※写真と本名掲載は、ご両親の許可を得て、改めて追加し、文章も加筆訂正させて頂きました。
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曽原義太朗くん。僕の右に居る男子です。 スポフェスで3Hが優勝した時の記念撮影写真。 今でも昨日のことのように覚えています。 |
最愛の友であり、仲間である一人の青年が天に召されていった。
今でも信じられないし、悲しいやら、悔しいやら、寂しいやらで、遣る瀬無い気持ちでいる。
彼に言えなかったこと、彼に直接話したかったことを文章にしようと思ったのは、お母様やお父様と彼との思い出を共有したかったこと、そして、彼と同い年の仲間たちと、彼と伴った時間を忘れることなく、彼の魂や思いを各々にインストールして、彼を纏って生きていきたいと仲間同胞全体に願うからだ。
彼にもう会えない、彼はもうこの世にいない、と思いながら、金沢駅から福井県を抜ける列車の車窓で涙が止まらなかった。
以下、彼と僕との関係の中での文章である。人と共感できる部分はないかも知れないが、その時は、これは彼の生きた一つの証と思って、彼を振り返る縁として欲しい。
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義太朗。
義太朗が天に召されたこと、本当に信じられないし、お前のことを思い出すと涙が止まらなくなってしまう。悲しいし、さみしい。
酒を飲もう、飲もう、と約束したっきり、ついに約束を果たせないまま、この世では会えなくなってしまった。
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去年成人式の時、義太朗と撮ったショット。 |
出会って8年しか経っていない。お前が東京から帰ってきてるときは、どうせまた会えるしね、とまた今度ね、と言いながら、食事に行くのを先延ばしにしてしまったことを悔やんでいるよ。
ツイッターにも、東京きてるんですか???とリプをくれたこともあったよね?会っておけば良かった。どうせまた会えるし、というなんの根拠もない思い切りで、いつも帰って来たどんな生徒にもそうしているように、義太朗と会うチャンスを先送りにしていたんだよ。
会える・会えない、という範疇で捉えると、もうお前と俺らは会えないわけでさ。でも、いつか会えるし、と思いながら、生きてると今日みたいな日が来てしまう。
俺はお前にまた会えるから、と根拠のない思い切りで、お前に会わずにいた。
馬鹿か、お前は、と自分を叱り飛ばしたいよ。馬鹿だよ、俺は。
義太朗が俺に将来のことを聞くことがあったよね?
先生から見て、僕はどんな大人になると思いますか、って。
お前は本当に優しい人で、たくさんの人から慕われていたから、人と人をつなぐ仕事をして欲しい、ってお願いしたと思っています。ご両親の前で4者面談をした時のことです。
また、面談の時、お前は俺から叱られたり、貶されるとばかり思っていたでしょう?俺は、みんなと同じく、お前のこと大好きだから、貶すどころか、お前に自分の思いやら願いを、仲間を代表して伝えたの。お前は本当にたくさんの人から愛され、たくさんの人に慕われていました。
みんなも俺も、お前のこと大好きなんだよ。
どうしてなのかはわからない。
でも、それは、お前がお前だからだ、としか言いようがないんだよ。
高校最後の年に担任を持てたことはとても嬉しかった。また、サッカー部で一緒だったことも幸せな思い出でした。高三最後のスポフェスで優勝した時、お前、泣いてたよね?みんなで、カワイイよねー、って笑ったの、覚えてる?
一瞬、一瞬を一生懸命に、まっすぐに生きてたからこそ、あの時、お前は泣いてたんだよね。卒業式のあと、春日公園でテニスをしたことも忘れられない思い出です。
もう会えないと思うと本当にさみしいけれど、俺はみんなと一緒に、お前が生きたかった未来を、お前を纏ってみんなで精一杯生きます。
お前が成し遂げたかったこと、やりたかったこと、
いっぱい話をしたかった。
東京のうまい焼き鳥屋にも連れて行ってやりたかった。
悲しくてたまらないです。
卒業してから、また今度な、なんて言ってごめんな。
もっとちょっとでもいいから、ご飯行くべきでした。
お前の熱い思い、聞かせて欲しかった。
俺は一人暮らしなので、いつでも枕元に立って声かけてください。会えるなら、待ってます。ぜひ出て来て欲しい。
会いたいです。さよならくらい、言わせて欲しい。
叶わぬことだとは思っていますが、今はそんな気持ちでやり切れません。
悲しいけれど、絶対落ち込まない。
お前の果たせなかった時間の為に、
俺らは俺らの精一杯を生きるよ。
お前に出会えて本当に良かった。
教え子が亡くなるのはこれが初めてです。
自分の教え子が亡くなることが、これほどまでに胸が苦しくなることなのか、初めての苦しみを味わっています。
本当に、本当に悲しいです。
お前のこと、絶対に忘れません。
写真、じゅんから貰います。
お母さんにはたまに会いにいきます。
またお前に会いたいよ。
本当に悲しいです。
みんなも同じ気持ちです。