さんで食べに行きましょう)
14:00~16:00 講座2「英語授業の6sense -ICT活用編-」
         川島満義(潮来市立日の出中学校) 

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◆東京・郁文館夢学園(1日目・祝達セミ21周年)
・日 時:8月27日(土)10時~16時
・場 所:郁文館夢学園
<詳しくは www.ikubunkan.ed.jp/ を参照>
・参加費: 一 般4000円 院 生3000円 大学生1000円
・内 容:
10:00~12:00  第1講座 「4技能を効率よく取り入れたコミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱの具体的指導例」
         土屋進一 <西武文理中学・高等学校>      
12:00~14:00 ランチ(皆で食べに行きましょう)
14:00~16:00  第2講座 「9月から授業をデジタル化するノウハウ~掴んで、離さず、その気にさせる デジタル教材の特性を生かす」
         唐澤 博(浦和実業学園中学・高等学校) 

★帝国ホテルパーティ復活!
8月27日(土)19時~21時に、帝国ホテル東京で、パーティを開催します。たくさんの人の「復活」を望む声にお応えしました。
ふるって参加してください。帝国カレー、おいしいですよ!

参加申し込み:tatsusemi@yahoo.co.jp
参加費: 一人 12000円

*****
◆東京・郁文館夢学園(2日目・祝達セミ21周年)
・日 時:8月28日(日)10時~16時
・場 所:郁文館夢学園
<詳しくは www.ikubunkan.ed.jp/ を参照>
・参加費: 一 般4000円 院 生3000円 大学生1000円
・内 容:
10:00~12:00  第3講座 「スピーキング授業の理論と実際」
         安河内哲也 <(財)実用英語推進機構 代表理事>」
  10:00~11:00 模擬授業(郁文館夢学園の高校生を対象)
    11:00~12:00 安河内先生の講演&質疑応答     
12:00~14:00 ランチ(皆で食べに行きましょう)
14:00~16:00  第4講座 「5つの分類×8つの原則:音読指導の実際」
         正頭英和 <立命館小学校> 

2016年7月18日月曜日

オックスフォードで大盛況!&今後の予定

オックスフォードでの多読授業実践発表、大成功でした。

第二弾、第三弾も、名古屋、大阪などで開催されそうなので、どうぞお楽しみに。

★今後の予定をお知らせ致します。
7/30土: 京都で暁の会(多読、アクティブラーニング、All in English の実践発表)

7/31日: 大阪で暁の会(1日全て英語で活動。体験重視、帯活動&言語活動)

8/3水: 午後14〜17時、東京市ヶ谷の森上教育研究所にて、音読TRノートと同時通訳トレーニング

8/4木:午後14〜17時、東京市ヶ谷の森上教育研究所にて、多読、英英辞典の授業活動発表

8/8月: 午後14〜17時、東京女子学園にて、西山哲郎くんと帯活動&All in Englishの活動発表。

8/9火: 茨城県土浦市県南生涯学習センターにて、英語で授業の実践発表

8/20土 福島県にて英語達人セミナー

8/21日: 仙台にて英語達人セミナー

8/25木: 福岡市公立中学校の先生方向け帯活動セミナー

また、上記の発表の詳しい詳細などはフェイスブックにて随時お知らせ致しますので、興味のある方は、ぜひフェイスブックをフォローしてください。よろしくお願いします。

昨日のオックスフォード大学出版での発表内容なども、フェイスブックに掲載しています。

以上、取り急ぎご連絡ですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

昨日オックスフォードに参加された皆さん、本当にありがとうございました。
オックスフォードの活動はリピートがあるそうです。
第二弾の名古屋、大阪もご期待くださいね。

2016年7月15日金曜日

"Sense of English"を子ども達に


ミセスミヤコなう。今この本を読んでいます。

京先生は児童英語教育に長年ご尽力してこられた素晴らしい先生で
す。

普段、絵本を読んでいると感じることに京先生が丁寧に答えてくださってあり、京先生の本を読みながら、中嶋洋一先生の本を貪り読んだ20代前半の頃を思い出しました。
僕はこれら2冊の著書をボロボロになるまで読みました。ノートにメモを取りながら、毎日毎日、片時もこの2冊を手元から離したことはありませんでした。

何度も線を引き、蛍光ペンでチェックを入れ、先生が書かれてあることの横に、自分がわかったこと、思ったこと、アイディア、生徒たちとの関わりから得られたことと重なり合う部分をメモ書きしました。

この2冊の本がなければ、今の自分の授業はない、と言っても過言ではなく、中嶋先生の影響から、未だに逃れられないでいます。偉大な先生です。


京先生の本は、冒頭から、子供が英語を学ぶんで行くプロセスをご自身の体験と紐解きながら解説してくださってあり、まさに中嶋先生の本の中のそれと同じ世界が展開されていました。

「こうすれば英語の授業が上手くいく!」とか、「英語勉強法」といった類の本は、世に掃いて捨てるほどあり、どれが本物でどれがインチキなのか、判別を諦めてしまいたくなるほど多くありますが、この2冊と京先生の本は本物です。


本の中身に嘘偽りが一切感じられない。それはご自身のご経験を、生徒たちの様子を元に書かれてあるからです。

数字では表れてこない生徒の様子、理解のプロセス、生徒が伸びやかに成長していく姿が書かれてある本は本物です。京先生と中嶋先生の本には、お前の勉強の仕方をこのように変えよ、といった押し付けがましさや、肩書きや数字に頼る上から目線な本にある特有の排他性が一切感じられない。

目の前にいるご自身の生徒さんたちを愛しているのはもちろん、それらの著書を手に取っている読者への深い愛情が随所に感じられ、温かい気持ちに包まれ続けてページをめくっていく時間が過ぎていきます。

京先生の本の中には、子供達に、無理やり暗唱をさせたり、暗記を強いたり、ドリルや練習のみのトレーニングを闇雲にさせて、力をつけさせるのではなく、ネィティブの子供達が自然に英語のシャワーを浴びるように身につけていく、目に見えないセンス、英語のセンス、Sense of Englishを子供たちの中に育みましょう、そんな風に書いてあります。


中嶋先生の本の中にも、富山県の公立中学校の生徒たちが、生き生きと英語を学び、英語の授業を通して、マネージメント、他者との協調性、物を見る視点、考える力、表現力などをつけていく手法が、余すところなく、もったいぶらず全て著してあります。京先生の本の中にも、こんなに手の内を明かして、大丈夫なのだろうか、とこちらが心配になってしまうほど、これでもか、これでもか、と活動や、指導法の一々が全て網羅されているのです。

僕が20代後半の時に出会った同時通訳トレーニングであるKHシステムという本。著者の国井先生と橋本先生にはお世話になりっぱなしで、足を向けて寝られませんが、先生方は僕に、ご存じのことを余すところなく全て教えてくださり、質問をすれば何にでも答えて下さり、更に今後のアドバイスなどを丁寧に細かく指導してくださいました。

一流は出し惜しみをしません、というのは僕が敬愛するリアリーイングリッシュの石川さんの言葉であり、また、ハウルの動く城の中で、ソフィーがカルシファーに言う言葉ですが、本当にその通りです。

そして、引き出しの量がとてつもなく多く、新たな視座や視点、新しいアイディアに溢れ、いつ見返しても、何度も何度も新たな発見があるのです。


今年の3月に初めて出会い、以来仲良く交流をさせていただいている胡子美由紀先生の本もこれらの本の中に入る名著です。美由紀さんの本に興味がある方は、この本を読んでいただいて、その後、ぜひ美由紀さんのお話を聞いてほしい、と僕は思っています。素晴らしい先生です。




さて、京先生の本を読みながら、Sense of English、英語を英語のまま理解する力を授業の中で育てていくにはどうすればいいか、という問いについて、これまで4年間のAll in Englishやオーガニックな語学指導を振り返って考えていました。 例えば僕ら指導者が、教材を見ていく中で、生徒が知らない文法事項に出会った時、中高に勤めていると、どうしてもこんな風に考えてしまわないでしょうか?

「これはうちの生徒たちには難しすぎるね。」とか、「文法事項をどうやって定着させていこうか。」とか。はたまた「基礎ができてないから英語の本を読ませるなんて無理。」など。

子供向けの絵本の中には、容赦なく、関係詞、仮定法、過去完了、分詞構文などがバンバン出てきますし、生徒も、そして先生すらも見たことも聞いたこともないような不思議な語彙がどんどん登場します。


指導者が「仮定法、過去完了、分詞構文などは理解が難しい」という概念から先ず解き放たれないと、sense of English を育む指導はできないんだろうな、と改めて京先生に共感共鳴しました。子供達は大量に絵本や動画、歌や記事などの英語に触れていくうちに、これらの感覚を身につけていきます。僕は1学期に子ども達の様子を見ていて、その姿を嫌という程目の当たりにして驚嘆の連続を経験してきましたので、これは間違ってはいないんだと思っています。


「この単語を生徒は知らない、この文法事項はまだ既出ではない」という発想で英語指導を見ていると、いつまで経っても子供がsense of Englishを育む機会は訪れないですね。


あまりこういう言い方は差し控えたいのですが、センター試験や、私学の問題の中には、「未知語を類推せよ」とか「要約せよ」と言った問題も出てきますし、自由英作文の問題も出題されています。

近年の政府の施策によって、その瑕疵は別として、子供達は否が応にもそういう類の問題が増えて行く環境に直面して行くことが予想されています。


単語の意味を全て覚えておかなければ解けない英語力なのではなく、単語の意味でわからないものがあっても、全体を読みながら類推したり、論理構造を瞬時に見抜く力があればそういう問題に対する特別な対策は必要ないと僕は思っています。


指導者が、すぐに結果を求め、その数字にばかり教育効果の意義を見出すような気持ちを捨て去り、生徒たちが英語の感覚で文章や表現を理解できるプロセスは時間がかかるんだ、と腰を据えていくと、生徒との英語での関わりが無限に広がるんですよね。


それをまだ未体験な多くの英語の先生方にぜひ体験して頂きたいと、毎日毎日祈り願っています。


京先生の本、名著であり、僕のバイブルとなりました。素晴らしい本です。週末はオックスフォード社で多読の実践発表です。 30名近くの先生方にお集まり頂くそうで、とても身が引き締まりますね。良い時間にしたいと思っていますので、まだまだ資料を練り直しているところです。 ではまた😀

2016年7月11日月曜日

いつも教室に笑顔を


先週から1週間は怒涛のような日々で、本当にあっという間に8日間が過ぎていったように感じました。

The Beatlesの曲に"eight days a week”という曲があるんですけれど、気持ちとしては毎日ウキウキしていたので、この曲の中身な気分でした。

先週を振り返ると、、、。
日曜:高校バスケ部の公式戦、県大会ベンチ入り。熱い闘いに胸が震える。
月曜:提出された自分のクラスの子たちのノートに唸る。

火曜:夜のスカイプが盛り上がって楽しかった。
水曜:郁文館夢学園中高の堀切&牧野両先生ともつ鍋。夜はスカイプ。盛り上がって1時間の予定が2時間半も。教育談義も熱かった。

木曜:堀切&牧野先生による授業見学。生徒燃える。この日も盛り上がって授業。先日来られた女子校の先生も木曜日に。ノートを見ている姿を見られる。夜は教育実習生だった阿部くんと合流し、四人でもつ鍋。お二人をお見送りした後、阿部くんと二人でしっぽり飲み。なぜか阿部くんの前で泣く。









金曜:Oxford University Pressに勤める友達の小林くんが来校。子供達の前でOxford Reading Treeシリーズのプレゼンをしていただく。子供達大喜び。













土曜:学校にて仕事。日曜日の多読勉強会の準備など。夜は再びOUPの小林くんと熱い英語教育談義と会食。料理が最高に美味しかった。たまに食べるフレンチもいい。その後、教え子と同僚が結婚したので、二次会へ。ここでも楽しみながら、同僚たちと熱いトークと楽しい時間。

日曜:諸木宏子先生をお招きし、先生のワークショップ開催。素晴らしい1日。その後の懇親会も素敵で、先生をお見送りした後、濃厚な1週間を振り返るべく、博多駅のワインバーで一人静かにワインを飲む。




月曜(今日):ORTシリーズを使ってBook Talkの活動。子供達の生き生きした姿に胸が熱くなる。自分のクラスの子たちと人権同和学習が2コマあり、その授業がとても良い時間となった。疲れたので、毎週の定例であるテニスの3時間は今夜はお休み。

とまあ、めまぐるしくも、ここまで充実していいのか、と思えるほどの8日間でした。得たもの、頂いたもの、教わったことはかけがえのないものとなりました。

今週は児童英語教育に関わる女性の方々と交流する機会が多く、彼女たちとの話の中で心に火が灯りました。

抱いた一つの夢は、「子供やお年寄り、お母さんやサラリーマンの方、どんな年代の人たちも笑顔にできる英語の先生になりたい。」というものでした。

自分が所属する部署は中高で、他の年代の方に英語を教えたり、英語の活動をしたりすることは、自分の勉強会である暁の会以外ではありませんでした。

児童英語教育の女性の話を聞いていて、僕も小学生や幼稚園の子供、保育園に通う小さな子供たちに英語を教えることができる人になりたい、と思うようになりました。また、どんな年代の人たちと一緒にいても、その人たちが笑顔になり、英語で喜びを感じることができる指導ができる指導者になりたい、と思うようになりました。

自分が学校で、生徒たちを前に唱える精神論や、説諭が一切通用しない人たちを相手に英語を教えて、その人たちが笑顔になる、その空間が笑顔で満たされていく、そんな先生に自分はなりたい、そう心に抱くようになったからです。

暁の会でも近い将来、小さな子供たち向けのワークショップを開催するかもしれません。また、お母さんたち、お父さんたち、親子で楽しむ英語のワークショップを将来開催できたらいいな、と思うようになりました。

子供達を笑顔にしたい。また、お年寄りの人にも英語を楽しんでほしい、疲れているお父さんお母さんにも、お勉強ではなく、英語を楽しんで使ってもらって、英語を好きになってほしい、そんな風に考えるようになったんです。

今は淡い夢ですが、いずれそれが現実になる日を夢見て、明日も子供達と共に時間を過ごそうと思っています。

ではまた😊




















2016年7月9日土曜日

宿題考


夏休みの課題とか宿題とかをどうするか、って話になる季節なんだけど、ずっと悩んでる。

量、質、何を、どのように、なぜ、いつまでに?

過去の自分を振り返る。

大量の課題をこなさせれば数字が上がると思い込んでいた。
宿題をさせておけば保護者の目にも「あの先生は鍛えてくれる」と映るし、受けがいい。だから宿題を出そう、そんな安易な気持ちが若い頃の自分にはあったと思う。

月に1冊ノートを仕上げさせるために、単語帳の練習をひたすらさせた15年前。ある男子のノートに、頭からお尻までsnoopyと云う綴りが埋め尽くされて提出されたのを見て、敗北感しか味わえなかった思い出。

9月1日に提出された複数冊の問題集。課題テストで低い点数なのに、問題集はすべて丸で提出され、それに判を押し、閻魔帳にチェックをして、幾ばくかの平常点を加点した無思考の自分。

なんの意味があってあんなことをしてたんだろう、と未だに思う。
どうしてそんな無意味なことを自分は止められなかったんだろう。

教育を熱く語る議論にどれほど首を突っ込んでいても、日常ではそういう無意味で不毛なことが現実に繰り返されている。

何が教育なのか、と思ったりしてしまう。

今の子供には考える力がない、意見を言わない、単語を覚えない、日本語力がない、など、子供の能力が低いという話もよく耳にする。

でも、朝から晩まで椅子に座らせて、ひたすら先生の話を聞かせる授業ばかりを受けさせられて、一体いつ自分の意見を言う機会があるのか、いつ自分の思考を巡らせる暇が訪れるのか、いつ本を読むほどの余裕が与えられるのか。

子供を鍛える、という言葉。それは本当に子供の人間力を上げることになっているんだろうか。

立ち止まって考えたら、疑問に思うことを、無思考、思考停止で日常繰り返しているのは、大人の方ではないか。

博多弁に「そらそうばってん、これはこれたい。」という言葉がある。お前の言うことには一理あるが、これは変えられないのだ、という意味だ。

なんだか、そういう無言の空気の中で、僕ら大人は子供たちに接しているんじゃないか、そんな風に思う。

変わらなければいけないのは、子供の学習姿勢でも態度でもない。大人の方なんじゃないか。

夏休みの課題、どうしよう。もう直ぐ結論を出さないといけない。

もっとも大いなるもの

単語の綴りを一生懸命練習するけれど、何度も、何度も間違える子がいる。 でも、授業中、何度もうなづきながら説明を聞き、話に耳を傾け、大きな声で歌を歌う。フォニックスの発音を、口を縦横いっぱいに開けて発音する。 oshienと単語テストに書いてきた。oc...